昭和15年の宮澤俊義教授の状況は、最近出た丸山真男関係の書籍でよくわかるが、考証が必要なところ。「丸山真男戦中備忘録」(日本図書センター)も解説者(石田雄 名誉教授)の解説の評価の低さ、本文の判読しづらいという弱点はあれ、役には立つところ。もう少し読み解いてくれる地域研究者がいると面白いのではないか。
同書の解説者の http://www.amazon.co.jp/gp/product/4000221566/sr=1-1/qid=1163043143/ref=sr_1_1/503-0708451-4895917?ie=UTF8&s=books
は、淡々として面白かった。
法学教室の巻頭言をはじめ、「M教授の狡さ」評価の論稿の続くI教授は、現代に引き戻すと、「どこのだれに例えられるのか」は、いずれ数年後にはっきりするだろう。