「もりの おかしやさん」 舟崎靖子:作 舟崎克彦:絵 偕成社
「最高の絵本」とは?私にとって、良い絵本とは?「繰り返し読みに耐える絵本」です。なぜか、また開きたくなる。また、眺めていられる。そんな絵本が、「良い絵本」だと思います。だけど最近、...
「おまたせクッキー」 ハッチンス:作 いぬい ゆみこ:訳 偕成社
シェアの本質この前。小学生女子らが、うちに遊びに来たときのこと。Mちゃんが、持参したポテチの袋を大きく開くと、「シェア、する?」と、机の上に置いた。パーティー開け、というやつだ。他...
「あっちゃん あがつく たべものあいうえお」 みね よう:原案 さいとう しのぶ:作 リーブル
どうせなら、楽しい詩「子どもに、早く読み書きを覚えさせたい」という願いは、大人の欲にすぎませんが...
「おふろやさん」 西村 繁男作 こどものとも傑作集 福音館書店
大らかな、「はだか」の世界文章は、最初のページに、たった3行。あとはとにかく、たくさん、たくさんの「はだか」の人たち!この本の初版は、1977年。半世紀たった今も、スーパー銭湯は大...
「ひとはなくもの」 みやの すみれ:作 やべ みつのり:作 こぐま社
「子ども心」というものたしか、小学校3、4年生の頃だったと思う。自宅のトイレで悔し泣きしながら、心に誓った。「私はぜったい、この、子どもの心を忘れない。私はぜったい、こども心がわか...
「おじいさんと10ぴきのおばけ」 10ぴきのおばけシリーズ1 作・絵:にしかわ おさむ ひかりのくに株式会社
「指定席」をもらえる安心他愛もないお話なのに、読み終わるとほっとして、何となく心が落ち着く、このシリーズ。どうしてかな...
「ホホジロザメ」 沼口 麻子:文 関 俊一:絵 福音館書店
動画に勝つ絵本最近の小学生たちの勉強の仕方には、驚かされる。机の上に宿題ノートをひろげ、一人ずつ筆箱に自分のスマホを立てかける。音量を絞って動画を流し、チラ見しながら、お菓子をかじ...
「このあいだに なにがあった?」 佐藤 雅彦 ・ユーフラテス 福音館書店
今年のイースター。遠方の小さな友人に、この絵本を贈りました。表紙の写真をごらんください。上には、ふさふさの毛の羊。下には、ん? これは、ヤギ...
「ぼくがとぶ 」 佐々木 マキ:作・絵 絵本館
わたしも、とびたいこの前、久しぶりに会った高校生の女の子が、はにかみながら「将来の夢をみつけた」と話していた。「航空パイロットになりたい」のだそうだ。映画「トップガン」を観て、「空...
「きりのなかのはりねずみ」 ユーリー ノルシュテイン ,セルゲイ コズロフ :作 フランチェスカ ヤルブーソヴァ:絵 こじま ひろこ:訳 福音館書店
一寸先の霧何とも不思議な絵本、だ。一寸先は「闇」ではなく「霧」、そして「五里霧中」。その中を、はりねずみが行く。はりねずみを追っていくうち、夢の中にいる気分になる。それは現実みたい...