阪神11R 阪神JF
◎1.アヴェンチュラ
○11.レーヴディソール
▲14.ダンスファンタジア
△4.ホエールキャプチャ
×6.マイネイサベル
×7.リトルダーリン
注10.タガノラヴキセキ
注16.グルーヴィクイーン
過去4年の勝ち馬を見ての通り、春のクラシック(特に東京2400m)に直結するレースだから、マイラーとしての完成度より中距離馬としての奥深さを重視したい。斬れ味抜群の○だが、母父ハイエストオナーは真のチャンピオンを出す血ではなく、現実に兄姉たちも素質を高評価されながらG1には手が届いていないのをどうみるか。○の半姉レーヴダムールを押さえて07年JFを勝ったのが◎の全姉トールポピー。その全姉よりも馬っぷりなどは上にみえるし、ここはスピードのある先行馬が揃ったのでペースもそうそう緩まないとみて、持続力と器の大きさで姉に続いて◎としたい。
阪神9R エリカ賞
◎2.トーセンラー
○6.ユニバーサルバンク
▲7.アドマイヤセプター
×4.スマートロビン
×8.ヴィクトリースター
注1.カフナ
注9.レインボーシューズ
素質は◎▲だが、▲はルーラーシップと3/4同血でホーンビーム≒パロクサイドのニアリークロスでいかにも外回り向きキンカメという斬れ方をする。内回りのスローではディープ産駒らしい俊敏さもある◎が有利だろう。配合も父母のスタミナの血を組み合わせクロスしていて面白い。割って入るとしたらネオユニ産駒でいかにも内回り向きの○。ヴィクトリーバンクの子でこれも奥がある中距離馬だ。絞ればここまで。
阪神10R オリオンS
◎8.コスモメドウ
○9.ビートブラック
▲10.メトロシュタイン
△3.キクカタキシード
△12.ワンダームシャ
×7.ピエナグッドラック
×13.ミッキーペトラ
注6.ザサンデーフサイチ
注17.メイショウドンタク
◎の前走は上がりの競馬をしなやかなストライドで余裕の差し切り。スタミナがあるのは前からわかっていたが、ここへきてしなやかさや斬れ味も出てきたことに驚いた。サニーヴァレーの牝系にサドラーだから母はバレークィーンと似た血脈構成で、重厚な欧クラシック血脈がついに本格化だろう。あの内容なら菊に出ていてもいい競馬になったはずで、○が相手でも強気に狙いたい。
中山12R 3歳上1000万下
◎5.アラマサローズ
○13.オモイデサクラ
▲8.セイコーライコウ
△3.レイクエルフ
×14.ターニングポイント
注6.トップオブピーコイ
注15.コウヨウサンデー
◎はダンジグ的な体型とトムフール的な無駄のない脚捌きで、器用な小脚を使うスプリンター。芝1200mで1~3枠を引いたときは1,5,1着で、5着もオープンの橘Sでグランプリエンゼルやエイシンタイガーと差のない競馬だから中身は濃い。主戦の勝浦でこの枠ならば、イン絶対有利馬場を巧くすくってくるはず。
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トーセンラーは直線ずうううっとカベでずうううっと追えずだし、アヴェンチュラは超スローなのにスタートが遅くてレーヴの後ろにいるしで、あ~あ今日はストレスが溜まる競馬ばっかりやなあ…とボヤいてたんですが、最後の最後にアラマサローズに救われたというか、勝浦だけは思い描いたとおりの乗り方をしてくれました(・∀・)
「アラマサローズを一番上手く乗るのは俺だよ、と勝浦が豪語していた」という話が「日刊ゲンダイ」に載っていたんですが(^ ^;)、どういう癖があってどれぐらいの脚を使うのか、そういうことを手の内に入れてる主戦が乗ると、やっぱり間違いが起きることは少ないんですよね~
たとえば佐藤哲っちゃんなんかも、いわゆるお手馬と濃いい関係を築くことで、勝ち鞍でなく中身で勝負みたいなところで存在感を示している人ですが、今はみんなフリーになってしまうので、いわゆる中堅どころが「この馬のことは俺が一番よくわかっている」濃いい関係を築きにくくなっているのはあるでしょうね~
クラシックレースなんかは一生に一度のチャンスですから、ベストの騎手を配したいという気持ちはよくわかるんですが、たとえばマイネルキッツなんて松岡の進言がなければステイヤー路線に向かうことはなかったわけです
阪神JFはまずこんなスローになるとは思ってもみませんでしたが(1000m通過61秒2は外1600mになってからのJFではダントツに遅い)、でも負け惜しみでも強がりでもなく、少なくともオークスはレーヴディソールよりアヴェンチュラではないか…というぐらいの脚は最後にみせてくれたし、前に書いたように「オークスに直結する予想」ならばアヴェンチュラ◎は間違いではなかったと、それは今でもそう思っとります
トールポピーよりもいい馬じゃないか?と書きましたが、それも今でもそう思ってるんですよ~
…問題はトールポピーのレベルで通用する相手かどうかということですが(^ ^;)
レーヴディソールはNETKEIBAのPOG特集「有力種牡馬クリニック」でタキオン産駒の2位に推したぐらいで(1位はアフロディーテ、ちなみにジャンポケの1位はアヴェンチュラ、キンカメの1位はアドマイヤセプター)、配合そのものも評価していますが、母父Highest Honorから真のチャンピオンが出るのかどうか、そこに関してはまだ少し疑念が残るのも正直なところです
札幌競馬場にチャリンコで駆けつけてデビュー戦をみたときに、「これなら外回りでもっと斬れる」と書きましたが、だから今日もデイリー杯もあのときの衝撃からすれば全く想定内の強さというか、外マイルのスローでこれぐらい斬れまくるのはわかっているので、あとは道中脚を使う流れになってどうなのか、それでもやっぱり斬れまくるようならば、そのときは潔くHighest Honorにゴメンナサイしますが(^ ^;)
配合的なことをいうと、母母父バイアモンの母父Shoemakerがアグネスレディーのスタミナと密に脈絡している(Hyperion,Donatello,Lady Juror,Aloe,Ugandaなどが共通)のもポイントで、ディープスカイの母母父Key to the Mintと同じような役割をしているわけですね~
とはいえKey to the Mintのスタミナはまさに底無しですから、あのアビのNasrullahの強さを2400mでもシッカリ支えきれた…という部分はあったんじゃないかとも
とりあえず今日のところは、タキオンにNasrullahをガッツリ入れて、それを支えるスタミナの血もKey to the Mintほどではないが押さえてあって、少なくとも斬れ味に関してはディープスカイと肩を並べるものがある…という評価でいいんじゃないかと