「地域」支援をする上でどうしたらいいのか
総務省が開催する研修に参加させてもらっています。
2泊3日!!@千葉
・研修施設内にレストランがあり、宿泊施設があり、図書館には「自治」「地方」系の資料が色々
・時間限定で、お酒も販売
・23時就寝
(在室確認として、部屋にカギを刺さないと、警備員の方がみに来るそうです)
「外出厳禁」なれど、それもそれで
学びに来たのは143人!講師・補助員が20名くらい
研修スケジュールや、施設の使い方が案内されたのち、
1人20秒で自己紹介
それだけで1時間!!
「◎と◎で有名な◎▼から来ました、◎です」とか、
「◎選手の出身地で、◎がおいしい△から来ました。ぜひ遊びに来てください」とか。
同じ市町村から複数名来てたり、
誰もいない県もあったり。
今回は(?なのか)、東北の方が多い印象でした
まず感想として、
市区町村レベルだと、アピール続くとよくわからなくなる
でも、こういう、
おのおのが楽しそうに自分の地域をPRする感じが大切なんだろうな、
ということ。
仕事内容としては
・観光アピール
・特産品を使った地元活性・PR
・教育委員会に所属
・教育の支援
・農業
・林業
・猟師
・工芸品の技術伝承
・移住コーディ-ネーター
・空き家活用
・地元鉄道の活用促進・PR
・フリーミッション
などなど。。
前職や趣味を生かして、その地域の資源をもとに
イベントを仕掛けたり、SNS発信したり、地域コミュニティ維持に努めたり
今後の就業を視野に、林業・農業・猟師などに関わったり
いろんな人生ですが、100以上聞くと、ある程度グルーピングできるもんだなあ
というのも興味深い
研修内容は面白く、どこかで聞いたような話がいろいろ出ます。
制度の利用の仕方とか、
考え方みたいな内容が多いのだけど、
いくつか具体的なアドバイスをいただいたので、
忘備録も含めここにメモ
根本:
「地域の人が主役」「自治のお手伝い」という視点を忘れないこと
◆初年度すること
⇒行った先が、
数十件なら、全戸挨拶まわりする
多い場合は、キーパーソンを回る
その地域の散歩とかして、地域を知る
出会った人に「何しているんですか」と聞いてみる。
自分を紹介するチラシを作って、PRすると
「こおういうのできる?」と声がかかることも。
田植えとか草刈りを手伝い、清掃には参加して、
とにかく1年目は「地域をしる」「なじむ」こと。
加えて、その土地の歴史とか統計をみること!!
史料を読んだり、自己学習!!
◆山の管理をする際
⇒草刈りとかのレベルなら
地元の林業組合に相談すると、
半日の「草刈り講習」とかしてくれる。
で、午後からボランティアの方と
一緒にやって、1日コースにする
ということもできる。
◆大学生を巻き込む
大学は今、地域と絡むように指導されており
「学生ボランティアセンター」とか、「地域包括ケアセンター」とかある。
そこが窓口になるので、
いってみて
なお、すでに市区町村と大学が提携している場合もあるので、
まずは市区町村の方にきいてみて、担当者がいれば
そちらからつないでもらってみて
◆廃校の活用
助成金出たりするよ
◆「地域運営組織」がある
⇒全国4千組織くらい結成されている。
コミュニティ維持のために頑張る人たちの組織で
国からも補助金もでます。
色々調べてたら、
地域の株式化についての資料発見!
https://www.kantei.go.jp/jp/singi/sousei/meeting/chiisana_kyoten/rmo_yushikisyakaigi/h28-03-01-siryou2.pdf
出資すると、こういうメリットがあるのか
◆新規就農
⇒商工会に相談するといいかも
補助金として5年、年間150万円出ます。
なお、生活費に使うより「あとに残るもの(機械とか)」に使うことをお勧めします
◆レンタル棚田
東日本では、鴨川が有名
東京から「ちょっと農業やりたい」人が順番待ち
期間は2~3年
西日本では能登半島。
ここには、国連大学からも関心がある
棚田は機械が入らない等の大変さもあるが、
保水力があり、土砂崩れを防ぐ効果もある
→JICAなどが、これを東南アジアへ展開するために、学びに来ている
◆年金受給者の多い地域の支援
農作物を売ればいい?
収入が増えると、税金が減ったりする
だから「稼げればみんな幸せ」なのか、違うのか
確認したうえでの企画提案が必要
◆竹藪の活用
⇒去年は、竹藪の活用をテーマにする人が多かった
すごい生命力。竹の子から、わずか半年で22mの竹になる。
なお、竹はガラス繊維があって、燃料にしようとしても普通ではだめ
でも最近、対応できる炉とかできていて。
燃料としての活用も広がりそう
最近のニュースで
2mくらいになった竹から「しなちく」をつくる
結構高く売れる
ほか「竹灯籠」も人気。子供TGTにするといいよ
竹は炭素が多いので、肥料にもなる。
そのまま土かぶせて半年置いておくと、、いい土になる
竹炭創る場合、
煙突に穴開けておくと、竹酢液がとれる
無農薬農法とかしている人に人気
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◆自身の仕事確保
⇒期限のある仕事
目の前のことに没頭していると、3年後に、家もない、仕事もない
ということになることが多い
ある人は、
移住サポーターとして臨時公務員としての定額収入を得ながら、
自宅をゲストハウスにして、
地域活性コンサルとしてたまに仕事もらったりで
卒業後も、4年、その地域で何とかやっている
とのことだった。
かなり綱渡りの生活で、笑って話しているけど、
ここはもっと考えるべきだった、とのことだった。
なお、初年度研修なのであまり触れてないけど、
起業する、とか
生業をつくる、とか
そこについてはまた次回
なお、地域に受け入れられるものを起業しないと続かないから、
地域を知ること大切
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最初は、ルールだらけの研修に
少しめんどくさく感じていたのですが、
制度の背景とか、堅い話から
制度経験者の経験談とか
これだけいろんな地域の人と会って、
ワークショップを通じて
朝8時から22時くらいまでずっとしゃべって
とても面白かったです。
今回、比較的スムーズに進んだらしく
けんかもなく、さぼりもなく、
席にいるだけという無関心者もなく
ほぼほぼ発言に加わり、前向きで、案を出し合い
なんとか合意経営に至る過程を踏んだらしい
準備された皆さん、講師・アドバイザーのみなさん、
参加したメンバー
そして、参加するよう教えてくれた方
色々とありがとうございました
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