もうひとつの太陽 「W-SUN」

雨が

いつの間にかやんでいた

ひとしきり　

降るはずだった雨が

静かに予告もせずに

やんでいた


晴れ上がった空を仰ぎみながら

遠くの想いに想いをはせる

文字にもならない

言葉にもならない

この想いと　

あの想い



足元の水溜りに映る空が

藍く 高く　

それは透き通るような

美しさ


その中で反射する

太陽の光が

眩しくて

恋しくて

切なくて


それはすぐそこにあるような

そんな風に観え

そんな風に感じ

そんな風に思え


ふと

勇気を出して

手を伸ばせば

もしかして

届くような

気がした

......

Simply Red - Sunrise (extended mix)