新美南吉ロシア語訳童話集「ごんぎつね」を寄贈したビテプスク市立第9番図書館で11月25日、新美南吉童話が紹介されました。
こちらがその図書館のHPです。ぜひご覧ください。
記事はロシア語ですが画像が見られます。
私は出席しておらず、図書館司書さんたちと学校の先生が中心になって企画したそうです。
「でんでんむしのかなしみ」「あめ玉」「ごんぎつね」が朗読され、子どもたちが「二ひきのかえる」の劇を披露しました。かえるのお面が楽しいですね。
さらに手袋の形をした紙にそれぞれ感想を書いたそうです。
この記事を書いた司書さんは
「新美南吉の作品は一見すると、短いお話のように思えるが、読んでみると奥が深いことが分かる哲学的な文章。」
と感想を述べています。
さらにロシア語訳の最後のほうに新美南吉が1942年7月10日書いた日記からの抜粋をロシア語に訳して掲載したのですが、それを司書さんはそのまま引用していました。
抜粋というのはここの部分です。
「よのつねの喜びかなしみのかなたに、ひとしれぬ美しいもののあるを知っているかなしみ。そのかなしみを生涯うたいつづけた。」
この本を翻訳作業中、作品だけではなく、南吉童話そのものの特徴を簡潔に表現したものはないかと探していました。
結局ご本人の言葉を日記から見つけてロシア語に訳した(ちなみにこれを翻訳したのは私です。)のですが、それが司書さんの心に響いたようでうれしいです。
ベラルーシに少しずつ南吉童話の世界が広がっていくようで、本当によかったです。
子どもたちも楽しいひと時を図書館で過ごせたのでは、と思っています。
こちらがその図書館のHPです。ぜひご覧ください。
記事はロシア語ですが画像が見られます。
私は出席しておらず、図書館司書さんたちと学校の先生が中心になって企画したそうです。
「でんでんむしのかなしみ」「あめ玉」「ごんぎつね」が朗読され、子どもたちが「二ひきのかえる」の劇を披露しました。かえるのお面が楽しいですね。
さらに手袋の形をした紙にそれぞれ感想を書いたそうです。
この記事を書いた司書さんは
「新美南吉の作品は一見すると、短いお話のように思えるが、読んでみると奥が深いことが分かる哲学的な文章。」
と感想を述べています。
さらにロシア語訳の最後のほうに新美南吉が1942年7月10日書いた日記からの抜粋をロシア語に訳して掲載したのですが、それを司書さんはそのまま引用していました。
抜粋というのはここの部分です。
「よのつねの喜びかなしみのかなたに、ひとしれぬ美しいもののあるを知っているかなしみ。そのかなしみを生涯うたいつづけた。」
この本を翻訳作業中、作品だけではなく、南吉童話そのものの特徴を簡潔に表現したものはないかと探していました。
結局ご本人の言葉を日記から見つけてロシア語に訳した(ちなみにこれを翻訳したのは私です。)のですが、それが司書さんの心に響いたようでうれしいです。
ベラルーシに少しずつ南吉童話の世界が広がっていくようで、本当によかったです。
子どもたちも楽しいひと時を図書館で過ごせたのでは、と思っています。