王様の耳と猫の耳

日常と異国の話をまぜこぜで書き散らし

呼んだり呼ばれたり

2024-01-06 14:27:42 | 異国の話

さっき、庭にいる猫を呼ぼうとして、口の中で舌をチョッチョッと鳴らしてみた。猫は振り返ったけど、見ただけで行ってしまった。

その時思い出したのだけれど、ミャンマーでは食堂などで店員さんを呼ぶときに、声を出さずチョッチョッと舌を鳴らす習慣がある。

本で読んだあと、実際に店でそうやって店員さんを呼んでいるのを見て、オモシロイなぁとニヤニヤしていたのだが、その後店の中をウロウロしている猫を見かけて、思わず舌を鳴らしそうになってハッとした。

猫より店員さんが来るがな!

危ういところであった。

犬猫に対して舌を鳴らす癖のある私は、ミャンマー滞在中は常に気をつけなければならない。ちょっと緊張した。

だってどの店にもまんべんなく猫がいて、つい呼びたくなるんだもの!

 

モンゴルでは、日本食レストランで働いていた二十歳くらいの女の子に、「おじいさんから日本語で『おねえさん』と呼ばれてびっくりしました」といわれた。

モンゴルでは相手の年齢が自分より上か下かを考慮して呼びかけの言葉を選ぶので、年下のひとをお兄さんとかおねえさんとか言うことはないのだ。

そういえば、昔中国で、中年女性にも『小姐』(お嬢さん)と呼びかけていて面食らったっけ。

今の私(還暦)が中国へ行ったら、何と呼ばれるのかな。

まぁ、行かないけど。