「長岡京歴史散歩」と「講座 長岡京歴史よもやま話」を二大事業とする会を立ち上げました。
長岡京歴史散策の会
と名付けました。まだ親しい仲間と立ち上げた会ですので、仲間のお家に集まって代表を私が務め、事務局長と顧問を決めただけですが、これからさらに仲間を募って、近い将来NPO法人にでもできればなと思っております。
以下が、発足にあたって作成した「趣意書」です。
「長岡京歴史散策の会」発足にあたって
Ⅰ 趣旨
2015年(平成27)は、長岡京跡の発掘調査が始まって60年、長岡宮跡に初めて鍬を入れた中山修一先生生誕100年という記念すべき年にあたります。発掘調査はすでに2200回を超え、得られた成果は膨大な量に上ります。そこで、長岡京を調査、研究してきた者が、その成果を分かりやすく解き明かす会を発足します。気候の良い時期には発掘調査現地を訪ね、それ以外の季節には、資料や写真で成果に迫ります。時には中国や朝鮮など、東アジアの王宮・王都とも比較してみます。世界の都市文化との比較も参考になるでしょう。多彩な事業を通して地域を愛する人々が気軽に集う場を提供し、長岡京の歴史に親しむことを目的に活動します。
Ⅱ 事業
二つの事業を中心に活動を展開します。
1 長岡京歴史散歩
①趣旨
現在のシステムでは、発掘調査が終了すると調査地は埋め戻され、新たな施設が建設されて調査によって発見された遺物や遺構がいかなる状態であったかについてはほとんど知ることができません。そこで、調査に携わった専門家によって、長岡京跡の発掘調査地点を中心に、関係遺跡、関連社寺、資料館などを巡り歩き、その意義を学びます。
②参加費
資料代(その他に有料施設の見学に要する費用等実費負担をお願いします。)
③開催
3・5・9・11月第四土曜日を予定
案内 当面は山中 章(三重大学名誉教授)が務めます。
案内人に参加していただける方を募集中です。
2 講座 長岡京歴史よもやま話
①趣旨
日本古代の王宮・王都の歴史や考古学の最新調査成果及び研究成果をスライド写真等でわかりやすく解説します。東アジアの王宮・王都との比較、世界の都市文化との比較などについても折に触れて紹介していこうと思っています。最新の発掘調査情報の解説も行っていきます。
②開催
2・4・6・8・10・12月を基本に予定しています。10時~12時二市一町の公共施設を巡回する予定です。
Ⅲ 運営
・ 事務局:会の運営、企画・立案のために事務局を置きます。
・ 事務局 〒617-0002 向日市寺戸町中野4-1
代表 山中 章(三重大学名誉教授)
副代表 1名・ 事務局長 1名・ 顧問 複数名
所在地 612-0877 京都市伏見区深草僧坊町96-3 山中 章 電話/FAX 075-642-3424
・ 広報
長岡京歴史散策の会ホームページ
URL http://blog.goo.ne.jp/ngaokakyourekisisannpo
メール nagaokakyourekisisannpo@gmail.com
・ 原則ボランテア活動です。会費は徴収しません。現地見学や講座開催に伴う実費はその都度徴収し、事業運営します。
Ⅳ その他
・ 完全なボランテア活動ですので、応援して下さる方を募集中です。
Ⅴ 2015年度事業計画
Ⅰ 長岡京歴史散歩事業
1) 第1回:大極殿周辺を歩いて長岡京の魅力を探る 実施済み
・2015年5月30日(土) 12時45分 阪急電車京都線 西向日駅西口集合
〈主なコース〉 朝堂院南門→西第四堂→西第三堂→嶋院→長岡宮西大垣→向日神社→元稲荷古墳→西宮(前期内裏)→大極殿・朝堂院→西向日駅
2) 第2回:西市を歩く
・2015年9月26日(土) 12時45分 阪急電車京都線 西山天王山駅集合
〈主な予定コース〉 西山天王山駅(本日の見所解説) → 長岡京造酒遺跡(立命館中・高等学校)→ 恵解山古墳 → 中山修一記念館 → 勝竜寺城跡・神足遺跡 → 長岡京西市周辺(乙訓高等学校)周辺)→ 開田遺跡 → 16:00阪急電車長岡天神駅解散予定
3) 第3回 桓武天皇のルーツを探る-1 百済王氏と山部親王
・ 2015年11月28日(土)12時45分京阪電車 交野線宮之阪駅集合15時30分解散予定
〈主な予定コース〉 京阪電車交野線宮之阪駅(全体説明)→禁野車塚古墳→百済王神社→百済寺跡→禁野本町遺跡→京阪電車宮之阪駅解散
4) 第4回 東宮(後期内裏)周辺を歩いて長岡京の変化を感じる
・ 2016年3月26日(土) 12時45分 阪急電車京都線 西向日駅西口集合(朝堂院西第四堂跡ガイダンス施設)
〈主な予定コース〉 朝堂院東第四堂→朝堂院東第四堂跡→築地跡→東宮(後期内裏)→春宮→宮城東大垣→南院→西向日駅
Ⅱ 講座 長岡京歴史よもやま話事業
1) 第1回 「長岡京と世界のトイレ」
人間社会には不可欠なトイレは、近年生物学からの方法論の提示により、その空間を
特 定することが可能になり長岡京内からも発見することができました。世界のトイレ
文化を視野にトイレを考古学します。
・日時 2015年8月4日(火) 10時~12時 会場:中山修一記念館(阪急電車西山天王山駅下車徒歩15分)
2) 第2回 「長岡京の風呂と世界の風呂習慣」
現代の日本人家庭にはお風呂があり、毎日のようにお風呂に入る。しかし、こうした習慣が始まったのもつい最近のことであり、わずか半世紀前まで、家庭に風呂はなく、銭湯を使うことが大半であった。日本人の風呂好きはローマ人と比較されることが多いが、歴史資料は意外なことを教えてくれる。
・日時 2015年10月予定 10時~12時 会場:未定
3) 第3回 「飛鳥宮誕生」
日本の古代国家が王権の中枢部に置いた王宮の実態が明らかになるのは6世紀末のことである。「飛鳥宮」と総称される6~7世紀の王宮が長岡京とどのような相違点、共通点を持つのか、日本古代の初期王宮の姿を確認する。
・日時 2015年12月予定 10時~12時 会場:未定
4) 第4回 「世界の都市と比較する-1~フェニキア都市と長岡京~」
かつて平城京や長岡京は都市ではないという議論があった。都市の概念は東西で相当の違いを見せるように見えるが、実態はどうなのか。都市発祥の地とされる地中海地域の都市を見ながら長岡京と比較してみる。
・日時 2016年2月予定 10時~12時 会場:未定
>Ⅲ 中山修一先生生誕100年記念特別講演会
中山修一先生は1915年(大正4)Ⅶ月19日、当時の乙訓郡新神足村にお生まれになり1997年4月30日、81歳でお亡くなりになるまで長岡京一筋に調査・研究に努められて参りました。先生の生誕100年を記念した講演会を開催しようと考えています。詳細は後日この紙面にてお伝えしますので、ご参加頂きますようお願い申し上げます。
・日時 2015年10~11月 会場未定
・講師 未定
・共催 長岡京市ボランテアガイドの会(予定)
こんな形で少しずつ進めていこうと思っております。お近くにお住まいで興味をお持ちの方はご参加下さい。
なお、各事業の詳細は今後、この公式ブログ(ホームページ)を使ってお知らせして参ります。
長岡京歴史散策の会
と名付けました。まだ親しい仲間と立ち上げた会ですので、仲間のお家に集まって代表を私が務め、事務局長と顧問を決めただけですが、これからさらに仲間を募って、近い将来NPO法人にでもできればなと思っております。
以下が、発足にあたって作成した「趣意書」です。
「長岡京歴史散策の会」発足にあたって
Ⅰ 趣旨
2015年(平成27)は、長岡京跡の発掘調査が始まって60年、長岡宮跡に初めて鍬を入れた中山修一先生生誕100年という記念すべき年にあたります。発掘調査はすでに2200回を超え、得られた成果は膨大な量に上ります。そこで、長岡京を調査、研究してきた者が、その成果を分かりやすく解き明かす会を発足します。気候の良い時期には発掘調査現地を訪ね、それ以外の季節には、資料や写真で成果に迫ります。時には中国や朝鮮など、東アジアの王宮・王都とも比較してみます。世界の都市文化との比較も参考になるでしょう。多彩な事業を通して地域を愛する人々が気軽に集う場を提供し、長岡京の歴史に親しむことを目的に活動します。
Ⅱ 事業
二つの事業を中心に活動を展開します。
1 長岡京歴史散歩
①趣旨
現在のシステムでは、発掘調査が終了すると調査地は埋め戻され、新たな施設が建設されて調査によって発見された遺物や遺構がいかなる状態であったかについてはほとんど知ることができません。そこで、調査に携わった専門家によって、長岡京跡の発掘調査地点を中心に、関係遺跡、関連社寺、資料館などを巡り歩き、その意義を学びます。
②参加費
資料代(その他に有料施設の見学に要する費用等実費負担をお願いします。)
③開催
3・5・9・11月第四土曜日を予定
案内 当面は山中 章(三重大学名誉教授)が務めます。
案内人に参加していただける方を募集中です。
2 講座 長岡京歴史よもやま話
①趣旨
日本古代の王宮・王都の歴史や考古学の最新調査成果及び研究成果をスライド写真等でわかりやすく解説します。東アジアの王宮・王都との比較、世界の都市文化との比較などについても折に触れて紹介していこうと思っています。最新の発掘調査情報の解説も行っていきます。
②開催
2・4・6・8・10・12月を基本に予定しています。10時~12時二市一町の公共施設を巡回する予定です。
Ⅲ 運営
・ 事務局:会の運営、企画・立案のために事務局を置きます。
・ 事務局 〒617-0002 向日市寺戸町中野4-1
代表 山中 章(三重大学名誉教授)
副代表 1名・ 事務局長 1名・ 顧問 複数名
所在地 612-0877 京都市伏見区深草僧坊町96-3 山中 章 電話/FAX 075-642-3424
・ 広報
長岡京歴史散策の会ホームページ
URL http://blog.goo.ne.jp/ngaokakyourekisisannpo
メール nagaokakyourekisisannpo@gmail.com
・ 原則ボランテア活動です。会費は徴収しません。現地見学や講座開催に伴う実費はその都度徴収し、事業運営します。
Ⅳ その他
・ 完全なボランテア活動ですので、応援して下さる方を募集中です。
Ⅴ 2015年度事業計画
Ⅰ 長岡京歴史散歩事業
1) 第1回:大極殿周辺を歩いて長岡京の魅力を探る 実施済み
・2015年5月30日(土) 12時45分 阪急電車京都線 西向日駅西口集合
〈主なコース〉 朝堂院南門→西第四堂→西第三堂→嶋院→長岡宮西大垣→向日神社→元稲荷古墳→西宮(前期内裏)→大極殿・朝堂院→西向日駅
2) 第2回:西市を歩く
・2015年9月26日(土) 12時45分 阪急電車京都線 西山天王山駅集合
〈主な予定コース〉 西山天王山駅(本日の見所解説) → 長岡京造酒遺跡(立命館中・高等学校)→ 恵解山古墳 → 中山修一記念館 → 勝竜寺城跡・神足遺跡 → 長岡京西市周辺(乙訓高等学校)周辺)→ 開田遺跡 → 16:00阪急電車長岡天神駅解散予定
3) 第3回 桓武天皇のルーツを探る-1 百済王氏と山部親王
・ 2015年11月28日(土)12時45分京阪電車 交野線宮之阪駅集合15時30分解散予定
〈主な予定コース〉 京阪電車交野線宮之阪駅(全体説明)→禁野車塚古墳→百済王神社→百済寺跡→禁野本町遺跡→京阪電車宮之阪駅解散
4) 第4回 東宮(後期内裏)周辺を歩いて長岡京の変化を感じる
・ 2016年3月26日(土) 12時45分 阪急電車京都線 西向日駅西口集合(朝堂院西第四堂跡ガイダンス施設)
〈主な予定コース〉 朝堂院東第四堂→朝堂院東第四堂跡→築地跡→東宮(後期内裏)→春宮→宮城東大垣→南院→西向日駅
Ⅱ 講座 長岡京歴史よもやま話事業
1) 第1回 「長岡京と世界のトイレ」
人間社会には不可欠なトイレは、近年生物学からの方法論の提示により、その空間を
特 定することが可能になり長岡京内からも発見することができました。世界のトイレ
文化を視野にトイレを考古学します。
・日時 2015年8月4日(火) 10時~12時 会場:中山修一記念館(阪急電車西山天王山駅下車徒歩15分)
2) 第2回 「長岡京の風呂と世界の風呂習慣」
現代の日本人家庭にはお風呂があり、毎日のようにお風呂に入る。しかし、こうした習慣が始まったのもつい最近のことであり、わずか半世紀前まで、家庭に風呂はなく、銭湯を使うことが大半であった。日本人の風呂好きはローマ人と比較されることが多いが、歴史資料は意外なことを教えてくれる。
・日時 2015年10月予定 10時~12時 会場:未定
3) 第3回 「飛鳥宮誕生」
日本の古代国家が王権の中枢部に置いた王宮の実態が明らかになるのは6世紀末のことである。「飛鳥宮」と総称される6~7世紀の王宮が長岡京とどのような相違点、共通点を持つのか、日本古代の初期王宮の姿を確認する。
・日時 2015年12月予定 10時~12時 会場:未定
4) 第4回 「世界の都市と比較する-1~フェニキア都市と長岡京~」
かつて平城京や長岡京は都市ではないという議論があった。都市の概念は東西で相当の違いを見せるように見えるが、実態はどうなのか。都市発祥の地とされる地中海地域の都市を見ながら長岡京と比較してみる。
・日時 2016年2月予定 10時~12時 会場:未定
>Ⅲ 中山修一先生生誕100年記念特別講演会
中山修一先生は1915年(大正4)Ⅶ月19日、当時の乙訓郡新神足村にお生まれになり1997年4月30日、81歳でお亡くなりになるまで長岡京一筋に調査・研究に努められて参りました。先生の生誕100年を記念した講演会を開催しようと考えています。詳細は後日この紙面にてお伝えしますので、ご参加頂きますようお願い申し上げます。
・日時 2015年10~11月 会場未定
・講師 未定
・共催 長岡京市ボランテアガイドの会(予定)
こんな形で少しずつ進めていこうと思っております。お近くにお住まいで興味をお持ちの方はご参加下さい。
なお、各事業の詳細は今後、この公式ブログ(ホームページ)を使ってお知らせして参ります。
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