涙目筑前速報+

詰まるところは明日を知る。なだらかな日々につまずいて
向かうところはありもせず、未来の居場所だって未定―秋田ひろむ

アニメ版艦これ第9話所感

2015-03-05 07:25:07 | テレビ・映画・動画
艦これアニメ9話の話。
前回の告知のように、今回は夕立がいよいよ改二になるのかと、胸を躍らせてながら待っていた。
が、僕は不覚にも夜に眠りこけてしまい、開始15分は見過ごしてしまった。
幸いにも録画できていたのが本当に良かった。

何度も見直してひとしきり満足したので、その全体的な内容と感想についての日記を書く。
ネタバレ要素はありません(大嘘)


まず、最初は長門や大淀の会話。
どうやらトラック島に戦力を集結させているようだ。



しかし凄い戦力ですねこれは。。
自分の鎮守府の規模と比較してもまさに第一線級なのは間違いない。

その後、夕立に変化が見えたという報告が来る。
なんか光り出したぞコイツ。



これは改造レベルに達していますね。。。
アニメ的にはこういう表現で来たかとニヤニヤしながら見ていた。

その後、長門くんに連れられて工廠へ。



しかしその工廠がとんでもない空間だったのだ。

まず、最初の部屋では恒例のレズ。レズ。レズ。



大井っちの手つきが非常にいやらしいですね。
魚雷と見せかけて下半身の手入れしてそうな雰囲気だと思いました(興奮)


次に夕張お姉さんの部屋。



どこぞのサーフ系ボディビルダーの調教師を想起した。訴訟。

続いて金剛先輩の部屋。



なんかもう完全にキマッちゃってますね。。
元々言動がおかしい艦娘だと思ってたんですが、これは完全にステハゲ高速戦艦で間違いないと思いました(供述)

そして最後に夕立くん。



なんだその一発ヤッた後の様な大人の雌顔は。。
しかもおパンツ越しに良いケツ見せやがってよぉ!(勃起)

以上が工廠での内容だ。

レズセックス、KBTIT、オーバードーズ、雌犬。
工廠の闇の深さをうかがわせる、非常に重要なシーンだった。


そしていよいよ夕立改二のお披露目。



やっぱり良いですね、夕立くんは。
イチソ艦特有の「改二耳」と呼ばれる、ピョコッと跳ね上がった髪が実に良い。

そして、ぜかましくんから「改二は旗艦やってる吹雪の方が先だと思った」とザクリ。
夕立の方が改二が早い経緯に至っては、Bパートでちょっと語られるんだけど、ここで吹雪にモヤッとさせる演出は個人的には好きです。
天才肌のぜかましくんから言われるってのがまた良い。良い演出だと思う。

その後、大和や赤城に改について相談タイムに突入。
しかしこの戦艦と空母、やはり大食いである。



資材壊れる(課長)

その後「頑張りなさい」と赤城さんに頭を撫でられ、完全に壊れる司令塔吹雪。







駆逐艦吹雪、幸せであります!(絶頂)
睦月ちゃんとか見てみい、、、完全に「私他人オーラ」出しとるやんけ。。
この吹雪ダンスは絶対素材にされますね。間違いない。

しかし、そこから吹雪はどん底に叩き落される。
夕立と共に長門に呼ばれ、司令からの伝言を伝えられるのだ。

まず、夕立が改二に伴い、いきなり第一機動部隊に配属。
そして、吹雪は鎮守府への帰還を命じられる。





ああ、この辺の吹雪の複雑な表情凄い良いね。良い。
夕立の成長は素直に嬉しいんだけど、憧れの赤城さんの隣を奪われちゃったような、嫉妬みたいな感じ。
ましてや、自分は第五遊撃部隊の旗艦としてそこそこうまくやれてて、戦果もあげていただけに、この後の人事異動には疑問やら「自分は信頼されていないのではないか」という不信やら、色々渦巻くものがあったと思う。

サッカーで言うところの、FCポルトからチェルシーにキャリアアップするチームメイトを横目で見ながら、同じように実績を出して、今のチームにもフィットしている自分がレンタルバックでJリーグに戻るような感じ。
サッカーなら移籍の時に完全移籍付きのオプションとかいろいろ契約事項で出来るんだろうけど、流石に艦娘にそんな機能はないので、吹雪くんは結構振り回されている感がありますね。

「提督もさあ、この辺は理由とか、自分がやりたいと思った戦術とかを言えよ」とは思った。
霞辺りに「用があるなら目を見て言いなさいな!」とか言われそうな采配なだけに。
とはいえ、金剛くんや赤城くんが「提督にも何か考えがある」と毎度毎度しつこく言うのは、それなりに信頼されているからじゃないかあと、ポジティブに捉えている。
この辺は考え方の違いで「それ単なる洗脳」だの「そのセリフもう聞き飽きた」だの色々あるだろうけど、まあそこら辺くらいは前向きにみてやれよ的な。
そういう意味では、この提督は敢えて自分からはそこまで意図は伝えずに、結構艦娘に考えさせるタイプの人なのかもわからん。
その辺の描写があいまいなので、「そこは見る側が自由に考えてね」って余白の部分なのだろう。

そして、吹雪がめげた時にはカウンセラー金剛。





彼女のアッパーな性格はやっぱこういう時活きますね。
あと、地味に良いなと思ったのが、その後の比叡。



自分が好意を寄せている人間が、他の娘に優しくしているとき、人によっては嫉妬の一つでも出てくるわけです。
まあ大井さんとかまさにアニメ版ではそんな感じなわけですが。

比叡くんがそういう人間なら、その場で引き剥がそうとするだろうし、もっと陰湿ならこのあと吹雪くんの靴に画鋲入れたりとか古典的な行為に及んじゃうかもしれない。
でも、そこを「ひえ~」の一言で済ませてしまうって、これかなり優しいわけです。
やっぱ御召艦なんですねえ(賛美)

そんな感じでAパート終了。
今回のアイキャッチはイチソさんの夕立改二。



ああ^~いいっすね^~
これは今後のイチソ艦も期待ができる。
あとは時雨くんもメインで出てくればもっと良いんだよなあ。。
ゲームで夕立のパートナーと言えばやっぱり時雨なので。

Bパートの最初は吹雪の悪夢から始まる。



やっぱり赤城さんを取られるんじゃないかと動揺していますね。。
しかし、吹雪くんは夕立改二の背景を知るわけだ。

朝起きると、そこにはすでに元気に演習で走り回る夕立の姿が(世界まる見え)



そして、夕立が何故ここまで一生懸命になったのかというと、実は吹雪の影響が強かったという事が判明。
運動音痴で出撃当初はクッソ情けなかった吹雪が、水雷魂でそれを克服し、今じゃ第五遊撃隊という主力に近い部隊をまとめる旗艦にまでなっている。
そんな吹雪を見て、自分も頑張らなくちゃと思って、毎日練度を上げていたのだ。

ありがちな話ではあるし、「そんな話艦これでやらなくてもいいから」ってのもあるけど、僕はこういうのでも良いと思うんだよな。
陰惨な展開だったり、『吹雪、頑張ります』みたいなほんわかしたのでもいいけど、こういう成長モノだって僕としてはアリな部類だ。
まあそこは人それぞれなので押し付ける気はないけども。

夕立の頑張る姿を見て、再度自分のスタイルを取り戻した吹雪は、その後、鎮守府に戻る。
ここで睦月も一緒に戻ってくれるってのが、またグッとくる。



この吹雪を支えてあげたい感ホント好き。
そしてモガミンが久しぶりに前に出てきましたね(歓喜)
二航戦の蒼龍くんも喋りよった!ああ^~



一方で、MO作戦は中止という謎連絡。
その理由は、鎮守府が攻撃されていたからだった。







攻撃してきたフラグシップヲ級改は、この前目潰されたヲっさんですね。
そのヲ級、如月じゃねえ?(大泉並感)

すんごいありがちだけど、最終回でコイツ倒したら中から如月が出てきそう・・・出てきてほしくない?

次に、カットインの時にモガミンが中央なのが良いですね。
カッコいい。チンコ生やしたい。

そして手薄なところに鎮守府襲撃って2014年夏のE-6を彷彿とさせますね(白目)
トラック島に戦力集結させた時点でかなり怪しいと思ったけど、やっぱり他の鎮守府の兼ね合いとかがあって、主力を出さざるを得なかったんだろうか。

wikiのない世界だから、前情報皆無であるという事を踏まえても、二航戦か五航戦、軽空母のどれかは鎮守府に残しておくのが定石な気がした。
情報漏れという不安材料がある点も含めて、自陣の守りにも気を使うべきだったんだよなあ。
この辺は提督に采配の判断を聞いてみたいところ。
多分艦娘メインで話を進めたいから、そこまでは語られないだろうけども。

でも、こういう急襲を許しちゃうところとか、やっぱ人間の采配だよなあ。
艦これに限らず、こういう采配で負けるってよくあるもの。
で、これがサッカーの世界であれば、ガゼッタ紙とかキッカー紙とかマルカ紙だったら「守備無視の攻撃偏重提督、行方不明」「もうこのまま死んでいてくれ」「資源なし!人望なし!勝ち星なし!」みたいな酷評の嵐だと思う。
実際ネット上もそんな感じだったので、まあそういう評価なんだろう。

で、観てる分にはこういう後手後手采配が嫌いになれない。
そこそこ選手はいるけど金が回らない中堅チームって感じ。
大事なところでカウンターで勝ち星落とす試合みたいな。
お分かりいただけるだろうか。
何にせよ、こういう展開も嫌いではないと言いたい。

そして、鎮守府の復旧作業。
大井さんのキレ顔いいっすね。





なんか写真が戦死者みたいな雰囲気出てたのには草が生えた。

最後に、提督の遺言から「吹雪、改になれ」という命令が出て、今回は終了。



「私の死後に何かがあったらこの手紙を読め」って諸葛亮孔明みたいだな提督お前な。

観終わってみて、夕立改二に対して、ちょっとした動揺を起こす吹雪の人間臭さみたいなのが出ていたり、あっさり強襲を許すという中堅チームみたいな展開で、個人的には凄い満足だった。


なお、終わった後ネット上を見回したら、分かってはいたけど酷評だらけだった。
ネット上での不満点としては、夕立改二の戦闘シーンがなかったり、動揺する吹雪のキャラはどうなんとか、鎮守府攻め込まれる無能とか、何を伝えたいのかわからないとか、まあ色々あった。
多分他にも悪く言えば沢山あるのだろう。

個人的には、彼らの言いたいことも分かるが、僕としてはかなり楽しめた。
ある意味、アニメ版艦これは、自分にとっては結構お得な感じの内容だ。

雑だの曖昧だの展開が薄い部分は、観ている僕の方が勝手に妄想していることで、自身で楽しめている。
話のつながりが薄いとも言われるが、まあその辺も大まかな部分が繋がっていて、「吹雪の成長」という部分だけを見ていれば、自分の中である程度補完できる範疇。
致命的という部分はあまり見受けられない。

この辺の、観る側の妄想で補完出来る出来ないは人それぞれなので、出来ない・しない人はやらないだろうし、それが悪いとも思わない。
僕自身も艦これに良い思い入れがあるからできるのであって、他の興味ない作品や嫌いな作品には、ここまではしないと思う。

ただ、かなり「設定は観る側で妄想しちゃってね」という部分を推しているあまり、結果としては「展開をもう少しわかりやすく、細かく説明してほしい」「もっと筋の通った演出にしてほしい」という評価になると思う。
ゲーム内のキャラとアニメのキャラが違うという点でも、まあ別物と割り切ればどうという事はないのだが、キャラに思い入れがある人は良い想いをしないかもしれない。

1話から思う事は、多方面にとにかく気を使っているなと言うところ。
ゲームをやったことがない人や、すでにプレイをしている人、特別な艦に思い入れがある人、史実に忠実でないといけない人、もっとゲーム仕様にも準拠してほしい人・・・etc
言い換えれば、気を遣いすぎてどれを対象にしたいか見えてこないという事なのではないかと感じた。
脚本がクソというよりも、苦労しているなあと感じた。

とは言っても、上述のように、僕自身はかなり毎週観ていて楽しい。
今回のような話でも「提督、なに鎮守府攻撃されとんねん!」と突っ込む余地はあるが、そこはネタ的なツッコミ要素なのだ。
つまらないという部分ではなく、寧ろ楽しめる部類の方だ。
理想としてはすべて筋が通っていてほしい想いもあるが、そこまで自分の想い通りになるとも考えていない。
どうしても「許容できない・致命的につまらない」という部分は全くないというのが、現段階での僕の評価だ。

次回はセリフ的に睦月がメインに出てきそうだ。



おそらく吹雪の改装に向けて睦月と頑張ったりする展開な気もするが、睦月型なだけに、敵にボコボコにされる危険もある。
ちょっと不安感もあるが、来週も楽しみに待っていたい。

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