今、一番気になる運動器の不調は、右膝の違和感である。
バランストレーニングやピストルスクワットでヘマをしたのが原因だと思うが、まあ疼痛、というよりも違和感程度になってきたのだから回復傾向ではあるのだろう。
具体的な対処法を訊かれると、ちょっと答え辛いのだが、原則は「痛くないように動く」ことだ。
まず、私は痛みを大きく二種類に分けている。
ひとつは「今は故障中・修理中だから動かさない方が良い」ということを知らせる痛み。
もうひとつは「その動き方は良くないから別の動きをした方が良い」ということを知らせる痛みである。
感覚的には、心身と向き合いつつ運動する習慣がある人ほどこれらの痛みの区別が上手だと思う。
だからまずは動かして欲しいのである。
だがこのことを分かってもらうのは大変だ。
運動しないのは「時間が無いから」「やり方が分からないから」というのは常套句だ。
「こんな運動はどうか」という提案に、「あなたはまだ若いから」と返されるのもお約束だ。
前回の記事で書いたが、私ももう54歳なのだ。
それでも80代、90代の方々にとっては「私らより若い」ということになるらしいが、それをいうなら80や90など100歳より若いではないか。
そもそも若いということを過大評価してはいけない。
私は元々激しいトレーニングをする方ではないが、それでも高校生の頃から膝や腰が痛くて困っていたのだ。
そして今でも痛みを我慢したり、嫌々付き合うつもりはない。
そうだなあ。
とにかく、運動を修業や義務にしないで欲しい。
運動は遊びなのだ。
娯楽、とはちょっと違って。
今、右膝に違和感があることは不愉快だが、それは何よりも「巧く動けていない」証拠だからだ。
その上で、その違和感は「巧く動くための手掛かり」として重宝している。
もっとも、その価値は痛みや違和感の消去によって発生するわけだから、ちょっと不憫だな、とも思う。
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