葉織る。

言葉の中にそれを紡ぎ織った人が見えても、それは虚像かもしれない。

そういえば高1のアユ君もある意味ゼロワンか?

2019-09-01 15:42:08 | 雑感
 高校野球の影響で少々変則的なオンエアになった「仮面ライダージオウ」だが、とにかく無事にアユ君と最終回を観た。

 登場人物の大多数が記憶を無くして全てをリセット、というのはビルドも近い感じだったが、やはりこのパターンの傑作は龍騎だと思う。

 そういえば、たしかウイザードからだったと思うのだが、最終回で次のライダーがちょっぴりゲスト出演という演出がお約束になっていて、それがジオウにはなかった(映画ではやったようだが未見)。
 これはやはり、令和初のライダーということで、キッパリと仕切り直すためだろう。

 で、アユ君に「ゼロワンも観てみるか?」と訊いたら、いかにも父親に対する男子高校生らしく面倒くさそうに「観るか」と答えたので、ライダーの視聴は継続と相成り、本日はめでたくゼロワンの第1話を観たのだった。

 いや正直にいうと、ゼロワンの容姿が公開された時、「これはカッコいい」と期待してしまったので、アユ君にその気がなくても私はちょっと観てみようかと思っていたのだ。

 何がカッコいいって、そのシンプルさと、そして何よりもあの顔である。
 仮面ライダーの顔、というか頭部は、昭和の仮面ライダー1号からずっと「仮面」というより「ヘルメット」という感じだった。
 それは仮面ライダーのデザインが、その原型であるスカルマン(髑髏!)から派生したものだからだろうし、ライダーにヘルメットは当然の組み合わせであるから、流れとしては自然である。

 それがゼロワンは、その配色も相まって本当に仮面っぽいのだ。
 またデザインがシンプルゆえに動きやすそうで、心なしかアクションのキレも良い。
 …まあこれはスーツアクターさんが若返ったということもあるだろうか?

 ゼロワンの動きを見た後でジオウの動きを思い出すと、気のせいか10代の青年が変身しているにしては少々動きが重いかな、という気もしてくる。
 いや、一連のジオウのスーツ(基本形態を除く)では動きが重くなるのも致し方ないか。

 それならそれで、是非ゼロワンのデザインは、このシンプルさを貫いて欲しい。それほどゼロワンのアクションは爽快だった。

 特にライジングインパクト!
 これまでにも、555のクリムゾンスマッシュやブレイドのライトニングソニック(この二つは私にとってライダーのカッコいい必殺技のツートップ)などは、敵をロックオンすることで「何故飛び蹴りが当たるまで怪人が突っ立って待ってるのか」という疑問を回避していたが、ライジングインパクトは怪人を打ち上げ→追ってジャンプして打ちおろし→落下中の怪人に高速落下してキックという、決め技が飛び蹴りであることに必然性を感じさせるコンボに仕上がっていた。
 これからもずっと同じコンボを使うかどうかは分からないが、この説得力とか、ライジングホッパーのファイティングポーズが飛蝗だけど蟷螂拳っぽいとかの遊び心はこれからも大事にして欲しいと思う。

 ちなみにアユ君にジオウまでのスーツアクターさんが50歳だと言ったら、不敵な笑いを浮かべていた。
 何しろ私も今月末には52歳だし。
 ゼロワンといえばキカイダーの世代だからねえ。
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