大きなピアノ生徒(大学生)。
このピアノ生徒は、幼児の頃から私に習っている生徒です。
ピアノの練習は嫌い。
発表会で弾く曲も
私が用意した曲はすべて断られ・・・
自分の好きな曲を弾いていました。
音楽が好きな彼女。
自分で選ぶ曲は
なかなか、センスのあるものでした。
彼女の得意なものを探し
聴音に力を入れた時期もありました。
小さなころから
ピアノの音をよく聴く子供で
1音ずつとても丁寧に弾く事が出来ました。
あるとき
突然モーツアルトのソナタが弾きたいと
かなり大きくなってから言ってきました。
チャンス!! そう、思いました。
彼女が弾きたい理由は、
指を早く動かしたいからです。
今まで
練習嫌いでしたから
必死にテクニックを学び、練習をして
手の正しい形、よく言われる脱力、その他たくさん・・・
彼女の弾きたい曲だから・・・今だとばかり
たくさん伝授いたしました。
生徒にはお姉ちゃんがいて
お姉ちゃんは、素直に練習をよくする子供でした。
今は、ピアノでジャズの世界を楽しく過ごして活躍中。
お姉ちゃんがいた頃は
お姉ちゃんが、お教室の中で上手な生徒さん。と保護者の方からそう、言われていたのに
今では、妹である練習嫌いだった生徒が
あの、上手な生徒さん。と言われているのです。
先生にピアノを習って本当によかった。と
嬉しいひと言を言ってくれたことがありました。
今、難しいけれど楽しい曲を練習中。
お休みが続いて
久しぶりのレッスンでは
ずっと、まってたんだよ~
はやく、ここまでやりたい!
先生、指番号考えて~
指番号などない楽譜に
困っていた様子。
彼女の手の大きさの事も考えながら演奏し易い指番号を考えました。
生徒は指番号を考えられないわけではないけれど・・・
適当に、その場しのぎの指番号にしてしまうので・・・私が考えております。
~ずっと、まってた。~
そんな事を言われて
いろいろな事がありますが・・・
まだまだピアノを教えていく事を頑張りたいと思うのでした。