レリーズタイムラグ

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こんなカメラを使ってました[14]OLYMPUS μ750

2011-12-02 22:42:34 | こんなカメラを使ってました
中古機種名:OLYMPUS μ750
画素数:有効710万画素
使用時期:2007年頃
中古購入お勧め度:35点(装備は豪華。画質が・・・)

あまりいい思い出はありませんが、印象には残っているので取り上げてみました。オリンパス恐怖症になるきっかけとなった機種です。

当時ちょっとだけ流行っていた、光学5倍(36mm~180mm)の「プチ望遠」機種です。ボクは基本的にテレ端の数字に弱い。いざ買ってみると滅多に使わないにもかかわらず弱い。しかし再三書いているようにデカくて重いのは嫌い。そこでこの「プチ望遠」です。一般的な光学3倍ズーム機と大して変わらない大きさ重さで、よりテレ端が効く・・・どストライクという感じでした。すぐに飛びつきました。

本機の場合、競合他機種と比較しても装備の豪華さでは群を抜いてました。CCDシフト式手振れ補正、高感度(ISO1600)、生活防水、そしてデザイン(楔形の造形は好みが分かれるところですが、ボクはいたくハマりました)・・・開梱のときにあんなにウキウキした機種はそうはないですね。

ところがひとたび使い始めてみるとガッカリすることばかり。まず何を撮ってもボヤッとした画しか出ないし、低感度でもノイズどっさり。逆にノイズ覚悟の結構な暗い場面でも、オートで撮るとなぜかISO200でやせ我慢するためブレまくり、かといって高感度モードで撮ると、悲惨な仕上がりになるにも関わらず威勢よく1600まで感度を跳ね上げる。それ以前に(防水のため仕方が無いとはいえ)シャッターが幾分かたくて根本的にブレやすい。総合すると暗いところでは使いたくない機種。でありながら明るい場面もそこそこ苦手で、あからさまな逆光でなくてもすぐ白飛びしてしまう・・・お手上げでした。どないせえっちゅうねんでした。

ただ、デザインと軽さは本当に気に入ってました。今でも中古屋で見かけると思わず見返してしまうくらいに。今は少しは知恵もついたし、ひょっとしたら当時よりもうちょっと上手に扱えるんじゃなかろうか・・・見かけるたびにそんなこと思ったりします。後継機(こんなに扱いづらいのに世間的には評判が良かったのか、その後2世代も出ている)でも試してみようかな。画質はそれなりに向上したみたいだし。ただデザインが微妙にマイナーチェンジされて、初代ほど引きがないんですよね。まあ、縁があれば。