それでいいのだ。

あー笑った。ただいまですよーん。
今日、いずれ、おにいちゃんとなる人と初めて会った。
ずっと前から話だけは、姉からよーーーーーーーく聞いていたので、初対面ってことも忘れて、かなり妹属性炸裂してしまった。
いいのだ。どうせいつかは、おにいちゃんになるんだもん。てか、ならなきゃ許さない。

人生色々でいいのだ。色々あるから人生なのだ。私は、彼が姉を本当に好きで好きで姉がいなきゃ生きていけないくらい好きなこと、そして姉がそんな彼を愛しく思うということ、それさえ真実で確かならば、他のあれこれはどうでもいいと思ってる。どうでもいいっていうのは、ちょっと違うかな。仕方ないっていうのかな。うん。分かっていてもどうしようもないこと、仕方がないことって、世の中五万とあるわけで。見通しが悪い上に険しくて厳しい道を選んだってことは、周りが言わなくても本人達は充分自覚してるだろうし、この先、何度もイヤになるくらい思い知らされるだろうと思う。それでも。ううん、だからこそ。自分達が選んだ道に責任を持って、周りはどうであれ、本人達だけはいつも幸せでいること。私が願う一番は、それだけ。
とは言え、筋金入りのシスコンの私ですから、正直に言えば、「私のお姉ちゃんをよくも」って思う気持ちが全くないわけではない（笑）。それにおにいちゃんに対して、ちょっぴり頼りないなって思うところも多々ある（笑）。でもその分、姉がしっかりしてるから大丈夫。いざとなったら、私もいる。頼れ、妹を。←誰より一番頼りない（大笑）。

ということで、私決めました。
今日からシスコンを改めて、シスコン＆ブラコンになる。

いいのだ。それでいいのだ。


でね、三人でご飯食べておしゃべりしてたんだけど、呼吸困難になりそうなくらい大笑いしてきた。
んもう、おにいちゃん、面白い！
私（姉の家族）に会うので、相当緊張してるってことは姉から聞いていたけど、想像以上に緊張し過ぎで、ガッチガッチで日本語が喋れないの（笑）。生粋の日本人なのに（笑）。まるで就職の面接かのような緊張感を何とかしたくて、とにかく馬鹿な会話ばっかりして、げらげら笑って、やっとおにいちゃんも緊張が解けて、私のこと、のんちゃんって呼んでくれて（それまで名前＋さん付けだった）、今日は一段階前に進んだかなって感じでお開きだったけど、近いうちにまた会いたいなぁ。おにいちゃんの緊張が逆戻りしないうちに（笑）。

あの人は、ものすごい寂しがり屋さんだ。愛情に飢えている。飢えているなんてもんじゃない。飢餓状態。姉が負けてしまったのも分かる。
私達姉妹が、メニュー見て、あれが食べたいこれも食べたい、じゃあ半分こしようぜ。という普通の会話をしてるのを、本当に心底憧れの眼差しで見つめていた。
ちょっと一口ちょうだいとか、ちょっとこれ美味しいから飲んでみとか、そういう、私達にしてみれば当たり前過ぎるくらい当たり前のことを、涙目になるくらい喜ぶ。
気づかないふりをしたけど、私がコンビニでおにいちゃんのぶんもコーヒーを買ってきて、おにいちゃん微糖でいい？って聞いた時、あ、うん、ありがとうって普通に答えてたけど、その後でこっそり泣いてた。そんなことで、泣くんだよ？　分かる？　どれだけ彼が疎外されて、ひとりぼっちで生きてきたか。
姉が負けてしまったように、私もあの人を嫌えない。可哀相な人って言ったら、お前何様じゃいって言われてしまいそうだけど、本当に思った。まあでも、もしあの人がお姉ちゃんを裏切って泣かせたら、話は１８０度変わるけどね。ははは。でも、それはないな。あの人本当に、お姉ちゃんがいないと、生きていけないもん（笑）。

それからね、お姉ちゃん。もし私が死んだら、あの人と結婚してあげてとかふざけたこと言ってたけど、無理だから。好みじゃないし。←コラー！
だからおにいちゃんのために、長生きしなさい！　
大丈夫！　病魔が二度とあなたに近づけないように、私が毎晩お祈りしてるから、絶対もうあんなのいやだから、私だって、お姉ちゃんが大好きなんだからね。あんな思い、もう絶対、許しませんよ、妹は。シスコンなめんな。しかも今日から、ブラコンまでプラスされたんだからね。私はもう最強よ！←？

人は誰かのために生まれて生きるってよく言うけど、私は私のために生まれて生きるんだって、ずっと思ってた。
でも、今日、お姉ちゃんはおにいちゃんのために生まれたんじゃないかなって、少し思った。
そんで、私はそんなお姉ちゃんを好きで応援するために生まれたんじゃないかなって、少し思った。
少しだけどね。
私は、私だし！

神様、私にも誰か、愛せる人をください。家族や友人じゃなくて。この人のために生きていきたいって思える人。
どこにいるんだろうなぁ…。