猫山さんの日記

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jitsiを再構築しよう(2)会議室に一人しかログインできない

2024-12-26 | 日記
昨日jitsiをインストールしたけれど、会議室に一人しかログインできない。
今日中になんとかしないと、市長の言葉を庁内にLive配信できない。
ヒントがないか検索してみた。

$ sudo grep -r meet.example.com /etc/jitsi/
実行してみると、/etc/jitsi/meet/meetsv.city.***.lg.jp-config.jsに何か所かヒットした。
でも、全部コメントアウトされているので関係なさそう

■/var/log/jitsi/jicofo.logを見てみた
SEVEREなエラーが出ていた。
Jicofo 2024-12-25 23:43:08.470 SEVERE: [38] [room=test@conference.meetsv.city.***.lg.jp meeting_id=2d9d167c-2c0c-463a-bf56-8aeb466f38b5 participant=f8b61ae7] ParticipantInviteRunnable.doRun#218: Can not invite participant, no bridge available.

no bridge availableをネットで検索してたら、jvb.logを見ろとあるので、
/var/log/jitsi/jvb.logを見てみる
JVB 2024-12-26 01:39:30.890 SEVERE: [21] HealthChecker.run#181: Health check failed in PT0.000048S: Result(success=false, hardFailure=true, responseCode=null, sticky=false, message=No valid IP addresses available for harvesting.)

No valid IP addresses available for harvestingで検索すると、
設定の問題だって
どの設定だろう

■/etc/jitsi/videobridgeの中を見てみる
sip-communicator.propertiesの下記の行が怪しいかも
org.ice4j.ice.harvest.STUN_MAPPING_HARVESTER_ADDRESSES=meet-jit-si-turnrelay.jitsi.net:443
でも、以前のjitsiの設定を見たところ、この記述は同じだった。

■/etc/jitsi/meet/meetsv.city.***.lg.jp-config.jsの中にも一つ怪しいのが
stunServers: [
// { urls: 'stun:meetsv.city.***.lg.jp:3478' },
{ urls: 'stun:meet-jit-si-turnrelay.jitsi.net:443' },
],
でも、以前のjitsiの設定を見たところ、この記述は同じだった。

うーん、何だろう。
メモリの問題かも。
メモリは8GBのまま、動的メモリ割り当てをOFFにしてみた。
症状は変わらず。

■もう一度/var/log/jitsi/jvb.logを見てみる
JVB 2024-12-26 02:49:12.066 SEVERE: [20] HealthChecker.run#181: Health check failed in PT0.000875S: Result(success=false, hardFailure=true, responseCode=null, sticky=false, message=No valid IP addresses available for harvesting.)

やっぱりice4jが怪しい。
次のとおり設定を一行コメントアウトして再起動してみた
$ sudo vi /etc/jitsi/videobridge/sip-communicator.properties
# org.ice4j.ice.harvest.STUN_MAPPING_HARVESTER_ADDRESSES=meet-jit-si-turnrelay.jitsi.net:443
数秒つながったが、また会議室から追い出されてしまった。

もしかして、名前解決ができていないのかな。
$ sudo vi /etc/netplan/50-cloud-init.yaml
あ、nameserversが稼働環境とは違うものになっている
直して反映させる
$ sudo netplan apply
またすぐに追い出されるようになった。

■何回もログを見る
やっぱりice4jが怪しい。
そして、ついに見つけた。
インターネットに接続できない環境では、
jvb.confのvideobridge { 直下に次の3行を追加しろだって。

health {
require-valid-address = false
}

やった、うまく行った。

設定を少しカスタマイズして仕上げだ。
$ sudo vi /etc/jitsi/meet/bbb.kumapress.com-config.js
■クライアントの負荷を減らしたい
オーディオレベルメーターの表示をOFFにする
disableAudioLevels: true,
■入場時はミュートにしたい
startWithAudioMuted: true,

今日は定時で帰るぞー♪

jitsiを再構築しよう(1)インストール

2024-12-25 | 日記
市長の年末の言葉を庁内にLive配信せよということだが、
jitsiに障害があり、一つの会議室に2人までしか入れない。
Edgeのアップデートに付いて行けなくなったのかな?
明後日までに直せるだろうか・・・
・・・直すより再構築の方が早そうだ。

ubuntu 24.04.1 LTSのDVDイメージをダウンロードして、
Hyper-V 2019上にインストールを開始した。
言語の一覧に日本語がないのでEnglishで継続する。
キーボードは日本語キーボードを選べた。
ミラーサーバは、近そうなのを選んだ。

インストールが完了したのでまずはアップデート。
$ sudo apt update
$ sudo apt upgrade

さて、jitsiのインストール方法を探す。
(参考)Jitsi meetをubuntu22にインストールしました。
ホスト名が適切か確認する
$ hostnamectl
タイムゾーンを確認する
$ timedatectl
Time zone: Etc/UTC (UTC, +0000)となっている。東京に直す
$ sudo timedatectl set-timezone Asia/Tokyo
$ timedatectl
Time zone: Asia/Tokyo (JST, +0900)
正しくなった。

続いてロケールを日本語にしたら文字化けしてしまった。
もしかしたらHyper-Vマネージャのコンソールが
日本語に対応していないのかもしれない。
解決に時間がかかりそうなので、ロケールは英語のまま進める。

aptをHTTPSで使うためのパッケージをインストールする
$ sudo apt install apt-transport-https
Ubuntuにjitsiを落とすにはuniverseリポジトリが必要らしい。
$ sudo apt-add-repository universe
再度アップデート
$ sudo apt update
$ sudo apt upgrade

Jitsiリポジトリを追加
$ curl https://download.jitsi.org/jitsi-key.gpg.key | sudo sh -c ‘gpg -dearmor > /usr/share/keyrings/jitsi-keyring.gpg'’
あれ?エラーだ。別のサイト探してみる

(参考)Jitsi Meetとは?インストールや初期設定についてわかりやすく解説
・Jitsi Meetを利用するのに必要なポートを開放。
後でいいと思うんだけど、まあいいや今しておこう。
$ sudo ufw allow 80/tcp
$ sudo ufw allow 443/tcp
$ sudo ufw allow 4443/tcp
$ sudo ufw allow 10000/udp

・まずJitsiGPGキーをダウンロード。
$ wget https://download.jitsi.org/jitsi-key.gpg.key
・次にダウンロードしたGPGキーをaptのキーリングに追加。
$ sudo apt-key add jitsi-key.gpg.key
・不要になったGPGキーを削除。
$ rm jitsi-key.gpg.key

・Jitsiリポジトリを含む新しいソースファイルを作成し、
Jitsiリポジトリをサーバーに追加。
$ sudo vi /etc/apt/sources.list.d/jitsi-stable.list
(次の行を追加)
deb https://download.jitsi.org stable/

証明書ファイルは、クライアントに配布する手間を省くため、
これまで使っていたサーバのものを再利用する。
でも、ネットワーク共有がないし、仮想マシンにどうやって渡そう?
証明書をISOイメージにして、仮想マシンにマウントしてやれば良いかも。
PCにISOイメージを作るソフトが入っていない。Windows11の標準機能で作れないだろうか。
できるみたい。
(参考)Windows標準機能でISOを作成するには?
できた。

Hyper-VマネージャでISOを接続した。
マウントする
$ sudo mkdir /mnt/cdrom
$ sudo mount /dev/cdrom /mnt/cdrom
ISOファイルから証明書置き場に証明書をコピーする
$ sudo cp /mnt/cdrom/meetsv.city.***.lg.jp.key /etc/ssl/private
$ sudo cp /mnt/cdrom/meetsv.city.***.lg.jp.crt /etc/ssl/certs
ISOファイルのマウント解除
$ sudo umount /mnt/cdrom

・Jitsi Meetパッケージをインストール。
$ sudo apt update
$ sudo apt install jitsi-meet

The domain of the current installation (e.g. meet.jitsi.com)と聞かれたら、
meetsv.city.***.lg.jp

SSL certificateの選択画面では、
I want to use my own certificateを選ぶ

Full local server path to the SSL key file:
/etc/ssl/private/meetsv.city.***.lg.jp.key

Full local server path to the SSL certificate file:
/etc/ssl/certs/meetsv.city.***.lg.jp.crt

telephonyはよくわからないけれど不要そうなのでNOにする
Add telephony to your jitsi meetings?
No

インストールが完了した。さあ、試そう。
ブラウザからjitsiにアクセスできた。
でも、「ミーティングに参加」ボタンを押しても無反応。
何で?

何となくホスト名が怪しい気がする。
ubuntuのインストール時にホスト名に.(ドット)が入力できなくて、
ドメイン部分を入力できなかったのだ。

ホスト名の修正
$ sudo hostnamectl set-hostname meetsv.city.***.lg.jp
hostsファイルの修正
$ sudo vi /etc/hosts
127.0.0.1 meetsv.city.***.lg.jp

もう一度会議に参加を試みる。参加できた!
他のPCを使ってこの会議に参加してみよう。
「残念ながら、何か問題が発生しています。」と会議が異常終了してしまった。
一人では参加できるが、他に誰も参加できない。
これでは独り言部屋だ。

もう終電の時間だ、続きは明日にしよう。

BitLockerを有効にしたら起動できなくなった

2024-12-20 | 日記
12月議会が終わり少し時間ができたので、
古いノートパソコンにWindows11をインストールすることにした。
職員用パソコンの入れ替え時に廃棄せず保管しておいたものだ。
貸出用など、何かと役に立つ。

11台あるので、マスターPCを1台作ってクローン展開することにした。
まずMediaCreationToolでWindows11 24H2のUSB起動ディスクを作った。
これは古いバージョンがどうしても必要なときがあるので、
何世代か保管している。

マスターPCが完成したので、sysprepを実行してシャットダウンした。
TrueImageのUSBで起動してディスクイメージをバックアップし、
他のPCにどんどんリストアした。
で、起動してBitLockerを有効にして再起動したら
「自動修復を準備しています」だって。
何で?

SSDを交換したりイメージを作り直したり何回やっても同じ結果。
どういうこと?
24H2をsysprepするとbcdファイルがおかしくなるらしい。
直すには、Windows11のUSBで起動して、コマンドプロンプトから
bcdファイルを修正するそうだ。

X:\sources>diskpart
DISKPART> list disk ←SSDのディスク番号を探す
DISKPART> select disk 0 ←SSDのディスク番号
DISKPART> list partition ←Typeがシステムを探す
DISKPART> select partition 2 ←システムパーティションの番号
DISKPART> assign letter=s ←ドライブレターを割り当てる
DISKPART> list vol ←ドライブレターの割り当てを確認する
DISKPART> ext diskpartを終了
X:\sources>bcdboot C:\Windows /s s: /f uefi /l ja-jp
ブートファイルは正常に作成されました。と表示されれば成功。

PCを起動し直すと、妙なOS選択画面が出た。

デフォルトになっている上の方を選択すると、Windowsが無事起動した。
試しに再起動してみると、またこれが出た。
ブートメニューを直さないといけないようだ。

Windowsの検索窓にシステム構成と入力し、Enter
ブートタブを表示すると2行表示されているので、
現在のOSじゃない方を削除する。


※2024.12.23
bitLockerを有効にする前にコマンドプロンプトから
diskpartを実行し、bcdファイルを修正しても良いようだ。