言葉にできない

嬉しくて嬉しくて・・・

いや、言葉にしちゃってるんですけど。
((((((((^^;;)

象の背中

2007-11-02 11:46:35 | 映画
秋元康原作の映画です。
主演は役所広司。

前日、Aさんから見に行かないかと誘われたんだけど、
仕事明けの眠い頭だったのでパスしました。
メールしたら、Aさんは久し振りの映画で良い物を見たとかなり感動した様子。
んじゃ・・という事で行って来ました。

冒頭 主人公が癌を告知されるところから始まります。
転移していて、治療をしないと余命半年。
この彼は治療をしない選択をしました。
その半年の間に心残りの無いようにと、
初恋の女性、喧嘩別れしてしまった友人らに会いに行きます。
そして三年間温めて来た、自分が部長を務める部署のプロジェクトを通すように
熱意を持ってあたっています。

主人公は自身の病気、余命を家族では大学生の息子にだけ伝えます。
そして愛人にも。
妻や娘は知らないまま話は進むんですが、
会社で痛みの為に倒れた彼は病院に搬送され、目が覚めた時は病室で傍らに心配そうに見つめる妻の姿。

仕事を辞め、自分の死後の家族が経済的に困窮する事のないように疎遠だった実家の兄のところにも出向きます。
そしてホスピスに入所。
家族で最期の時を迎える準備に入ります。
砂浜で過ごす楽しいひと時。
主人公の最期を看取り、映画は終わります。

私は原作を読んでいないのですが、
これは原作に忠実なんでしょうか。
確かに泣き所は沢山あって泣けはしましたが、
突っ込みたい所もかなりありました。

主人公の男性は48歳。
旦那と同じ歳です。
そして、家族構成も同じなんですが・・・。


大学生である息子に話して、なぜ妻に話さないのか。

そして、なぜ愛人には話すのか。

会いに行った初恋の女性に自分の病気の話をしたこと。
学生時代の男友達には分かる気もするけれど・・

過去、仕事上のトラブルがあった男性に雨の中、土下座したこと。
あれで許してくれたんだと思うのは自己満足なんじゃないのか。
あの男性の気持ちはそんな風に推し量れるんだろうか。
あの男性自身も余命一年なんだが・・・あれでスッキリするのかな。

ホスピスで、愛人に『顔を見たい』と電話をし、
会いに来た彼女を見て、妻は今までの事を察知したのだろう。
帰り際にお礼の挨拶をする妻。

病室に戻った妻の顔色を窺う主人公。

砂浜で妻が主人公にあてた手紙を読むくだり。
感謝の言葉で埋められたその手紙。

以上 思いついただけ書き連ねた。
昨夜、旦那にもちょっと映画の話をして、納得できない旨伝えたんだけど、
は『お前は気が強いから。。』

泣けたし、感情移入する所もあったのに、とてもきれいなお伽噺みたいに感じた。。
結婚生活23年で、アレはないだろう。。。。
それとも家は特別か?

主人公は強い夫、父親を演じているが、
どこかで辛い自分を見せる相手がいなければ・・・・
それは妻じゃないのか?
唯一 1度だけ主人公が『死ぬのが恐い』と言えたのは、兄の前だけだった。
この映画は役所広司の演技力で支えられているけれど、
構成は薄っぺらい感が拭えない。

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