ベラルーシの部屋ブログ

東欧の国ベラルーシでボランティアを行っているチロ基金の活動や、現地からの情報を日本語で紹介しています

第11回 体調と対策メモ アセチルコリン

2018-04-04 |   体調と対策メモ
およそ1年ぶりの寄稿となりました。
「体調と対策メモ」第11回目の寄稿となりました。テーマはアセチルコリンです。
 聞きなれない言葉だと感じる方も多いでしょうが、この記事を読むと大変詳しいことが分かります。
 この寄稿の執筆者様、まだご体調が万全でない中、詳しく教えてくださり、本当にありがとうございます。
 いつものようにこのブログ上で公開しますので、このような症状があるかた、思い当たることがある方、ぜひご覧ください。

(第1回からの「体調と対策メモ」はこちらにまとめてあります。)

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体調と対策メモ アセチルコリン

 お久しぶりです。
 体調と対策メモの者です。


 震災後から続く、原因不明の体調不良は、ずいぶん改善してきました。
 まだ、だるさなどの不調はありますが、うまくコントロールしていけば生活はできています。

 悩んでいた不調のひとつに「本が読めなくなった」と言うものがありましたが、かなり改善されています。

 さて、衰えていた記憶力や読書力が最近戻ってきたのですが、それについて効果があった対策をお伝えしたいと思います。


○アセチルコリンについて

 最近、本で読んだのですが、人には脳のタイプが外向型(アドレナリン型)と内向型(アセチルコリン型)の人がいて、アドレナリン型が75%、アセチルコリン型の人は25%くらいの比率なのだそうです。

 外向型の人は、大勢で遊ぶとか、ジェットコースターとか、脳でアドレナリンがたくさん使われる行為で癒されり元気になったりするタイプで、内向型は一人で穏やかに過ごしたり休息したりすることで癒され元気になるタイプなのだそうです。

 内向型の人は、考えることで疲れることもあれば、考えることで元気を取り戻すこともあるらしく、外向型の人より、日常的にはるかに多くのアセチルコリンを必要とするらしいのです。

 このアセチルコリンが司どっているのが記憶などの分野で、わたしはもしかしたら、わたしは何らかの原因で震災以降アセチルコリンが慢性的に不足しているのではないか」と考えました。

 アセチルコリンは、記憶力、集中力、睡眠などを司ります。
 また、ノルアドレナリンの分泌やリ心身のリラックスにもかかわっているようです。

 どうも、わたしの症状に合致するようです。


○アセチルコリンを増やすサプリを摂取してみる

 アセチルコリンを増やすと言われているサプリを摂取してみました。
 結論から言うとかなり効果がありましたので、わたしが試してみてよかったなと思ったものを以下に書きますので、よかったら参考にしてみてください。

・レシチン
 もともと飲んでいたのですが、すこし量を増やしてみました。
 身体の反応が極端ではなく、毎日飲んでいると体調を底上げしてくれる感じです。

・DMAE
 体内でアセチルコリンになるという、アセチルコリン前駆体です。食品ではサバやイワシなどに含まれるのですが、海産物は食べられないという人にはサプリがあります。
 ただ、わたしには、このサプリは、効果はあったのですが、すこしきつい感じがして、疲れてしまう気がしたので、ちょっと試しただけで、あまり飲んでいません。
 個人差があると思いますので、自己責任か、主治医と相談して使ってみてください。
 国内ではあまり売っていないと思います。

・ホスファジチルセリン
 アセチルコリンの分泌を促す成分です。国内でもサプリとして購入できます。
 とても効果があり、また、わたし個人はきつく感じることもありませんでした。これを飲んで本を読むとかなり集中できました。わたしが衰えていた短期記憶も少しずつ回復してきたような気がします。(ただし、用法は守って一日の使用量なども守ってください。たくさん飲んだらたくさん効くと言うものではないです)

 アセチルコリン対策を考えるようになってから、悩まさせていたことがだんだん解決していくような感覚があります。
 食品からのアプローチだと、レシチンが多く含まれている大豆や卵黄での摂取がおすすめです。(たとえば、卵入り納豆などが組み合わせてとしてよいと思います)
 自然に近いサプリですと、にんにく卵黄などです。

 アセチルコリンはビタミンBやビタミンCと一緒に摂取すると効率的に働くらしいので、これらのサプリと同時に飲むようにしています。

 アセチルコリン対策をするようになってから、読書能力はかなり回復し、眠った後にかなり疲れが取れるようになりました
 まだまだ、食べたものによって、または気圧の変動などで体調がおかしくなることはあるのですが、記憶力や集中力についてはかなり効果がありましたので、もし同じような症状で悩んでいる方がいたら、参考にされてください。

※何度も申し上げますが、わたしは自分の体調不良の原因が放射能だとは断言しませんし、この対策が放射能対策だとは申しません。自分の体調不良に対する対策を、「わたしはこうしている」と言うだけで、それが誰かの何かの参考になればいいと思って書いています。万人に当てはまる方法ではないかもしれませんので、ご自身で試す場合は、ぜひ慎重な方法でお試しになってください。

 今回のご報告は以上です。
 体調については、日々、低空飛行で一進一退ですが、震災直後を振り返るとずいぶんよくなった気がします。
 わたしの体験がどなたかのお役に立てれば幸いです。

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 はい、私は少数派の『内向型』の脳です。ということは私もアセチルコリンがたくさん必要な人間なのか・・・と大変参考になりました。
 サプリではなく食品で摂るとして、しかもベラルーシで手軽に手に入るものと言えば、卵黄とニンニクですかね・・・
 大変参考になりました。

 話は変わりますが、この冬私の周囲の人間(家族や職場の同僚など)が次々と風邪で倒れる中、マルチビタミンサプリ、ドライフルーツ、そして薬草酒で乗り切り、今のところ全く体調を崩しておりません。
(インフルエンザの予防接種も受けなかったのに。)
 私は3月なると、ビタミン切れのせいか、風邪を引くことが多かったのですが、もう4月。乗り切った感が大きいです。
 やっぱり、自分に当てはまるタイプを見極めて、それに合った対処方法を見つけるのが大事だと実感しました。

 今回の寄稿も執筆者様が書いているとおり、万人や万病に効くとは思いませんが、読んでくださったどなたかのお役に立てれば幸いです。