ベラルーシの部屋ブログ

東欧の国ベラルーシでボランティアを行っているチロ基金の活動や、現地からの情報を日本語で紹介しています

2023年1月12日。ウクライナ侵攻から324日目

2023-01-12 | ベラルーシ旅行・長期滞在・留学注意情報
 2023年1月12日。

 ロシア陸軍総司令官オレグ・サリュコフ率いるロシア軍代表団がベラルーシを訪問し、ベラルーシで訓練をしているロシア軍を視察しました。
 そんな中、ウクライナ防衛副大臣は、
「ロシアはベラルーシで訓練された動員兵をドネツクに活発に投入を開始した。軍備の欠乏のため歩兵による攻撃に頼っている。」
と発言しました。

 ラジオフリーヨーロッパのジャーナリスト、リカルド・ヨズウィアク氏のツイートによると、EUによる対ロシア制裁の最新パッケージに、今回ベラルーシが対象に含まれていないのはウクライナの求めに応じたものであるそうです。
 私たちが知らないだけで、ベラルーシとウクライナの間に水面下でさまざまな交渉が行われているのかもしれません。
 
 2020年のベラルーシ大統領選挙の立候補者の一人、アンドレイ・ドミトリエフ氏が昨日の夜、拘束されました。
 理由は明らかにされていません。ドミトリエフ氏は投票率が公式発表によるとわずか1%ほどだったのですが、選挙後、結果の無効を訴えており、また別件で身柄拘束、その後釈放されています。今年になって再び拘束されたのは、ロシアのウクライナ侵攻に関わっているのかもしれません。


 ロシアで拘束されていたアメリカ海軍退役軍人のテイラー ・ダドリー氏が釈放されたとCNN が報じています。


 ベラルーシ外務省によると、国連難民高等弁務官は、ウクライナからの避難民を支援したベラルーシに謝意を表しました。
 ベラルーシは2022年2月以降、75,000人以上のウクライナ避難民を受け入れ、住居や就職先などの支援を国手動で行いました。(ただし、就職がうまく行かず第三国に出国したウクライナ人もいます。)
 日本も国連から感謝されるときが来ますよ。

 ウクライナ当局は国内のロシアとベラルーシの資産を凍結し、その総額は11億2000 万ドルに達したとっはっぴょうしました。