Aさんが貸してくれたんですが、直木賞受賞作の桜庭一樹さんの小説です。
しょっぱなからネタバレですが、
私の男とは16歳違いの義父と9歳の時から養女になった花という娘との間柄を表しています。
と、私もそれくらいの知識はありました。
が、それはちと違う。
AさんはHシーンの事を眉を顰めながら話していたんですが、
私にはもっと違う事が頭に残りました。
血のつながりというもの。
つながらなくても親。つながっても親。
序章は明日に結婚式を控える主人公 腐野花(くさりのはな)と義父、婚約者と過ごす夜から始まる。
そこから過去へ他者の目を交えて遡る。
遡って遡って・・・読者は事実を知り、顛末を知る。
他者からの視点で話す事を交えている所為かリアリティを感じてしまった。
読んで感じるのは血のつながり・・
母親になることは恐いことでもあると思う。
父親になるのも恐いことなのだろう。
それでも正気でいられる・・狂わずにいられるのは強さなのかなぁ。
私は『小町ちゃん』の視線が一番理解できる。
歪められてしまった子どもの姿なのだと思う。
それは花だけではなく淳吾もなのだろうけれど・・・
血を求めた結果なんだろうけど、
容易くその淵を渡ってしまった淳吾を私は憐れんでしまうが許せない。
しょっぱなからネタバレですが、
私の男とは16歳違いの義父と9歳の時から養女になった花という娘との間柄を表しています。
と、私もそれくらいの知識はありました。
が、それはちと違う。
AさんはHシーンの事を眉を顰めながら話していたんですが、
私にはもっと違う事が頭に残りました。
血のつながりというもの。
つながらなくても親。つながっても親。
序章は明日に結婚式を控える主人公 腐野花(くさりのはな)と義父、婚約者と過ごす夜から始まる。
そこから過去へ他者の目を交えて遡る。
遡って遡って・・・読者は事実を知り、顛末を知る。
他者からの視点で話す事を交えている所為かリアリティを感じてしまった。
読んで感じるのは血のつながり・・
母親になることは恐いことでもあると思う。
父親になるのも恐いことなのだろう。
それでも正気でいられる・・狂わずにいられるのは強さなのかなぁ。
私は『小町ちゃん』の視線が一番理解できる。
歪められてしまった子どもの姿なのだと思う。
それは花だけではなく淳吾もなのだろうけれど・・・
血を求めた結果なんだろうけど、
容易くその淵を渡ってしまった淳吾を私は憐れんでしまうが許せない。
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