なまえ香のルンルン詩ことば

名前の響きから香を創るオーダーメイドなまえ香
大和言葉の響きをポイントに綴ることば。清々しい香が伝わりますように☆

霜降そうこう二十四節気のことば 1

2021-10-24 09:34:50 | 私のなまえ香~調香師の詩~

そうこう(霜降)

 

10月23日から時節

二十四節気のひとつ

そうこう

 

しとやかにゆかしくも、とどまりゆく言葉

 

霜が降りて、また楓はじめ葉が紅葉へ

日本が晩秋と染まりはじめます。

朝晩の冷え込みが厳しくなり冬支度の合図

寒くなれば、なるほど紅葉が美しくなるとのこと。

 

さらに空気が冷えて澄み

冬空は、きらきら・・星が輝きをまして

文様のように表現してくださいます。

 

 

そうこう(Soukou)

言葉の表情からみてみました

 

淑やかなる高級な響き、そして上品な音色は全体的信頼を捉え、

暖かな表情が包みこまれています。

 

動きがとまる虫たちの音色もしっかりと動きなくとらえています。

 

そうこうたる音(ね)と時(じ)。

 

 

大和言葉ならではの奥ゆきある風情に乗って

淑やかな香りが、きこえてきます。

 

【写真は、なまえ香袋季節限定  新調しました】

 

 

かぐや姫の香


秋。虫が奏でる響き

2021-10-11 20:44:33 | 私のなまえ香~調香師の詩~

 

「虫」は、

秋、草むらで鳴く虫のみのことをさします。

 

コロコロ~♪♪と、蟋蟀は別名ちちろ。

りーんりん♪♪と、鈴虫が

ルルル~♪♪と、松虫も

秋の虫の音楽会。♪

 

虫の音色は、風情が相応しい。

場所や時、そして数によって、

さらにそのときの心情によって感じ方も違います。

 

そしてこの虫の音

日本人だからこそ、心地よいゆらぎとして聴くことができるそうです。

虫の音は、1/fゆらぎともいわれていて、波の音などと同じ癒し効果とのこと。

 

日常の傍にある虫が助けてくれている、

月も心地よく聴いているように煌々と。

 

 

草むらに存在する虫、

夜更けも、土の循環など役目もしながら

今宵も美しく情景を引き立てくださいますこと

 

秋の夜のやわらかな匂いと共に。

 

 

 

 

 

 

お誕生日プレゼントに

あなたの名前から香を仕立てるオーダーメイド

なまえ香

 


ゆふうら・・・

2021-10-04 20:49:17 | 私のなまえ香~調香師の詩~

 

夕づく(ゆふづく)

夕方になっていく・・・

 

雨はたと止んで、眼下はては神社の辺りを

いつもより大きく照らし放ちながら、太陽が沈んでゆかれました。

夕日

 

ゆふうら

夕方、道端にたって、人の言葉を聞いて吉凶みることを

指すそうです。

 

ことばの響きから捉えてみると、

流れるように、ゆるやかに動きゆくリズム

永久たる音色が、優しくも唱えているようです。

 

ゆふうら、

漢字は夕占で

ゆふうらは(yuhuura)は日本の祖語で大和言葉。

ゆふけとも読むそうです。

 

古代は、易になるのでしょうか。

卓越した鋭い五感と動物的感覚

神聖な情景や、

麗しい匂いを背に

言葉が道しるべとなっていたかと感じます。

 

沈みゆく陽を、包みこむように

柔らかな水面が心地よく

夕の匂いに嗅覚を研ぎ澄まさせていただきました。

 

 

 

 

なまえ香、初めて香袋を新調しました。

飛翔、羽ばたく鳥を背に載せて。

あなたの香しさと共に。

ひと折りふた折り・・

 

 

 

 

 

 

大切な人へのお誕生日プレゼント

名前の表情から捉え、香を調合するオーダーメイド

なまえ香

 

 


月のことば (月光)

2021-09-26 21:00:55 | 私のなまえ香~調香師の詩~

 

円やかな、姿かたちに纏われて。

げっこう

(月光)

 

 

安定感と落ち着いた柔らかな貫禄をも感じることば。

 

異次元の世界観と存在感

時間と距離の尊さと儚さが伝わってきそうです。

 

 

神秘の音と、おとぎはなしが流れてくるような

奏でたるメルヘンの世界・・

ことばの表情から情緒として捉えています。

 

 

はて、月は秋ならではのことばと。

 

日本三大風景のひとつで、

ツキヨミノミコト月の神のように

神々しく日本と縁深い存在と。

 

 

水面に映る月

月影

煌々なる月が照らす道

弧を描く月のとなり輝くひとつ星・・・

さまざまな情景を照らして、しずかに存在を放っています。

 

 

何千年前から月光変わらず、お役目はたし

 

古代も今も、未来も

明るくも美しくあることと

 

香り無き香しさがします。

 

 

▽なまえ香袋「菊」と「季節限定秋」の背面です♪

 

 

https://namaekou.jp/shop

 


月のことば。

2021-09-21 21:52:21 | 私のなまえ香~調香師の詩~

 

月の清さは、秋きわまれり

月といえば秋で、秋は月

 

月の満ち欠けをたよりに、生活がいとなわれていた太古

とても大切な照明となっていた、お月さま。

 

月が照明がわりとは、とても神秘的。

自然と一緒に暮らしているような

澄んだ匂いとていねいな音がきこえてきそうです♪

 

そして1年中でいちばん澄んで美しい月は

「中秋の名月」

月光だけでなく、秋草や虫がすだく情景、風そして匂いや音

影・・

奏でての月光であることを伝えているかと思います。

中秋の名月が、かかる夜の名

今宵は月がでていましたら、「十五夜」や「良夜」。

 

折角の名月が、雲に隠れてしまい見えない月を

「無月」

どこか空は明るいところがありそうですが、

こちらの空では月みえず。

 

そして、今宵、雨のためにみえない

悲しき月の名「雨月」や「月の雨」があります。

 

 

とおい昔むかしのわたしたち祖先は、

月に都があって

月の光は、人のこころを怪しいほうへと誘ふものと

「月をみてはなりませぬ~」と、いわれていたそうです。

 

雪月花、日本三大風景のひとつ

月の時間とことばのおはなし。

 

 

 

【写真:なまえ香「通常」香袋も飛翔をのせて、新調しました】

 

 

 


菊のことば その2 響きと香 ・・・

2021-09-18 13:00:32 | 私のなまえ香~調香師の詩~

 

菊のことば  

(続き・・・)

 

菊の文様は、日常にそっと。

邪気を守るとされていて

また、立身出世、技芸上達 

 

 

疫病退散もといわれ

9月9日の重陽の日はもちろん、

菊の香をたしなみました。

よき匂い。

 

 

16の菊紋は、四方八方に光を放ち

美しく心地よく流れよい方へといわれております。

 

 

「きく」菊

言葉の表情(響きや音リズム)から捉えてみました。

 

 

明白なリズムを捉え、軽やかに若々しく

表情からは、滋力をあらわすように。

そして、庶民的な響きが親しみへと引き寄せ捉えたことばの表情です。

 

 

古代祖先たちの根付いていた

風習の物語がみえてきそうな音色。

秋から冬への風情の響きとしっかりと。

 

平安はては古代にも、愛されていたとされる花は、

今もなお、育まれていて

古さを感じないそんな明白な音をもつ

「きく」

 

改めて大和言葉(日本語)の秘めた美を感じました。

 

 

「菊」の別名

 「隠君子」「千代見草」「菊日和」・・

それぞれにある情景、繊細に香しさがきこえてきます。

 

10日以降の菊の名は、

「十日の菊」「残菊」とも。

 

 今日、歩き途中に野菊をみました。

 

 時空間たのしき言葉に秘められた情緒を。

 

 

台風となっております、どうか お気をつけくださいませ。

 

 

 

 

あなたの名前で香を創るオーダーメイド

なまえ香

https://namaekou.jp

 

 

マルシェル(Marchel) | なまえ香さんの商品一覧

 

 

 

 

 

 


菊のことば その1

2021-09-16 19:33:22 | 私のなまえ香~調香師の詩~

 

菊(きく)のことば

 

春の桜と並び称される

菊の花は、秋の花

 

 

お墓や仏間の花のイメージが強いかと思います。

供えることで、祖先と繋げてくれる大切で美しき匂いを放つ花

 

菊は、延命長寿といわれていて、滋力にもなるそうです。

私たち祖先は、菊の節句に、菊湯や菊枕で神秘願いをこめておりました。

 

 

菊(きく)

華やかでもなく、カラフルでもなく・・

どちらかというと地味な印象もありますが、

繊細な花びらと曲線、主張しない上品さと、

和らぎのある感じ。

 

 

邪気から守り

凛と一目おきたくなるも美しい花。

にほんのおはな。

 

 

 

 

なまえ香 「菊」新調しました

すでにオーダーの方は、

新しい菊香袋がお手元に

 

 

 

 

お誕生日プレゼントに

なまえ香

 

 

 


プレゼント・贈答品ランキング

 

 

 

 

OGPイメージ

マルシェル(Marchel) | なまえ香さんの商品一覧

マルシェル(Marchel) | なまえ香さんの商品一覧 | なまえ香創り手ブログ(続編)商品お知らせ&日本のことばのリズムと匂いや香を中心...

 

 

 


重陽の節供と菊のことば

2021-09-09 22:00:37 | 私のなまえ香~調香師の詩~

 

9月9日

重陽(ちょうよう)の節供の日

 

 

長寿を願う日と共に、

秋の収穫を祝う日。

 

実り収穫のときとなりました。

 

 

そして、菊の花が主役ともなる日になります。

 

菊をうかべて、菊湯や菊酒を飲むことで

不老長寿と延命長寿の滋力を願います。

 

 

とおい昔の祖先たちから、

かかさぬ事として大切にしてきたこと。

 

 

菊は、

華やかでもなく、カラフルでもない・・

どちらかというと地味な印象もありますが、

繊細な花びらと曲線、

主張しない上品で和らぎのある感じ

邪気の役目をもはたしてくださる、

凛々しくも美しい花。

 

 

国花の菊は、文様にも存在してきました。

16の菊紋は、四方八方に光を放ち

美しく心地よく流れよい方へといわれています。

 

さて、9の数字 

 9は強く、陽数でもあり、凛々しい。9は繁栄へ。

 

 

季節秋の花でもある「菊」は、

別名 「隠君子」「千代見草」

奥ゆきのある、上品な香がしてきそうです。

 

 

9月10日以降に、

菊をみかけましたら、「十日の菊」「残菊」と

言葉を使ってみてくださいませ。

 

 

時空間たのしき言葉に

秘められた情緒を。

 

 

 

重陽の日

 

 

体調ご自愛くださいますように。

 

 

【写真は、なまえ香「菊」香袋】

 
 
 
【背になります、三日月を描き月光の菊を】
 
 
 

大和言葉ならではの響きとリズムを香で表現

あなたの名前の表情から香を仕立てるオーダーメイド

なまえ香

https://namaekou.jp/

 

 

 

ちちろ・・・

2021-09-06 07:30:42 | 私のなまえ香~調香師の詩~

ちちろ

 

ちちろは、

蟋蟀の別名

秋の虫。

 

物悲しくも、優しさの余韻を放つ

秋の舞台にかかせぬ大切な音色です。

 

 

清かな月と奏であうように

美しくも儚くも、ちちろたる存在感

月光が包みこみながら

 

今、ここに

静かに見守ってくださっています。

 

古来より日本人は、

虫の音に、もの悲しさ、美を感じ

情緒と神秘的な美しい感性をもっているとのことです。

 

 

 

そして、秋の虫の名前の音に

詩歌や俳句に連なる響きあいが心地よく

詠みたくなるほどの情緒美が捉えられているようです。

 

 

 

何千年と世紀を超えた今も、

 

 

 

虫の音色と匂い、

秋の風情が存在している神秘さ

 

この先、より自然を大切にし

ちちろも、本来の美しい音を奏でられるように

古代美しき景となっていきますように。

 

 

 

【写真は、なまえ香 通常    新調しました】

 

あなたの名前から香を創るオーダーメイド

お誕生日プレゼント、贈り物として

なまえ香

 

マルシェル(Marchel) | なまえ香さんの商品一覧

 

 


しんりょう・・・

2021-08-29 07:20:45 | 私のなまえ香~調香師の詩~

 

しんりょう

「新涼」

 

別名、 初涼   涼新た

時は今、

初秋ならではの涼しさの言葉。

 

しんりょう~

風や虫と共に、ゆかしくも、

さやかな夜風へと流れるような感じがします。

 

夏から秋へ

ちなみに「涼し」は、暑さに対することばで、夏の言葉。

 

 

ことばの響き表情からもみてみました

 

「しんりょう」は

清らかに流れるような動く表情と、

清潔感が放たれ、天高く秋の音が澄みきるような音。

 

「すずし」は、

優しく包みこむ陰なる表情によって

包みこまれる音、まるで涼に相応しい避暑ならではの

景が観えてくるようです。そして刹那のような音も。

 

 

それぞれ、言葉一つずつに繊細さがあって

それぞれの香しさも伝ってくるようです。

 

 

季節の変わり目、ご自愛くださいますように

 

 

 

 

【写真は、なまえ香袋季節限定「秋」】

デザインが新しくなりました。

 

お誕生日プレゼントに

あなたの名前で香を創るオーダーメイド

なまえ香