私は毎朝、仕事のウォームアップを兼ねて十数分ほど電子ピアノを弾いている。
腕前は宴会芸程度だが。
チーコさんもスマホを頼りに弾いたりするが、ここ数年は遠ざかっていて、それが年明けに気分が乗ったらしく弾く気になったと思ったら「ピアノを新調しよう」と言い出したのだ。
いや、当然といえば当然である。
何しろ我が家のピアノは冷蔵庫ほどではないが、かなりの年代物で、ほとんど音が出なかったのだ。
↑鍵盤もこの通りガタガタだし。
そんなピアノでも、毎日同じ曲しか弾かない私には、ちゃんと脳内で音が聞こえていたのだが、チーコさんにはそうはいかない。
というわけで、十何年かぶりにピアノを新調することになった。
しかもチーコさんがほぼ出資するというのだから、さすがは社会人7年目である。
で、新しいRolandのピアノが部屋に鎮座してから一週間。
改めて「音の鳴る」ピアノを弾いてみると、いやあちょっと感動である。
別に私が巧くなったわけではないのだが。
そんな私のポンコツ演奏に、音の出ない身で延々と付き合ってくれた古いCASIOのピアノのことを思うと、ちょっと寂しい気もするのである。
合掌。
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