10月4日にビタペクト2と「チェルノブイリ:放射能と栄養」のコピー無料配布運動として、SOS子ども村への第109回目の配布を実施いたしましたので、ご報告いたします。
今回はビタペクト2を8個、そして「放射能と栄養」のコピーを10部渡しました。
これで今までに配布したビタペクト2は合計1735個、「チェルノブイリ:放射能と栄養」のコピーは1480部となりました。
今回で通算119回目のビタペクト2の配布となりました。
のべ人数になりますが、現時点で1735人分のビタペクト2、そして1480家族分の「放射能と栄養」のコピーを配布したことになります。
(これまでのビタペクト2配布運動について、詳細はこちらをご覧ください。)
http://belapakoi.s1.xrea.com/chiro/katudou/bitapekt/index.html
(「チェルノブイリ:放射能と栄養」について詳細はこちらをご覧ください。)
http://belapakoi.s1.xrea.com/chiro/katudou/chel/index.html
(SOS子ども村についてはこちらをご覧ください。)
http://belapakoi.s1.xrea.com/jp/no2/2001/soschild.html
(ビタペクト2を開発、製造、販売しているベルラド研究所のサイトはこちらです。)
http://www.belrad.nsys.by
今回は2家族がSOS子ども村へ保養滞在に来ていました。それぞれのご家族にお話を伺いました。
(家族A)ゴメリ州ドブルシ市(チェルノブイリ原発から約140キロ)から来た家族。お母さんが6人の子どもを引率してきていました。この家族には4個のビタペクト2を渡しました。
引率者のお母さんの姉妹が以前2007年11月と2010年2月にSOS子ども村に保養滞在しています。今回6人の子どものうち2人は以前にも滞在したことのある子どもです。過去の滞在時の様子はこちらです。
チロ基金の活動「ビタペクト2&『放射能と栄養』無料配布・SOS子ども村 第68回」(家族B)
http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/8e0659625ebc56a74669fe75a7e88c9d
チロ基金の活動「ビタペクト2&『放射能と栄養』無料配布・SOS子ども村 第99回」(家族A)
http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/9a9498a92b6f152a19fff7d4718dee18
それぞれの体内放射能値の結果は以下のとおりです。○印の子どもにビタペクト2を1個ずつ渡しました。
母親(事故発生時11歳)8ベクレル
長女(14歳)21ベクレル ○ (2007年11月測定時は11歳。18ベクレル ○)
次女 (9歳)27ベクレル ○
三女 (1歳) 0ベクレル
女子(14歳)14ベクレル
女子 (9歳)24ベクレル ○
女子 (7歳)23ベクレル ○ (2007年11月測定時は4歳。22ベクレル ○ 2010年2月測定時は7歳。57ベクレル ○)
7歳の女の子が今年の2月には57ベクレルだったのが、10月に23ベクレルになったのは、よい結果が出ている、ということです。ただまだ20ベクレル以上あるのが心配です。今回またビタペクトを飲むことになりましたが、ゴメリ州に住んでいる子どもはどうも、すぐ元に戻ってしまう傾向がありますね・・・。
このお母さんと2007年11月と2010年2月に保養滞在していたお母さんは姉妹です。引率した3人の女の子は親戚に当たります。
子どもたちの健康状態を尋ねたところ、14歳の長女は胆嚢機能障害があり、食餌療法を続けているそうです。わき腹に痛みがあり、肝臓肥大が見られる、と医者に言われたそうですが、SOS子ども村のリリヤ先生は
「子どもで肝臓肥大? 滅多にありませんよ。誤診ではないですか?」
ときいていました。
他の子どもたちは比較的健康だそうですが、「完璧に健康な子どもは2人に1人ぐらいしかいなくなっている。」と話していました。ドブルシ市も放射能汚染地域からは外されてしまったそうです。そのため以前は無料や割引でもらえていた薬が今はもらえなくなってしまった、というお母さんのお話でした。
(家族B)
ゴメリ市(チェルノブイリ原発から約140キロ)の近くにあるべリョースキ村から来た家族。ちなみにもうすぐこの村はゴメリ市べリョースキ区として編成されるそうです。
お母さんが6人の子どもを引率してきていました。この家族にも4個のビタペクト2を渡しました。
それぞれの体内放射能値の結果は以下のとおりです。○印の子どもにビタペクト2を1個ずつ渡しました。
母親(事故発生時11歳)18ベクレル
長男 (9歳)30ベクレル ○
次男 (4歳)15ベクレル
長女 (1歳) 0ベクレル
男子(13歳)31ベクレル ○
男子 (7歳)28ベクレル ○
男子 (5歳)20ベクレル ○
このうち7歳と5歳の男の子2人は兄弟です。引率してきた3人の男の子は親戚や知人の子です。
長男は甲状腺肥大が見られ、ヨード剤を飲んでいます。
次男は1歳半のときに神経の異常と見られる症状が出たので、薬を服用しましたが、副作用で肝臓障害を起こしました。現在は肝臓をきれいにする薬を飲んでいるそうです。4歳なのに薬漬けの状態ですが、これでいいのかな、と思いました。
1歳の長女は生後3ヶ月からアレルギー体質が出てきて、皮膚が赤くなったり、呼吸困難を起こしたりします。食べ物が原因のようですが、はっきりしません。
13歳の男子は幼少時から背骨の異常で、極端に曲がっているため、すべての内臓が体の中に収まろうとして、大きさが小さいそうです。そんなこともあるんですね・・・。
5歳の男子はよく風邪をひくそうです。
画像は記念撮影した様子ですが、13歳の男の子と家族Bの1歳の女の子は(昼寝中)この中に写っていません。
いつものように子どもたちに折り紙やぬりえ、折鶴などをプレゼントしました。きれいな一筆箋もあったので、1枚1枚に筆ペンで子どもたちの名前を書きました。大喜びでした。
「筆ペンはどこで売ってるの? ベラルーシでも買えるの?」
と子どもたちにきかれました。(たぶんベラルーシでは売ってないです。普通の筆で書いてみてね。)
最後になりましたが、ビタペクト2の購入費、そして「放射能と栄養」をコピーするために必要な経費を寄付してくださった方々、折り紙など子どもたちへのプレゼントを寄贈してくださった方、また日本ユーラシア協会大阪府連主催のバザーなどでSOS子ども村への交通費を捻出してくださった多くの日本人の皆様に、この場を借りて深くお礼申し上げます。
多くの方々に支えられて、この活動が続いています。
ベラルーシの子どもたちもお母さんたちもSOS子ども村の職員の方々も皆様に大変感謝しております。本当にありがとうございました。
今回はビタペクト2を8個、そして「放射能と栄養」のコピーを10部渡しました。
これで今までに配布したビタペクト2は合計1735個、「チェルノブイリ:放射能と栄養」のコピーは1480部となりました。
今回で通算119回目のビタペクト2の配布となりました。
のべ人数になりますが、現時点で1735人分のビタペクト2、そして1480家族分の「放射能と栄養」のコピーを配布したことになります。
(これまでのビタペクト2配布運動について、詳細はこちらをご覧ください。)
http://belapakoi.s1.xrea.com/chiro/katudou/bitapekt/index.html
(「チェルノブイリ:放射能と栄養」について詳細はこちらをご覧ください。)
http://belapakoi.s1.xrea.com/chiro/katudou/chel/index.html
(SOS子ども村についてはこちらをご覧ください。)
http://belapakoi.s1.xrea.com/jp/no2/2001/soschild.html
(ビタペクト2を開発、製造、販売しているベルラド研究所のサイトはこちらです。)
http://www.belrad.nsys.by
今回は2家族がSOS子ども村へ保養滞在に来ていました。それぞれのご家族にお話を伺いました。
(家族A)ゴメリ州ドブルシ市(チェルノブイリ原発から約140キロ)から来た家族。お母さんが6人の子どもを引率してきていました。この家族には4個のビタペクト2を渡しました。
引率者のお母さんの姉妹が以前2007年11月と2010年2月にSOS子ども村に保養滞在しています。今回6人の子どものうち2人は以前にも滞在したことのある子どもです。過去の滞在時の様子はこちらです。
チロ基金の活動「ビタペクト2&『放射能と栄養』無料配布・SOS子ども村 第68回」(家族B)
http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/8e0659625ebc56a74669fe75a7e88c9d
チロ基金の活動「ビタペクト2&『放射能と栄養』無料配布・SOS子ども村 第99回」(家族A)
http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/9a9498a92b6f152a19fff7d4718dee18
それぞれの体内放射能値の結果は以下のとおりです。○印の子どもにビタペクト2を1個ずつ渡しました。
母親(事故発生時11歳)8ベクレル
長女(14歳)21ベクレル ○ (2007年11月測定時は11歳。18ベクレル ○)
次女 (9歳)27ベクレル ○
三女 (1歳) 0ベクレル
女子(14歳)14ベクレル
女子 (9歳)24ベクレル ○
女子 (7歳)23ベクレル ○ (2007年11月測定時は4歳。22ベクレル ○ 2010年2月測定時は7歳。57ベクレル ○)
7歳の女の子が今年の2月には57ベクレルだったのが、10月に23ベクレルになったのは、よい結果が出ている、ということです。ただまだ20ベクレル以上あるのが心配です。今回またビタペクトを飲むことになりましたが、ゴメリ州に住んでいる子どもはどうも、すぐ元に戻ってしまう傾向がありますね・・・。
このお母さんと2007年11月と2010年2月に保養滞在していたお母さんは姉妹です。引率した3人の女の子は親戚に当たります。
子どもたちの健康状態を尋ねたところ、14歳の長女は胆嚢機能障害があり、食餌療法を続けているそうです。わき腹に痛みがあり、肝臓肥大が見られる、と医者に言われたそうですが、SOS子ども村のリリヤ先生は
「子どもで肝臓肥大? 滅多にありませんよ。誤診ではないですか?」
ときいていました。
他の子どもたちは比較的健康だそうですが、「完璧に健康な子どもは2人に1人ぐらいしかいなくなっている。」と話していました。ドブルシ市も放射能汚染地域からは外されてしまったそうです。そのため以前は無料や割引でもらえていた薬が今はもらえなくなってしまった、というお母さんのお話でした。
(家族B)
ゴメリ市(チェルノブイリ原発から約140キロ)の近くにあるべリョースキ村から来た家族。ちなみにもうすぐこの村はゴメリ市べリョースキ区として編成されるそうです。
お母さんが6人の子どもを引率してきていました。この家族にも4個のビタペクト2を渡しました。
それぞれの体内放射能値の結果は以下のとおりです。○印の子どもにビタペクト2を1個ずつ渡しました。
母親(事故発生時11歳)18ベクレル
長男 (9歳)30ベクレル ○
次男 (4歳)15ベクレル
長女 (1歳) 0ベクレル
男子(13歳)31ベクレル ○
男子 (7歳)28ベクレル ○
男子 (5歳)20ベクレル ○
このうち7歳と5歳の男の子2人は兄弟です。引率してきた3人の男の子は親戚や知人の子です。
長男は甲状腺肥大が見られ、ヨード剤を飲んでいます。
次男は1歳半のときに神経の異常と見られる症状が出たので、薬を服用しましたが、副作用で肝臓障害を起こしました。現在は肝臓をきれいにする薬を飲んでいるそうです。4歳なのに薬漬けの状態ですが、これでいいのかな、と思いました。
1歳の長女は生後3ヶ月からアレルギー体質が出てきて、皮膚が赤くなったり、呼吸困難を起こしたりします。食べ物が原因のようですが、はっきりしません。
13歳の男子は幼少時から背骨の異常で、極端に曲がっているため、すべての内臓が体の中に収まろうとして、大きさが小さいそうです。そんなこともあるんですね・・・。
5歳の男子はよく風邪をひくそうです。
画像は記念撮影した様子ですが、13歳の男の子と家族Bの1歳の女の子は(昼寝中)この中に写っていません。
いつものように子どもたちに折り紙やぬりえ、折鶴などをプレゼントしました。きれいな一筆箋もあったので、1枚1枚に筆ペンで子どもたちの名前を書きました。大喜びでした。
「筆ペンはどこで売ってるの? ベラルーシでも買えるの?」
と子どもたちにきかれました。(たぶんベラルーシでは売ってないです。普通の筆で書いてみてね。)
最後になりましたが、ビタペクト2の購入費、そして「放射能と栄養」をコピーするために必要な経費を寄付してくださった方々、折り紙など子どもたちへのプレゼントを寄贈してくださった方、また日本ユーラシア協会大阪府連主催のバザーなどでSOS子ども村への交通費を捻出してくださった多くの日本人の皆様に、この場を借りて深くお礼申し上げます。
多くの方々に支えられて、この活動が続いています。
ベラルーシの子どもたちもお母さんたちもSOS子ども村の職員の方々も皆様に大変感謝しております。本当にありがとうございました。