クラッシク・コンサートの話題です!
22日「山本貴志ピアノリサイタル」に出かけました。
彼の演奏は2015年1月以来2度目です。
会場は…御堂筋

あいおいニッセイ同和損保フェニックスタワー内
ザ・フェニックス・ホール
昨今の世界情勢(ウクライナ侵攻)により
当初のプログラムが大幅に変更され
~オールショパンプログラム~
ノクターン遺作 嬰ハ短調
ポロネーズ第3番 イ長調「軍隊」op.40-1
ポロネーズ第4番 ハ短調 op.40-2
4つのマズルカ op.41 (嬰ハ短調・ホ短調・ロ長調・変イ長調)
ポロネーズ第5番 嬰へ短調 op.44
ポロネーズ遺作 変ト長調
3つのマズルカ op.59 (イ短調・変イ長調・嬰へ短調)
舟歌 嬰へ長調 op.60
ポロネーズ第7番 変イ長調「ポロネーズ幻想曲」op.61
冒頭のノクターン遺作は「戦場のピアニスト」で使われた名曲
平和な暮らしが一変、廃墟と化したウクライナの町が頭をよぎります。
祖国ポーランドへの思いが込められたショパンのポロネーズ、マズルカ
今も多くの行き場のないウクライナの避難民がポーランドに助けを求める中
ワルシャワに拠点をもつ山本氏ならではの名演奏に涙腺が緩みました。
「シンドラーのリスト」もこの国の悲惨な過去の出来事でしたね。
ラフマニノフがロシア出身だとはいえ
100年も前にアメリカに亡命した音楽家
芸術、文化にもウクライナ侵攻の余波が及ぶとは…残念です(@_@。
アンコールは山本氏の穏やかな語りと唱歌「ふるさと」の演奏
日本だけじゃなく、ウクライナにも世界中どこの国にとっても
「ふるさと」はかけがえのないもの、そんなメッセージを感じました。
コンサートのラストは、大好きな「ノクターン第2番」でした♪