レリーズタイムラグ

「元」デジカメブログ、今は興味あること全般、何でも節操なく書いてます。

最後の大物?・・・富士フイルム FINEPIX AX300

2012-05-31 23:04:33 | 雑感
ずいぶんと大げさなタイトルですが・・・理由は後ほど。フジの FINEPIX AX300 という廉価機種についてのお話。

ジャンクサルベージに味を占めつつある中、今年になって買った数少ない新品です。といっても発売からは1年近く経って(発売は昨年の1月)のことですが。実は発売当初から猛烈に気になっていた機種です。理由は以下の3つ。

1.単3乾電池で動く「そこそこ小さい」機種
→最近はロクなのが出ないのであまり買ってないけど、本来ボクは単3乾電池で動く機種が好き。見飽きたデザインだけど大作りでないのはいい。

2.先代(AX250)よりテレ側にシフトしたレンズ
→AX250は28~140mm、当機は33~165mm。世間的には広角端が狭くなったと嘆くところですが、ボクは何度か書いてるように(使いもしないのに)テレ端フェチ。33mmが極端に狭いってこともないし、個人的には絶妙の設定。

3.イヤに褒めてるサイトを発見
こちら。 「いわゆる高級コンパクトカメラにも匹敵する極めて良好な解像力」とまで書いてある。イヤイヤイヤと思いつつ、ウソだとしても洒落で済む値段だけに騙されてもいいかな、と。

結果としては概ね満足。3.のサイトの指摘どおり、数千円で手に入る機種とは思えないほど写りがシャープ。同サイトのどっかにも書いてあったけど、光学系で無理してないのがいいのかも。周辺落ちもあまり気にならないレベルだし。テレ端もいいですね。思ったより恩恵を受ける場面が多くて面白いです。あとは動画。フルHDじゃないけど何気に30フレーム/秒。思ったよりずっと綺麗に撮れます。

弱点もあります。まず今どきの機種としては起動が多少遅いこと。レンズが暗くて(F3.3~5.9)高感度画質がもう一息のため、屋内・暗所では残念な仕上がりになりがちなこと。動画がせっかく面白いのに専用ボタンじゃないため切替が面倒なこと、などなど。

ただ繰り返しになりますが、値段比で考えれば十分すぎる実力を備えていると思うし、先細る一方の単3乾電池機種の中で「これは」と思える最後の機種なんじゃないかとすら思っています。買えるうちにもう1台買っておこうかな・・・なんて割と真剣に思っていたりします。