なまえ香の詩ことば☆

清々しく言葉のリズム詩ブログ。
詠んでくださる方がわくわく躍動になりますように☆

にほひける・・・

2021-05-20 12:07:49 | 私のなまえ香~調香師の詩~

 

にほひける。

にほひやかおり

匂いや香りは、

気配や雰囲気、「音」「色」と重なりあって紡ぎあうように。

この「音」は、耳ざわりのいい音ではなくて、

虫や鳥や、花・・そこにある生活の中の音

きしきし、コトコト、トントン・・・

心地よさの音(ね)となつかしさとなる響き、

ほっとする音。

 

「色」は、単一的な色やカラーというものではなく、

生活色や、そこにある色、陰影の美のように

深くふかく、心に染みいり、潤いとなってゆくような色がいい。

 

 

それぞれつたわる匂いや香りはちがっていて・・・・

ですが、どこか共感する匂いや香りもあって

笑顔や喜びへとつながります。

 

 

古代から、香(匂い)に対する感覚はあったそうで、

ある意味では、古代人の方が嗅覚が強かったとのことです。

もちろん、納得です。

 

甘い、渋いそして辛い・・匂いの美と味わい

そして時に、嗅覚が自身を守ってくれる。

 

 

にほひける

今のいまだけ

明日はない大切な時間の香りがします。

 

 

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