なまえ香のルンルン詩ことば

名前の響きから香を創るオーダーメイドなまえ香
大和言葉の響きをポイントに綴ることば。清々しい香が伝わりますように☆

冬至のことば、柚子の実を浮かべて

2021-12-22 11:10:12 | 私のなまえ香~調香師の詩~

 

 

冬至(とうじ)

12月22日からの
二十四節気の言葉

 

太陽低く昼が短くなって、夜長はじまり。

 

冬至の日、お風呂や銭湯で、

「柚子の実をお風呂に浮かべて」入浴、


ぽかぽか浮かぶこの柚子湯に入ることで、無病息災へとつながります。

 

大切なポイントは

柚子の実そのままをお風呂に浮かべる

このことを、冬至湯    柚子湯

 

湯に浮かぶ柚子の実から香りが、

お湯と、からみあう円やかな柚子の実の匂い

すこしずつ湯気も柚子の香りあふれて

身体の中から温めてくださり巡りよくなるような。

無病息災

 

 

太古この日を、年の始点としていたそうです。

太陽と時間の流れと共にした

神秘的な慣習は、長夜に相応しい

 

 

「冬至」(とうじ)
ことばの響きからも、みてみました。

動きが止まって、そして始まりのようなゼロポイント0を捉え、

まるで、夜長へ変化する状態を異質さと鋭い表情となって捉えられています。


秋の柚子の実を、湯に浮かべて~

大切な人たちの無病息災の音色も人肌ぬくもりある情緒ある響き。

 

四季移ろいと、自然の流れが交差する
優雅で、心身満ち足情景を画くように
麗しく、和やかに響きわたる音がします。

 

 

 

柚子の実は、秋の言葉
柚子湯、柚子風呂は、冬の言葉

 

1つずつ必要無駄なことは、丁寧なことで
奥ゆきがあって、実は合理的で効率的のようです。

 

何気ないものこと大切にしていきたい

 

冬日ゆるやかな、ぬくもりある香りがきこえてきます。

 

 

 

【写真は、柚子を育てているお世話になっている方からいただいたもの】

 

いい香り。

 

 

 

 

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ちひろ 花の画集


寒菊のいい匂い

2021-12-19 13:10:26 | 私のなまえ香~調香師の詩~

 

菊は秋が主役ですが、

寒菊、別の名 冬菊も、

香り匂いが上品で明るく放っていい。

 

師走の慣習や余情をそっと引き立て

冬へと実感着地させてくれるような存在。

 

花ひらの色目と、微かに伝わるいそいそした冬の躍動と

淑やかな香り、そしてちらほらと優雅な匂いが

輪唱のように匂う感じがいい。

 

重ねの色目にも登場する菊

真っ白な雪にとっても、冬菊は相応しく

静かに放つ匂いが和やかな空間へと誘ってくださいます。

菊は、仏間やお墓のイメージが強い。

太古そして平安では、霜に濡れ菊の花の香しさで生活に

また菊と酒で楽しむ

生活の中にとりいれていたそうです。

 

ふゆぎくは、上品な響きあることば

かんぎくは、躍動する音に優雅な響きが添えられたことば

どちらもぬくもりとまろみたる余韻があります。

 

 

大切な人の香しさ

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冬(ふゆ)のことばと香しさ&お礼

2021-12-12 22:53:49 | 私のなまえ香~調香師の詩~


冬の言葉に秘められた響き

冬(ふゆ)のことば。

 

温もりある師走の日々、なだからな心地に嬉しさを感じつつも、

雪も寒もないことに、天地自然の不安をも感じます。

 

この感覚、

東洋、特に日本人ならではの強い感性とのこと。

 

神聖ある地であるからでしょうか

寺院を好み、神社を巡り、神秘をよりどころとする文化。

 

古代わたしたちのルーティーンは

太陽暦と共に、自然と時空間を進めてきたそうです。

 

 

 

天地自然を壊したり汚すことを良しとしない美的感覚

無意識にそなわっているのでしょうか。

 

 

ふゆ(冬)Fuju

冬(ふゆ)は、水であり、北風であり北。

さらには、寒となる。

 

冬の景色は、

どこか儚くもぬくもりがほどこされたような装いがします。

 

 

「ふゆ」ことばの響きからもみてみました。

2拍4音の偶数をもち、5の強さに

ぬくもりやあたたかみのある余韻がきこえてきます。

これは、juの裏側にある余情や温もりも相まって捉えています。

「ふゆ」重たい母音が連なっていることで、

閉塞感や寂しさが響きわたり

和らぎとぬくもりある音が冬景色を引き立てています。

 

冬にあることば

「冬の空」「冬天」は、晴れた日の冬空は、

青く澄みきって美しい♪と唱えている言葉

そして、冬の太陽を「冬の日」といい冬日向(ふゆひなた)は、

日差しも弱い冬の中でも、その冬日の暖かい所の言葉


それぞれにある、それぞれの言葉といいますか、

存在していて、名があるのです。

 

そこにある、美しき冬の香りがします。

 

 



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小雪(しょうせつ)二十四節気

2021-11-24 11:01:13 | 私のなまえ香~調香師の詩~


小雪

二十四節気

11月22日からはじまり。

ぐっと寒くなりました。

 

しずやかに木の葉が落ち、冷え込み厳しくなり

初雪が舞い始めます。

 

雨から雪へ

雨は浄化で動きがなくなるとされていて、

雪は浄化と同時に行動が生じるとのこと。

 

そう、

雪は森を潤して山を誘い、草花に笑みを川にゆらぎを。

そして大地の生命を担い、冬ならではの循環と支度をしてくださいます。

 

事始めのように。

 

しょうせつ

ことばの表情からも捉えてみました。

 

様々な情緒を受け入れるほどの凛とした表情

そして清らかな響きを奏でながら動き、洗練した姿見を。

みな平等に表現してくださいます。

 

初雪ならではの優雅な装いと、

どこか安らな心地が、神秘異次元空間へ

浄化たる音色が聴こえるように、捉えています。

 

ためらう情緒

降るか降らぬか

すぐ止み消えゆく動きをもみてとれます。

 

小雪、しとやかに

心放たれるような香しさがします。

 

 

 

寒さ深まります、体調ご自愛くださいませ

 

 

 

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ゆらりのことば

2021-11-19 10:24:51 | 私のなまえ香~調香師の詩~

 

ゆらりと

軽やかに身体を動かす様子のことば

その他に ひらりと、ふわりとがあって

それぞれの動かす様子

 

ゆらゆらゆらり~

ひらりひらひら♪

ふわふわふわり。

 

リズムと音にゆだねて、軽やかに心を躍らせ 解き放たれるような言葉。

 

 

ゆらり、ひらり、ふわり

言葉の表情からもみてみました。

 

どれも3音ですが、拍の数が違うためリズムの違いが捉えられています。

全て、さっぱりとした音と軽やかな余韻をもち、

動かす様子ももっています。

 

そして、それぞれ繊細なる特徴も

ふわりは、和やかに親しみやすく身近に感じるほっとする軽やかな音色

ひらりは、若々しくて躍動をもった動き

ゆらりは、安らぎと純粋さによって奥ゆかしい感じ

 

言葉それぞれもつ特徴が、繊細でみえない雰囲気や音、間や響きとなって

伝えてくださいます。

 

甘やかにある軽やかで涼やかな香しさ

清らかの中の深みのある渋い香り、時々放たれる余韻、

そして淑やかな香りが、すっきりさを引き立てたり

 

 

情緒が心潤し、自然が整えてくれて

素敵な匂いと香りを運び、そして言葉の美で整うような

軽やかに心躍らせる時間を。

 

【写真は、なまえ香贈り物用おつつみ

ふわりきらりさらり凛】

 

 

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小春日和(こはるびより)ことば

2021-11-16 20:45:17 | 私のなまえ香~調香師の詩~


小春奏でる、

小春日和

(こはるびより)

 

ぬくもりのあるやさしい感じ

春のように、あたたかな

立冬を過ぎて暖かい晴れた日の名

小春日和

 

冷たい冬風がひと休みの間のうちに

暖かな日差しの奥ゆき

小春日和ならではの

上品な香りが流れてきます。

 

 

時は、小春(こはる)の、空間は小春日和。

 

ゆうゆうと、ほのぼのとした流れ

秘めた動きと鋭さから冬支度の音がします。

 

 

 

 

 

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立冬~二十四節気の言葉と香しさ

2021-11-12 20:59:28 | 私のなまえ香~調香師の詩~

 

りっとう

(立冬)

 

おそばせながらも、

11月7日頃より、立冬。

 

 

ゆるやかに日差しも弱まり、日暮れも早くなりました。

 

朝夕、ひやっと頬に冷たい風

手足も、冷たさを感じ始めるころとなります。

 

 

冬の気、冬は、陰となり、寒となる。

 

 

小春日和、冬ごもり、冬眠、冬支度、冬めく・・・

季節の言葉いそいそと、入れ替わり。

 

そのような中で、ほんのり小春の匂いかな♪

稲を刈り取った冬の田の情景に

秋の野山の小春日和のお昼寝

 

そして、すこしずつ冬眠へと

目にうつる景は、冬支度のはじまりと匂いがします。

 

 

ゆるやかな流れ、

みえない気風と匂いから

土の中、凍てつく水面下、冬木の装いへ舞台がかわります。

 

 

「りっとう」Riqto

ことばの表情からもみてみました。

 

まるで、日常の冬支度、冬眠文化といわんばかりの親しみやすさ。

そして、緊張感をもちながら、「冬の気立つ」音がします。

それは、水から氷へと緊張した感じ、

冷たいが、ぴしっと伝わる動きもみてとれます。

 

 

土の中、山の下の秘めた地なる動きが

いそいそ響きわたるように捉えられていて

それは現実的であり、合理的に重なりあっています。

 

 

冬のやわらかな陽と、冬風の清き匂いが、

美しい落日に曲線を描いてくださいます。

 

 

寒さ深まります

ご自愛くださいますように。

 

 

 

<写真:ありがとう 香袋も新調なりました>

 

 

 

 

 


紅葉のことば

2021-11-08 13:49:25 | 私のなまえ香~調香師の詩~

 

 

秋半ばから、木の葉っぱが黄色や赤色に
色づいていく紅葉(もみじ)

「こうえむ」とも詠み、

そして「こうよう」とも。

 

 

もみづる 色葉 夕紅葉 村紅葉
紅葉山 紅葉川
初紅葉 薄紅葉

 

それぞれのすがたかたち

繊細美と、微かな匂いが

冬はじまりをもおしえてくださいます。

 

 

「もみじ」と「こうよう」

言葉の表情から捉えてみました。


「こうよう」は、紅葉を主にしつつも寺院や神社、山や川と共にある美景。

お互い奏であうハーモニー


「もみじは」、一葉ひとはに焦点をあてて、食や旅を楽しむ

リズミカルな音がきこえてきます。

 

どちらも、高級感溢れ、上品な表情
時を越えても、 愛される親しみやすさ。

 

すーっと呼吸のしやすい香しさがします。

 

 

 

 

 

 

 

 


桂の花が咲きました。木犀の香り。

2021-10-31 14:02:03 | 私のなまえ香~調香師の詩~

 


桂花は、桂の花、木犀。

初めて植えた桂の花、咲きました。

 

 

【写真は、摘みたて 花一片それぞれ】

 


天候不安もありましたが、がんばってと声をかけながら

みるみると、何回も何度も鉢を代え

大きくなりました。

 


10月上旬中旬から、白い花がちらほら

そして黄い花へ

金木犀が咲きました。

 

それぞれの本来の香しさを体感はじまり。

 

金木犀になると、香満つです。

日に日に香りが濃く強くなってきます。

存在感を放つ、主張する強い香り。

 

初めはとてもいい薫りですが、

常に傍にある香りとなると・・ちょっとキツイと感じます。

 

時々、薫りにいくというかたちがおすすめです。

 

 

白い花は銀木犀、黄色は金木犀、

これら秋の植物、中国産のため日本では実がならないとのことです。

 

中国と日本では大地も違うからでしょうか

 

【写真は、白い花のとき】

 


そのため、波動に乗って心地よく飛び、

蜜や循環を担う

モンシロチョウさんなど蝶々たちにとっては、

嫌いな香りのようで、近づかないそうです。

 

 

 

金木犀の香りは、トイレのイメージが強いように

神社や公共のトイレの前に植えられている所をみかけます。

 

 

そして、この木犀

桂の花は、中国古代も、桂花茶としてお茶にしたり、

他の香などを添え工夫して、生活の中で香りを楽しむものとされています

 

 

●高さ150センチほど、たくさん花咲く。

 

 


黄色になってしまいましたが、花を摘んでみようと思います。

 

 

ひと花ずつとなると、上品な、ややおちついた香り。

 

可愛らしい花のかたち。

 

花好き 母へも

金木犀をつかった香試作を持っていこうと思います

 

 

 


皆さまにとって、秋爛漫時間となりますように。

 

 

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霜降そうこう二十四節気のことば 2

2021-10-25 09:25:11 | 私のなまえ香~調香師の詩~

霜降

(そうこう)

 

 

 

そうこう(soukou) 

さらに、言葉の表情あわせてみてみますと、

 

有と無が均等の音色をもち、4音4拍。

平行といいますか、バランスのよい響きがします。

 

古代より、四角につうじる4の数字は、

物質の世界の基礎的な元素の数字ともされていたそうです。

マンダラ、仏教の世界はじめ空間認識など

私たちにとって、どこか安心するようなかたちでもあるようです。

 

 

 

そうこう

麗しいという言葉が似合いそうな時空間

響きわたるようです。

 

そうこうたる香しさにある情景は

バランスにつうじる

余白の香りのよう。

 

気づきある人しかわからないようなこの香。

やさしいの世界観でしょうか。

 

 

嗅覚は、特に五感の中でもいちばん

使われなくなってしまった、大事な感覚であり、

研ぎ澄ますことが大切な部分とのことです。

 

それは、濁ったものや本質とはなれたものから

守ってくださるような

清々しく冴えわたり直感が導いてくださるからです。

 

 

 

しとやかな曲線が、音なき音をたてながら

ゆるやかな循環がさらに はじまります・・・

 

寒暖差そして、心身大事くださいませ。

 

 

 

※言葉の表情

言葉を伝える時に、意味とイメージを受け止めます。

このイメージの音・響き・リズムの部分をさしています。

そして大和言葉(祖語)をもとに表情を詠んでいます。

 

 

 

 

【写真は、なまえ香贈り物お包み 鈴りん+凛(紫色)】