「8050 親の『傾聴』が子どもを救う」
著者 最上 悠(精神科医) マキノ出版 発行
8050問題とは、80代の親が(高齢)が50代の(中年)のひきこもる子どもを支える状況を表しています。現代の日本において、引きこもり者は100万人を数えるといいます。
それぞれの人には、その人なりの様々な理由、原因があります。
この本は、そうした人たちが、心を開いて、安心して生きていけるためのヒントをくれる本だと思います。
親の子どもに対する「傾聴」と共感。親はひたすら子どもの心に寄り添い、子どもの話に耳を傾け続ける。反論したくなることを子どもが言っても、黙って聴き、背後にある本音の気持ちを理解しようと努める。これは、そう簡単なことではない。何週間、何カ月と粘り強く聞く姿勢を貫いていると、いつか子どもは安心し、本音の感情を徐々に出してきます。・・・・
引きこもり者だけでなく、今日の子どもと親の関係にとっても、とても大事なことと思われます。