我が家は起床時間はバラバラだが、朝食は概ね四人全員が揃う。
今朝は7時半頃から食べていたのだが、その時テレビに映っていた「がっちりマンデー」という番組で、「宝石キャッチャー」というゲームの特集をやっていた。
なんでもリサイクル品で千円未満の宝石を景品にしたクレーンゲームに、とても人気があるそうだ。
その特集を見ながら、リアリストのカミさんは「今は宝石が売れなくなってきてるからねえ」と辛口のコメントをしていた。
私は私で、そもそも宝石の価値って何だろう?と考えていた。
少なくとも21世紀の現代では、「キラキラ光る美しいもの」なんて、宝石でなくても色々あるではないか?
…というのは正に宝石の価値を「分かってない」からだが、実際、宝石の価値が分かる人なんてごく少数だろう。
でもスピリチュアル関係でなら、アクセサリーというより実用品として使う感覚だろうか。
で、ふと思いついて言葉が出た。
私「あと、宝石の使い道といえば、魔物と戦う装備とか」
チーコさん「それはちょっと(さすがに引く)」
私「(例えば職場の同僚が)週末に戦いにいくから、石化防止の宝石を買っとかないと週明けに出勤できなくなる、とか言ったら?」
チーコさん「どう返したらいいのか分からん」
私「『この薬でもいけますよ』とか言っといたらええやん」
この時チーコさんは、私ではなくテレビの方を向いていたのだが、その背中には当然?困惑の薄笑いが貼りついていたのだった。
んー。
チーコさんも、ファンタジーに対して、少なくとも表向きはこういう反応をするようになったか。
でも人間って、思った以上にリアルとファンタジーの間を揺蕩うものだからねえ。
私も心の底の方には結構オカルトな部分があるし。
ちなみに理系の純度が高いアユ君はそんな会話を聞きながら、あくまでも自身は食事に専念しつつ「アホな親子やなあ」というオーラを滲ませていたのだった。
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