表題だけ見るとすごく脈絡がありませんね。
自分でもそう思います。
「ピースメイカー」(芙蓉書房出版、2007年)
原田熊雄日記(岩波書店)と重ねて読むと東アジアの戦間期安全保障環境を、欧州の視点からどのように認識していたのか良くわかる。
昔、暇に任せて、山川の「各国現代史」シリーズを読んだ身としては、中欧各国のエピソードはカーゾン線だけでなくかなり、実務的に大変なことだけは実感できます。
「自衛権の現代的展開」
(東信堂、2007年)既にいくつかの筋には、球を投げてしまったので、精確さについてここでは、言及はしない。
論理展開として自衛権で立論するものに無理がある事案がある場合にどう立論するのかという点について研究範囲とする点には相当無理があった。安藤記念論文集(東信堂、2006年)と「国際法の100年」(三省堂、2001年)がベースになっていることは実りですが。
「法理学概説」(ゆういかく、2007年)でケルゼン、尾吹善人「法と国家の一般理論」(木鐸社)に言及がなかった理由も聞いてみたいところであるが、前述の書に倣えば、自衛権なんて一言も利用していないということには当然着目している筈でしょうと思いますが...。
「法科大学院雑記帳」(日本加除出版、2007年)
雑誌「戸籍時報」~その筋の人に好評の連載がついに書籍化されました。手控えを自分で作って人に示す。職場で実践できると...こんなに苦労してませんか。
「聞き書き放送史の証言 Ⅳ」 (放文社書店、2007年)
米軍の軍政下で、民間放送の成立が先行したOHK(沖縄放送協会)成立前史の姿が良くわかる。某社の沖縄放送協会史を「正史」とすれば、「裏面史」といった趣を感じる。このシリーズ自体は出版先をさまよっているという問題性が残っている。