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絵本の楽屋   by 夏野いばら

「てがみがきたな きしししし」                  網代幸介:作 ミシマ社

私は、手紙を書くのが、大好き。
もらうのは、もっと好き。

もらった手紙には返事出す、というシンプルな習慣のおかげで、
何年も手紙のやりとりをさせてもらっている友人が、数名いる。
まことに、ありがたいこってす…

郵便受けの中に、自分宛ての手紙を見つける喜びは、何ものにも代えがたい。
手書きの宛て名が、もう、いろんなことを語り始めている。

落ち込んでいた夕べ。
一通の手紙に励まされて、気持ちがふわり、浮き上がることも、しょっちゅうだ。
私にとっては、最高の贈り物。

「てがみがきたな きしししし」
タイトルも表紙も、インパクトがあるこの絵本。
「一通の手紙が届く」という大事件が、壮大に描かれています。

手紙好きな人にはもちろん、そうでないに人も。
配達された一通が、世界を揺るがす音が聞こえてきます。

きしししし。病みつきです。






















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