知力は、資力をあつめることができるが、資力は知力をあつめることができるわけではない。
以前、そう書きました。
「戦士で富はつくれるが、富で戦士はつくれない」 ローマでよく言われた言葉だそうです。
(塩野七生「ローマ人の物語」スペシャル・ガイドブック、新潮社、2007年5月20日刊、2000円+税)
現代の戦士は、知識で武装しています。剣はつかわない。
資本主義は、本来、生産手段の独占的な所有を基礎になりたっています。しかし、ITの世界における知的な生産活動において、生産手段は、だれでも入手できる規模になってしまい、独占の対象ではなくなりました。
ここにおいて、とくにIT分野における資本の役割が根本的に変わってきたのです。
したがって、株式公開で莫大な資金力を手にした新興企業も、IT分野でそれを資本として活用する方法があまりないことにもなります。グーグルのようによほどの技術力・知力を結集していれば、さらに本業で資力を活用していくことにもなるのですが。
知力がそれほどでもない新興企業は、安易なM&Aに走り、あるいは、金融分野に手を出したりして失敗します。
現代における知力の宝庫は、中国です。
以前、そう書きました。
「戦士で富はつくれるが、富で戦士はつくれない」 ローマでよく言われた言葉だそうです。
(塩野七生「ローマ人の物語」スペシャル・ガイドブック、新潮社、2007年5月20日刊、2000円+税)
現代の戦士は、知識で武装しています。剣はつかわない。
資本主義は、本来、生産手段の独占的な所有を基礎になりたっています。しかし、ITの世界における知的な生産活動において、生産手段は、だれでも入手できる規模になってしまい、独占の対象ではなくなりました。
ここにおいて、とくにIT分野における資本の役割が根本的に変わってきたのです。
したがって、株式公開で莫大な資金力を手にした新興企業も、IT分野でそれを資本として活用する方法があまりないことにもなります。グーグルのようによほどの技術力・知力を結集していれば、さらに本業で資力を活用していくことにもなるのですが。
知力がそれほどでもない新興企業は、安易なM&Aに走り、あるいは、金融分野に手を出したりして失敗します。
現代における知力の宝庫は、中国です。
またちょくちょく拝見させていただきます。