想いと思考 無垢と病的？

想いはわたしを愛す

思考はわたしを否定する

双方のはざまで、戸惑いの日々

想いの伝達は

様々な姿かたちで

放たれるが

それは虚しく 寂しく

その色を褪せ

投げ出されるようにして

置き去りにされる


誰がそれに気づいてくれるだろう

何がそれに手を差し伸べ

拾い上げ

救い出してくれるだろう


自身は途方に暮れながら

自らそれを手で覆い

観えないもとのし

無かったものとしようとする


忘れられたと言うこの感覚に

耐えられないこの想い

思考はその想いを愛しているのか

邪魔者にしているのか

不明のまま

容赦なく

想いを無きものとしようと

している


思考は

わたしの敵なのか

みかたなのか

それすら不明のまま


ある雨の朝

わたしはひとり

想いと憧れを心にいだきながらも

途方に暮れている


寂しい

哀しい

ある雨の朝

わたしはそっと

自身の肩をだきしめ

あの心に感じたぬくもりを

あの心に感じた優しさを

あの華やいだ瞬間を

思い出しながら

目を閉じる


ああ...

どうすれば

この想いの姿が

映るのだろう

......

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