eラーニングの現状と展望

ネットラーニングHD、ネットラーニング、WIWIW、Phoenix Consulting、各代表取締役 岸田徹

電気や水のようなeラーニング

2009-03-03 09:23:03 | eLearning
eラーニングの利用が、ますます便利になります。eラーニングは、電気や水道のように、使った分だけの利用料金をしはらうだけで、いつでもつかえるようになりました。

これまで、企業でeラーニングを実施するときに、LMS(ラーニング・マネージメント・システム)を購入し、社内にサーバーをたちあげて運用するケースも少なくありませんでした。その場合、研修部門は、IT部門の協力をあおぐことになります。

コースも買って、そのLMSにインストールして運用することになります。コースが、LMSを購入したところと同じであればまだいいのですが、他社のものであれば、そのままで購入したLMS上でうまくうごくかどうかチェックが必要です。互換性を確保するためのSCORMという標準があるとはいえ、実際には、そのままでは動かないことがあるからです。

しかし、eラーニングの主流は、ASPやSaaSとよばれるインターネット上の利用にかわりました。

もう、LMSやコースを買ってくる必要はありません。初期投資もありません。IT部門の力をかりることもいりません。インターネットに接続するパソコンさえあれば、いつでも簡単にeラーニングを活用して、利用料だけ払えばいいのです。

そうなれば、LMSを買うには規模が小さすぎる企業でも、すぐに大手と同じようにeラーニングを実施できます。社内のLMSでは対応しきれない大規模企業でも、ASPやSaaSで、何十万人にもなる大規模な受講生の研修をすぐにでも実施できます。

電気や水道のように、つかいたいときにつかいたいだけつかって、利用料を払うeラーニングの時代です。ネットラーニングは、サービスを開始した2000年から、この方式でeラーニングを提供してまいりました。