不登校・ひきこもりの人たちの居場所「水曜塾」
5月の開催日
日 時 1日、8日、15日、22日の各水曜日に行います。
午後1時から4時までです
(29日は都合により休みとさせていただきます。)
場 所 亀岡市総合福祉センター
持ち物 自分で考えて持ってきてください。
連絡先 090-9706-9431(野中・携帯)
水曜塾は、誰でも自由に参加できます。
予約は不要です。関心のある人は来てください。
不登校・ひきこもりの人たちの居場所「水曜塾」
5月の開催日
日 時 1日、8日、15日、22日の各水曜日に行います。
午後1時から4時までです
(29日は都合により休みとさせていただきます。)
場 所 亀岡市総合福祉センター
持ち物 自分で考えて持ってきてください。
連絡先 090-9706-9431(野中・携帯)
水曜塾は、誰でも自由に参加できます。
予約は不要です。関心のある人は来てください。
レポート 新しい不登校対策「COCOLOプラン」の批判的検討 No2
2.「COCOLOプラン」について
先に「学びの多様化学校(不登校特例校)」について言及したが、改めて、文科省の新しい不登校対策「COCOLOプラン」」とは何か、見てみよう。
(1)「COCOLOプラン」取りまとめの背景
小・中・高等学校の不登校児童生徒が約30万人になり、90日以上の不登校の小・中学生4.6万人が何らの相談・指導も受けていない(2022年度)状況あるという認識の下、
「COCOLOプラン」を取りまとめるにあたって、文科大臣は、
「私は、不登校により学びにアクセスできない子供たちをゼロにすることを目指します。
そして、子供たちに、「大丈夫」と思っていただけるよう、徹底的に寄り添っていきま
す。このため、教育行政の責任者として、私は、
1-不登校の児童生徒全ての学びの場を確保し、学びたいと思った時に学べる環境を整える
2-心の小さなSOSを見逃さず、「チーム学校」で支援する
3-学校の風土の「見える化」を通して、学校を「みんなが安心して学べる」場所にする
ことにより、誰一人取り残されない学びの保障を社会全体で実現していきます。」
そして、一人ひとりに応じた多様な支援を行い、不登校となっても学びを継続し社会で活躍できるよう、取り組んでまいります、と述べている。
まさに不登校の子どもたちに寄り添い、思いやりのある支援策のように思える。しかし、不登校30万人、無支援児童生徒4.6万人は不登校の状況を表しているだけである。そこからは不登校の子どもたちに対する不憫さや同情しか生まれて来ないだろう。そうして生まれてきたのが「COCOLOプラン」である。不登校の子どもたちの学びの場の確保と言い、誰一人取り残されない学びの保障とは言っても、不登校を無くすとは言っていない。そこに、「COCOLOプラン」の限界があると言えるだろう。
2024.5.8 野中
不登校を考える親の会「こぶしの会」
5月の開催日
日 時 2024年5月18日(土) 午前9時30分から11時30分まで
場 所 ガレリア亀岡2階和室研修室 (亀岡市余部町宝久保1-1)
参加費 300円(会場費)
連絡先 090-9706-9431(野中 携帯)
「こぶしの会」は、誰でも、自由に参加できます。お子さんの登校渋りや不登校に悩んでいる方、ぜひご参加ください。一人で悩まないで、一緒に話し合いましょう。
レポート 新しい不登校対策「COCOLOプラン」の批判的検討 No1
1.「学びの多様化学校」について
最近、「学びの多様化学校」に関するニュースをよく見聞きする。「学びの多様化学校」は政府・文科省の新しい不登校対策「COCOLOプラン」(2023年3月)の柱の一つである。昨年まで21校(2023年2月現在)しか存在しなかったが、「COCOLOプラン」では、2028年度までに300校設置することを目標にしている。
2024年には、大分県(町立小中一貫校)、宮崎県(市立中学校分教室)、東京都(中学校)、岡山県(公立高校にコース新設)、大阪府(大阪市立・昼夜間2部制中学校)、福岡県(市立中学校に併設の夜間中学校)などが開設され、全国で35校(公立21校、私立14校)になったそうである。
ちなみに、私が調べたところによると、2016年1月の時点で不登校特例校(小学校1校、中学校6校、高校2校、計9校)の利用者は729人であった。(その他の年度の統計は見当たらなかった。) また、2024年、京都市には2つの中学校が「学びの多様化学校」として設置されている。在籍者は33人と47人の計80人である。京都市の2022年度の不登校者数は1119人で、その内、中学生は889人である。「学びの多様化学校」に在籍しているのは中学生の不登校者の11人に1人であることが分かる。
「学びの多様化学校(不登校特例校)」は、不登校の子どもたちに特化した学校である。「学びの多様化学校」が数多く設置される中で、不登校の子どもたちの居場所、学びの場が確保されることは望ましいことかもしれない。
2015年の9校に729人(1校につき80人)や京都市の例(2校で80人、1校につき40人)から単純に考えてみても、、「学びの多様化学校(不登校特例校)」を300校作っても、12000人から24000人が利用できる程度で、不登校30万人の内、利用できるのは、やはり10人に1人位でしかなく、大半の子どもは利用できないだろう。
不登校を無くすため、不登校問題に真剣に取り組む気があるならば、「学びの多様化学校(不登校特例校)」のような対症療法ばかりではなく、問題を引き起こしている根本的な要因を取り除くことが大事である。新しい不登校対策「COCOLOプラン」の初年度の取り組みの結果は、この秋に文科省が発表する「問題行動等調査」で数字となって表れる。楽しみに待つとしよう。
2024年5月5日 野中
不登校を考える親の会「こぶしの会」
4月の予定
日 時 2024年4月20日(土) 午前9時30分から11時30分まで
場 所 ガレリア亀岡2階和室研修室 (亀岡市余部町宝久保1-1)
参加費 300円(会場費)
連絡先 090-9706-9431(野中 携帯)
「こぶしの会」は、誰でも、自由に参加できます。お子さんの登校渋りや不登校に悩んでいる方、ぜひご参加ください。一人で悩まないで、一緒に話し合いましょう。