■『望田潤のPOG好配合馬リスト(2017)ハーツクライ編』で望田潤が推奨したグレイル(牡2歳)が日曜京都5Rの新馬戦(芝2000m)を勝ち上がりました。
○グレイル(牡・母プラチナチャリス)
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2015104976/
ロジチャリスの3/4弟で、牝祖シルバーレーンの産駒にブラックホーク、ピンクカメオ、カウアイレーンがいる。シルバーレーンはNasrullah≒Royal Charger5・5×4で、2歳時から芝マイル近辺で動ける牝系だ。母系にデインヒルが入るハーツクライ産駒といえばアドマイヤミヤビがいるが、本馬はBlushing GroomにBold Ladとナスペリオンが二つ入るのもポイント。(望田)
■土曜東京8R1000万下 ヘリファルテ(ディープ・栗山)
■土曜京都8R500万下 スティルウォーター(一口・栗山)
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先ほど「望田潤の2歳勝ち馬評価」先週ぶんを3頭更新しました
ディープインパクト、ステイゴールド、ハーツクライなどのサンデー系しなやか中距離型種牡馬は、しなやかな体質と非力で緩い後駆を伝えやすいので、いかに早期に後駆に肉をつけて強靭になれるかがPOGにおいては大きな命題といえます
その場合にNorthern Dancer系最強の後駆を伝えるデインヒルの血はやはり有効というべきで、現3歳ではサトノアレス(母父デインヒル)、サトノアーサー(母父父デインヒル)、アドマイヤミヤビ(母母父デインヒル)なんかは2歳時からケツがプリプリしてて、阪神の急坂を力強く差していました
グレイルはパドックで一見するとハーツクライの中距離馬らしいシルエットなのですが、いざ走らせるとラトロ肩で掻き込むし後肢は強靭で手先も強く、あの酷い馬場を確り掴んで走れてましたから、概ね狙いどおりの発現はしているなと
しかしこれだけパワーに振れると、東京良のスローでどれだけ斬れるかが逆に心配で、ちょっとパワフルレントラーみたいな方向に振れすぎてしまったかも…と思いながらレースを観てました
グレイルの極悪馬場をものともしない手先の強さ、ハーツクライの若駒らしからぬ締りのある体質、これらが母系のデインヒル(Danzig×His Majesty)やRoberto譲りとするならば、ここに菊花賞攻略の大きなヒントがあったんですよね…
◆Kingmambo
菊花賞はルーラーシップ、富士Sはキングカメハメハ、アイビーSはエイシンフラッシュの産駒が勝ち、“雨のKingmambo”の格言は健在でしたが、ロードカナロア産駒も全体に渋った馬場は上手だというデータを以前紹介しました
芝良[13-12-14-35]連対率34%複回値99
芝稍[6-2-0-5]連対率62%複回値124
芝重不[1-1-0-4]連対率33%複回値40
ロードカナロアはキングカメハメハ系でも最柔な体質をよく伝える“マイルのディープインパクト”ですから、先週ほど極端にタフな馬場はさすがにプラスとはいえないようで、ちょっと渋った稍重あたりが鬼、という傾向が今のところ出てますな
◆ブルーアヴェニュー
日曜の京都芝にはクロフネの血を引く馬が3頭出走し、オーヴィレール3着、モズハツコイ8着、ハギノアグレッシブ3着
そして母がブルーアヴェニューの娘(つまりクロフネの妹)のポポカテペトルが菊花賞3着、ヴァルディノートが1着で、ブルーアヴェニューの血を引く馬は計[1-0-3-1]でした
和田はポポカテペトルを「道悪が上手なんでしょうね。周りの馬が押している中で行きっぷりが良すぎて引っ掛かっていました。こういう条件なら強い馬なのだと思います」、ルメールはヴァルディノートを「ヨーロッパのような重い馬場は上手ですね」と評していますが、ブルーアヴェニューの母母父はRobertoですからやっぱりRoberto馬場ではあったのかと
ちなみに日曜京都の芝レース5鞍のうち、3RはRoberto持ちが1着3着、5Rは1着3着、10Rは1着3着、そして菊花賞は2着3着でした
◆A.P.Indy
先週は京都も東京も凄い道悪で、ワンパターンですが「東京ダートで雨が降ったらA.P.Indy」ということで、グラスチャンプやカネノイロやチビノヴァルタンやシゲルゴホウサイやアフターバーナーに手を出してみたんですが、A.P.Indyを3代目までに持つ馬は土日の東京ダで[3-1-3-10]、単回値101複回値122で安定のプラス収支