女の子らしさ全開
赤ちゃんお誕生のお祝いに、男の子は青、女の子はピンク。
そんな色分けは「すべきではない」時代なのだそうだ。
「男らしさ・女らしさの押しつけ・決めつけは、回避すべし。
性の多様性を尊重すべし」なのだそうだ。
本当に?
押し付けちゃいけない?
現実には、私の周りにも「ピンク大好き!」という女の子たちが、何人もいます。
そして、彼女たちのために、こんなに可愛い絵本をみつけました。
「石井睦美と布川愛子のおようふく絵本」シリーズ。
女の子らしさ、全開です。
この春出版されたばかりの本書が、四冊目。
これで、「はるのワンピースをつくりに」「あきのセーターをつくりに」「ふゆのコートをつくりに」と合わせ、四季のおようふくが出そろったようです。
どんな子どもであっても、その子が「これ、好き!」「これ、可愛い!」「これ、かっこいい!」「これ、おもしろい!」と思える絵本に、出会ってほしい。
そのためには「この絵本、すごい○○だよ!」と押しつけたい。
子どもが「これは、あんまり好きじゃない」と押し返し、
「こっちの方が、いい」と選び直す時。
その子の個性が、輝きだします。
子どもはそもそも、多様な生き物ですから。
すべての子どもに、一度は押し付けてみたい、かわいい絵本です。