ご多分に漏れず、僕も「おおかみこどもの雨と雪」見とったわけなんですけどね。
いやーまいった。
これみるの3回目くらいなのだけど、毎回思うのがこのアニメ映画ってば本当に変態。
何が変態かって、親子愛と青春モノという本筋の裏に潜む「ケモナー」という背徳的で禁忌に近いジャンルをカラッと打ち出してきている。
この映画は危険。本当に危険。
天使の顔した悪魔ってのはこういう事を言うんだぞ。わかってんのか。
雪は後半から年頃の女の子らしい甘酸っぱさを出し、雨はひ弱で母親に甘える姿が愛らしい幼少時代から、一人前の狼として親の元を離れていく。
この詰め込みに詰め込んで、そして綺麗にまとまっているストーリーやキャラクター。
文句なしに素晴らしい。
終わり方も実に堂々としていて、良いもの観たなあって気分にさせてくれる。
だが貴方は騙されてはいけない。
要所要所に何ら不自然なく入ってくる獣と人間の擬人化シーン。
これですよ。これこそがこのアニメの骨子であり、ケモナーというヘルズゲートなのです。
ケモナーってお前、冷静になって考えてもみろ。
獣姦やぞ。異種格闘技戦なんて目じゃない。
歴代のシリアルキラーやら異常犯罪者ご用達と言っていいくらいのジャンルなんだぞ。
いやそれは言いすぎかも分からんけど。まあいいやそんな感じだ。
で、そんなこと言ったら軍艦を美少女化して、あまつさえそれを二次創作で盛大に犯しまくっている時点でこの国の程度の低さが露呈されているわけですけども。
別に軍艦を強姦するのが悪いって言ってるんじゃない。
「軍艦を強姦ってなんかダジャレみたい」とかそういうことをいいたいわけでもない。
「それをやってる僕/私は異常性癖でカッコいいでしょもっと見て!」な目線がこの上なく気持ち悪いと言いたい。
中村佑介さんっていう、僕の敬愛するイラストレーターが「二次創作は原作へのラブレターみたいなものですね」って言ってくれてて、それで僕は心の底から温かい気持ちになったのだけど、こういう糞みたいな二次創作見せつけられるたびに大きな溜息が出てくるんだ。
おまえらは相変わらず「デュフフフフフ瑞鳳ちゃんかわいいですたまごやきたべりゅううううう」なんつってネジが外れたフリしてるわけ。
自分のしょうゆ顔を棚に上げて、なんちゃって変態を演じているわけ。
だからでこそ、このアニメの危険な領域に気付きもしないでさわりの部分だけ観て、良い所だけつまんで「いや~ケモナー捗るわ~」なんつってこれまたお寒いネットスラングでも使うわけなんだろ。
もう見え見えなんだよ。なんでそんなに自分は変わってるアピールしたいのかな。俺もお前も単なるしがない一市井だろうが。
背伸びも大概にしろってんだ。
僕が言いたいのは、なんでおまえらは自分が何も取り柄がない糞人間ってのを認めようとしないで「自分はこんな性癖持ってますよ」アピールしちゃうのかと。
しかもその性癖も全然狂気を感じられない。
本場の狼から見たらチワワみてーなもんなんだよ。
本場の変態は文章からしてキレ・スピード感・狂気が違うもの。
何かこんな文章書けないなって気になっちゃうもの。
そういう意味ではこのアニメも一緒。
悪意が潜んでるんだよ。
綺麗なシナリオやとっつき易いキャラクターの裏側に潜む、ケモナーという狂気。
その狂気の片鱗をちょこちょこ見せているわけ。
『幽遊白書』の樹に言わせれば「キャベツ畑」や「コウノトリ」を信じている可愛い女のコに無修正のポルノをつきつけるくらいの下卑た演出なんだよな。
しかもそれが傍から見たら結構綺麗に見せているのだから恐ろしい。
このアニメは危険。深く考えずに単なるハートフルな親子愛なアニメ映画くらいに留めて観ていくことが大事なんだ。
世の中は知らない事が良いことだってある。
ニーチェだって言っているだろう。
「貴方が深淵を覗くならば、深淵もまた等しく貴方を見ているのだ」と。
まあとにかくそれくらい魅力的で奥が深い作品だと思いますよ。
多分何度見ても飽きないんだろうなあと感じます。
いやーまいった。
これみるの3回目くらいなのだけど、毎回思うのがこのアニメ映画ってば本当に変態。
何が変態かって、親子愛と青春モノという本筋の裏に潜む「ケモナー」という背徳的で禁忌に近いジャンルをカラッと打ち出してきている。
この映画は危険。本当に危険。
天使の顔した悪魔ってのはこういう事を言うんだぞ。わかってんのか。
雪は後半から年頃の女の子らしい甘酸っぱさを出し、雨はひ弱で母親に甘える姿が愛らしい幼少時代から、一人前の狼として親の元を離れていく。
この詰め込みに詰め込んで、そして綺麗にまとまっているストーリーやキャラクター。
文句なしに素晴らしい。
終わり方も実に堂々としていて、良いもの観たなあって気分にさせてくれる。
だが貴方は騙されてはいけない。
要所要所に何ら不自然なく入ってくる獣と人間の擬人化シーン。
これですよ。これこそがこのアニメの骨子であり、ケモナーというヘルズゲートなのです。
ケモナーってお前、冷静になって考えてもみろ。
獣姦やぞ。異種格闘技戦なんて目じゃない。
歴代のシリアルキラーやら異常犯罪者ご用達と言っていいくらいのジャンルなんだぞ。
いやそれは言いすぎかも分からんけど。まあいいやそんな感じだ。
で、そんなこと言ったら軍艦を美少女化して、あまつさえそれを二次創作で盛大に犯しまくっている時点でこの国の程度の低さが露呈されているわけですけども。
別に軍艦を強姦するのが悪いって言ってるんじゃない。
「軍艦を強姦ってなんかダジャレみたい」とかそういうことをいいたいわけでもない。
「それをやってる僕/私は異常性癖でカッコいいでしょもっと見て!」な目線がこの上なく気持ち悪いと言いたい。
中村佑介さんっていう、僕の敬愛するイラストレーターが「二次創作は原作へのラブレターみたいなものですね」って言ってくれてて、それで僕は心の底から温かい気持ちになったのだけど、こういう糞みたいな二次創作見せつけられるたびに大きな溜息が出てくるんだ。
おまえらは相変わらず「デュフフフフフ瑞鳳ちゃんかわいいですたまごやきたべりゅううううう」なんつってネジが外れたフリしてるわけ。
自分のしょうゆ顔を棚に上げて、なんちゃって変態を演じているわけ。
だからでこそ、このアニメの危険な領域に気付きもしないでさわりの部分だけ観て、良い所だけつまんで「いや~ケモナー捗るわ~」なんつってこれまたお寒いネットスラングでも使うわけなんだろ。
もう見え見えなんだよ。なんでそんなに自分は変わってるアピールしたいのかな。俺もお前も単なるしがない一市井だろうが。
背伸びも大概にしろってんだ。
僕が言いたいのは、なんでおまえらは自分が何も取り柄がない糞人間ってのを認めようとしないで「自分はこんな性癖持ってますよ」アピールしちゃうのかと。
しかもその性癖も全然狂気を感じられない。
本場の狼から見たらチワワみてーなもんなんだよ。
本場の変態は文章からしてキレ・スピード感・狂気が違うもの。
何かこんな文章書けないなって気になっちゃうもの。
そういう意味ではこのアニメも一緒。
悪意が潜んでるんだよ。
綺麗なシナリオやとっつき易いキャラクターの裏側に潜む、ケモナーという狂気。
その狂気の片鱗をちょこちょこ見せているわけ。
『幽遊白書』の樹に言わせれば「キャベツ畑」や「コウノトリ」を信じている可愛い女のコに無修正のポルノをつきつけるくらいの下卑た演出なんだよな。
しかもそれが傍から見たら結構綺麗に見せているのだから恐ろしい。
このアニメは危険。深く考えずに単なるハートフルな親子愛なアニメ映画くらいに留めて観ていくことが大事なんだ。
世の中は知らない事が良いことだってある。
ニーチェだって言っているだろう。
「貴方が深淵を覗くならば、深淵もまた等しく貴方を見ているのだ」と。
まあとにかくそれくらい魅力的で奥が深い作品だと思いますよ。
多分何度見ても飽きないんだろうなあと感じます。