子供の頃、思ってたことがあるのです。
私が子供の頃は既に平和な日本ではありましたが、他国では争いごともありました。
そんな時、ふと疑問に思ったのです。
同じ町内、同じ市民、同じ県民、同じ日本人同士、
よその土地でばったり会うと親しみが湧いて、争いごとなんてしたくないですよね。
だったら、どうして同じ地球人なのに争うの?
よその星から喧嘩を仕掛けられ、初めて同じ地球人同士という親しみに気付くんだよね、きっと。
それで初めて気付くのでは、遅いと思わない?
子供の頃、思ってたことがあるのです。
私が子供の頃は既に平和な日本ではありましたが、他国では争いごともありました。
そんな時、ふと疑問に思ったのです。
同じ町内、同じ市民、同じ県民、同じ日本人同士、
よその土地でばったり会うと親しみが湧いて、争いごとなんてしたくないですよね。
だったら、どうして同じ地球人なのに争うの?
よその星から喧嘩を仕掛けられ、初めて同じ地球人同士という親しみに気付くんだよね、きっと。
それで初めて気付くのでは、遅いと思わない?
今、考えてもどうにも理解出来ない仕草をする同世代の子供のことを思い出します。
一人だけではなかったのです。
同じ仕草をする子、何人もいました。
その一つがデパートでの話。
私が子供の頃、クリスマスが近くなるとデパートへ行き、おもちゃを選ぶのが当たり前でした。
昔はおもちゃの大型店舗も無かったし、通販も有りませんでしたから。
(現在は逆におもちゃ専門大型店舗は無くなってきているようですね)
当時、混雑したデパート店内、妹は父親に肩車されながら、私は母親と手を繋いで店内を歩いていました。
すると。
必ずいました。
同じように肩車されている子供が。
その見知らぬ女の子が、何もしてない妹に向かって鼻をフンとしわ寄せてガンつけたのです。
肩車されるくらいですから、大きくてもせいぜい5歳くらいですよ。
その女の子だけじゃないのです。
手を繋いで親と歩いていた私も、(別の女の子に)同じ仕草でガンつけられました。
私や妹が女の子だったせいもあるのか、男の子にはいませんでした。
なぜか必ず女の子でした。
デパートに限らず、同じ仕草をする女の子があちこちにいましたね。
そして、当時はガン飛ばされるから、私も同じように返すというだけで何も考えていませんでした。
しかし、今考えるとなんであんなことしてたのだろう?
今現在、そんなことする子いませんよね?
同じように親に肩車してもらってたり、手を繋いでもらってた女の子ばかりだったので、羨ましくてとかじゃない気がするのです。
地域性もあるのか?
今となっては意味不明です。
誰かが最初に始めて広まったのでしょうけど、大人には理解出来ない行動でしたね。
前回の雨の日のお話で思い出したことがあります。
当時、私は中学1~2年生でした。
学校の部活を終えて帰宅途中、急に雨が降ってきたのです。
走れば5~6分です。
でも歩いても走ってもずぶぬれは確実でした。
そのため開き直って、早歩き程度で歩いていたところ、頭上に赤い傘が。
ビックリして傘を持った人を見ると、見知らぬ若い女性。
「私もこっちの方だから、途中まで入れてあげるよ~」
若いOL風の女性でした。
「あ、ありがとうございます」私は目を丸くして頭を下げました。
見知らぬ人が傘をさしてくれたのは生まれて初めてのことでしたし、親切な人っているんだな~と思いました。
年齢を重ねた現在なら、傘詐欺か?ストーカーか?などと疑ってしまうのが先なのでしょうけど。
傘1本に2人入っているのだから、どうしても片方の肩が濡れてしまいます。
私は子供ながらにも、親切なお姉さんが出来るだけ濡れないよう自分の肩を、傘からはみ出して歩きました。
お姉さんは、歩きながら「○○学校なんだね(制服を見て)。私もそこ卒業したんだよ~」など話しかけてくれました。
その女性は昔、中学生に傘をさしてあげたことがあったなんて、おそらくもう覚えてないでしょう。
でも、助けてもらった方は、ずっと忘れないのです。(忘れる人は単なる恩知らずですね)
片方の肩は雨で濡れてしまいましたが、心はカラリと快晴でした。
今も同じ街に住んでいたら、どこかですれ違っているかもしれません。
人間っていいな〜って思わせてくれた出会いでした。