今回の経験を通じ私から、日本人旅行者の皆様にアドバイスできることは以下のとおりです。
① 無賃乗車はいけないことです。たったの700ルーブル。(日本円にして約20円。)ちゃんと払いましょう。
しかし、ちゃんと運賃を支払っているのに、さらにそれに上乗せして、罰金、7000ルーブルを払う必要は全くありません! 違法に罰金を請求するのは検札係のほうの規則違反です。罰金とは言え日本円にして200円と安いからいいや、と妥協して払ってはいけません! この罰金がこの非法な検札係の給料やボーナスに化けるのですよ。いやではありませんか?
規則違反な罰金の徴収をしている職員がその上司にほめられるのです。そしてこのような経験から、この検札係は味を占め、同じ事を繰り返します。つまり外国人を見れば「いいカモがきた。」と同じことをします。
ベラルーシに住んでいる、あるいは旅行滞在している他の外国人のためにも、自分自身のためにも、毅然とした態度を取りましょう! 乗客も検札係も法令を等しく守り、敬わなくてはいけません。平気でそれを違反している検札係の言うことを乗客はきかなくていいのです。
② ちゃんと運賃を払って乗車しているときに、検札係があなたの切符を調べに来たとします。そのとき、その検札係の胸に「苗字・名前・ミドルネーム」の三つがのった名札がついていない場合、あなたの切符や定期券を、検札係に見せる必要はありません。
名札があったとしても、身分証明書を提示し、本物の検札係であることを証明しないような人物に、あなたの切符や定期券を見せる必要は全くありません。
相手が威圧的な態度を取ろうが、大声でどなろうが、見せなくていいのです。乗客のほうに、検札係に対し身分を証明するよう求める権利があるのです。
③ 乗客のあなたが、法律を守っているにもかかわらず、検札係のほうに法律違反な態度や言動が見られる場合、ミンスク交通局に訴える権利があなたにあります。
ただ、ロシア語(あるいはベラルーシ語)しか通じません。訴えたとしても、私のケースのように無視される可能性が高いです。しかし、訴える権利はあるのですから、言葉ができなくとも、ベラルーシ人の友人などいれば、助けてもらって、訴えてください。
ちなみにミンスク交通局の電話・ホットラインの番号は 246-97-47 です。
ミンスク交通局の連絡先は
220007, г. Минск, пер. Кооперативный, 12 (土日休み)
電話: 219-86-01
FAX: 222-94-84
е-mail: info@minsktrans.by
ミンスク交通局のサイト、そして掲示板はこちらです。
http://minsktrans.by/
http://minsktrans.by/forum
いよいよとなるとミンスク交通局長本人に訴えることもできます。要予約で、受付の電話番号は 219-86-01 です。
訴えるときはできるだけ検札係の氏名を明らかにしてください。そのほうが対応が早くなります。
しかしそうは言っても言葉の問題があって、うまくできない、という人は、動画やビデオに検札係の顔や名札、言動などを録画してしまいましょう。
そのほうが証拠としてずっといいと思います。いくらロシア語が上手な人が一生懸命状況を主張しても
「そういうあんたの言っていることが、正しいかどうか分からん。」
と言われる可能性もありますから。
日本人の皆さんが遠くベラルーシまでやって来て、このような規則違反をしてまで、自分の給料を上げようと、外国人差別をする検札係に運悪く出会わないようお祈りします。
何よりも毅然とした態度で対応しましょう。勢いに押されてお金を渡してしまうことはベラルーシ社会にとってもベラルーシに来る外国人全てにとっても、悪い影響を与えることになるのですから。
それから、ついでにお知らせです。
これは滅多にないと思うのですが、「偽コントロリョール」が出没することがあります。
つまり、コントロリョールそっくりの制服や身分証明書を作り、バスなどに乗って乗客から罰金を吸い取ろうとする詐欺師がいるということです。
市内を走るバスだけではなく、ミンスクから近郊へ向かう電車の中でも車掌そっくりの格好をして、いちゃもんをつけては、罰金を取っているそうです。
バスなどの車内にミンスク交通局からのお知らせの紙が貼ってあることがあります。そこには
「偽コントロリョールに注意! 本物の制服はこうなっています。」
とカラーで、制服の写真が載っており、本物の見分け方などが説明してあります。
正直言って、私たち外国人からすると、「何を信じたらいいのか・・・。」というレベルの話です。
しかし私からアドバイスできるのは、検札係は必ず、2人か3人のペアで働いています。ですから、もし1人だけで、乗り込んでくる検札係がいたら、要注意です。偽者である可能性が高いです。
1人で働いている検札係には、切符を見せる必要はありません。逆にミンスク交通局に通報してあげましょう。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
2014年4月1日追記です。
ミンスクの公共交通のうち、バス、トロリーバス、トラム(路面電車)の料金の支払い方法が変わりました。
と言っても、チケットに穴をあける方式だったのが、乗車日と時間、乗っているバスなどの車体番号が刻印される方式に変わっただけです。
しかし、これで少しは「ちゃんと料金を支払いましたよ。」という乗客の言い分が証明されやすくなりました。
外国人に変な言いがかりをつけてくるコントロリョールにはっきり、時間すら刻印されているのだから、それを証拠にこちらの主張ができますし、トラブルが起きたときの証拠品にもなりますね。
このほか定期券は刻印はせずに、バス内の読み取り機械にタッチする方式に変わりましたが、短期滞在の旅行者にとっては、あまりお得ではないと思います。
① 無賃乗車はいけないことです。たったの700ルーブル。(日本円にして約20円。)ちゃんと払いましょう。
しかし、ちゃんと運賃を支払っているのに、さらにそれに上乗せして、罰金、7000ルーブルを払う必要は全くありません! 違法に罰金を請求するのは検札係のほうの規則違反です。罰金とは言え日本円にして200円と安いからいいや、と妥協して払ってはいけません! この罰金がこの非法な検札係の給料やボーナスに化けるのですよ。いやではありませんか?
規則違反な罰金の徴収をしている職員がその上司にほめられるのです。そしてこのような経験から、この検札係は味を占め、同じ事を繰り返します。つまり外国人を見れば「いいカモがきた。」と同じことをします。
ベラルーシに住んでいる、あるいは旅行滞在している他の外国人のためにも、自分自身のためにも、毅然とした態度を取りましょう! 乗客も検札係も法令を等しく守り、敬わなくてはいけません。平気でそれを違反している検札係の言うことを乗客はきかなくていいのです。
② ちゃんと運賃を払って乗車しているときに、検札係があなたの切符を調べに来たとします。そのとき、その検札係の胸に「苗字・名前・ミドルネーム」の三つがのった名札がついていない場合、あなたの切符や定期券を、検札係に見せる必要はありません。
名札があったとしても、身分証明書を提示し、本物の検札係であることを証明しないような人物に、あなたの切符や定期券を見せる必要は全くありません。
相手が威圧的な態度を取ろうが、大声でどなろうが、見せなくていいのです。乗客のほうに、検札係に対し身分を証明するよう求める権利があるのです。
③ 乗客のあなたが、法律を守っているにもかかわらず、検札係のほうに法律違反な態度や言動が見られる場合、ミンスク交通局に訴える権利があなたにあります。
ただ、ロシア語(あるいはベラルーシ語)しか通じません。訴えたとしても、私のケースのように無視される可能性が高いです。しかし、訴える権利はあるのですから、言葉ができなくとも、ベラルーシ人の友人などいれば、助けてもらって、訴えてください。
ちなみにミンスク交通局の電話・ホットラインの番号は 246-97-47 です。
ミンスク交通局の連絡先は
220007, г. Минск, пер. Кооперативный, 12 (土日休み)
電話: 219-86-01
FAX: 222-94-84
е-mail: info@minsktrans.by
ミンスク交通局のサイト、そして掲示板はこちらです。
http://minsktrans.by/
http://minsktrans.by/forum
いよいよとなるとミンスク交通局長本人に訴えることもできます。要予約で、受付の電話番号は 219-86-01 です。
訴えるときはできるだけ検札係の氏名を明らかにしてください。そのほうが対応が早くなります。
しかしそうは言っても言葉の問題があって、うまくできない、という人は、動画やビデオに検札係の顔や名札、言動などを録画してしまいましょう。
そのほうが証拠としてずっといいと思います。いくらロシア語が上手な人が一生懸命状況を主張しても
「そういうあんたの言っていることが、正しいかどうか分からん。」
と言われる可能性もありますから。
日本人の皆さんが遠くベラルーシまでやって来て、このような規則違反をしてまで、自分の給料を上げようと、外国人差別をする検札係に運悪く出会わないようお祈りします。
何よりも毅然とした態度で対応しましょう。勢いに押されてお金を渡してしまうことはベラルーシ社会にとってもベラルーシに来る外国人全てにとっても、悪い影響を与えることになるのですから。
それから、ついでにお知らせです。
これは滅多にないと思うのですが、「偽コントロリョール」が出没することがあります。
つまり、コントロリョールそっくりの制服や身分証明書を作り、バスなどに乗って乗客から罰金を吸い取ろうとする詐欺師がいるということです。
市内を走るバスだけではなく、ミンスクから近郊へ向かう電車の中でも車掌そっくりの格好をして、いちゃもんをつけては、罰金を取っているそうです。
バスなどの車内にミンスク交通局からのお知らせの紙が貼ってあることがあります。そこには
「偽コントロリョールに注意! 本物の制服はこうなっています。」
とカラーで、制服の写真が載っており、本物の見分け方などが説明してあります。
正直言って、私たち外国人からすると、「何を信じたらいいのか・・・。」というレベルの話です。
しかし私からアドバイスできるのは、検札係は必ず、2人か3人のペアで働いています。ですから、もし1人だけで、乗り込んでくる検札係がいたら、要注意です。偽者である可能性が高いです。
1人で働いている検札係には、切符を見せる必要はありません。逆にミンスク交通局に通報してあげましょう。
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2014年4月1日追記です。
ミンスクの公共交通のうち、バス、トロリーバス、トラム(路面電車)の料金の支払い方法が変わりました。
と言っても、チケットに穴をあける方式だったのが、乗車日と時間、乗っているバスなどの車体番号が刻印される方式に変わっただけです。
しかし、これで少しは「ちゃんと料金を支払いましたよ。」という乗客の言い分が証明されやすくなりました。
外国人に変な言いがかりをつけてくるコントロリョールにはっきり、時間すら刻印されているのだから、それを証拠にこちらの主張ができますし、トラブルが起きたときの証拠品にもなりますね。
このほか定期券は刻印はせずに、バス内の読み取り機械にタッチする方式に変わりましたが、短期滞在の旅行者にとっては、あまりお得ではないと思います。