日々目まぐるしく進化していく社会や時代。
個性×個性の調和が何より大事な人間関係。
そんなアレコレに、少し心がくたびれて、『人は何故働くのか』なんて、一介のサラリーマンごときが考えてはいけない禁断の哲学の扉を開いちゃいそうな夜。
こんな夜には。
そうだ。漫画を読もう。
(↑そうだ。京都に行こう。のノリでお願いします)
というわけで、昨日届いたお宝と、その前の古本屋巡りで手に入れたお宝のお話をば。
まず、この前ネットで注文した『けものとチャット』(著者:みずしな孝之)。

昨日ようやく我が家に届きました。ウエルカム。
大人の事情で1巻と2巻しかGETできなかったけど、とある親切な方の情報によると、私の好きなにゃつをの詩は1巻にしか載ってないらしいので、問題なしお君。
みずしな先生の描くにゃんこの柔らかいフォルムは、もはや奇跡に近いものがある。一愛猫家として、何か名誉ある賞をみずしな先生に贈りたい気持ちで一杯だけど、無論私にそんな権限あるわけないので、気持ちだけここから贈らせていただきます。←意味ねえ。
くーにゃんやべえよ、可愛すぎるよ。と、身悶えつつも、ううむ。と、思わず唸らされたのは、2巻の最後らへんの『猫爺の小言 by 長老』。寝て働いて寝ろ。虎には馬鹿にされていろ。毛づくろいには精を出せ。犬には貸してやれ。毛玉吐きは新聞でしろ。ねずみは早く獲れ。犬めしは喰うな。人には爪を立てるな。人の苦労は助けてやれ。家では寝て暮らせ。ひげは粗末にするな。などなど。
なんだか、読めば読むほど悟りが開けそうな深~い教えばかり。さすが長老。寝て働いて寝ろは名言だ。
そして今回『けもチャ』を読んで初めて、我が愛猫・黄色が度々、私の携帯の上に座る謎が解けたよ。あれは、ストラップのつもりだったのね。「ちがう。私はストラップです」ってやつだったのね。いやー、やっぱり猫は奥が深いわぁ。
お金に余裕があるときに(←あるのかそんな時が)、全巻揃えたい、是非。猫好きにはたまらないものがあると、私は思ふ。
お次は、『けもチャ』を探す旅(古本屋巡り)で、偶然手に入れた代物たち。我ながら、良い買い物をした。金ないのにね、ほんと。でも後悔はしないさ。だって、漫画のためだもん。←?
まずは、『金魚屋古書店出納帳/1』(著者:芳崎せいむ)。

絵に惹かれて買ったのだけど、内容も良かった。金魚屋という古書店に纏わる人達の、それぞれの人生の一場面(?)のお話で、本当に凄く良かったんだけど、それを上手く伝える言葉が見当たらない。どこか懐かしくて、不思議と切なくて、ほっこりとした温もりもあって、でもその芯には、真っ直ぐ強いものがあって……。やっぱり私の文才じゃ、とても説明できない。ごめんなさい。とにかく胸に染みた。詳しく知りたい人は、自分で読んで感じて。それが一番いいと思う。←丸投げ。
最後に、『スカイウォーカー』(著者:いくえみ綾×奥田民生)。

いくえみ先生の描くお話はどれもこれも、コクがあって物凄く深いのに、キレがあって分かりやすくて、読書後の後味に至っては何ともまろやかで、こういう人を天才というのだろうなと、毎回しみじみ感じ入ってしまいます。
この『スカイウォーカー』は、いくえみ先生の好きな奥田民生氏とのコラボ作品(民生氏の歌をテーマにしたいくえみ漫画。その他、民生氏の撮った写真・インタビュー記事等も掲載されてます)で、どれもこれも、さっすがいくえみ先生!って感じのお話ばかりなんだけど、中でも1番私の心の琴線に触れたのは、『無限の風』。
心臓に問題を抱えてしまって、夢を諦めなくてはいけなくなった野球少年と、同じ中学に通う、ちょっと不思議な女の子のお話なんですけども。
どうにもならない現実は、悔しいけれどやっぱりどうしようもなくて、受け入れるしかなくて、でも悲劇の主人公を気取るわけでもなく、自分なりに考えて、今までの自分と決別すべく、自ら山に野球道具一式を埋めに行く少年の潔さと少年らしさに、お姉さんは年甲斐もなく、軽く惚れそうになりました。
冗談抜きで、大丈夫だよ。あなたの人生はまだまだ始まったばっかり。新しい自分をどんどん見つけるが良い(←何様)。と、心の底から声援を贈らずにはいられなかった。いくえみ先生ってば、天才なんだからもう。←?
胸に響く言葉は沢山あったのだけど、あえてひとつ挙げるなら、「オレは、いかなる時でも大丈夫だ」。この一言に、少年のすべてが溢れ出している。
いくえみ先生のファンの方で、まだこの作品を読んだことがない方がいたら、是非とも読んでみてください。素敵な作品だから、本当に。ファンじゃない方も、機会があったら、是非読んでみてくださいまし。私のイチ押しは、『無限の風』だけども、本のタイトルにもなってる『スカイウォーカー』も、素敵な作品でした。
ああ、良い買い物をした。お金はなくなったけど、心の財産が増えたので、言うことなし。でもお願い出来るなら、サンタさん。クリスマスプレゼントは、お金がいいです。←おい。
いやあ、漫画って、本当に素晴らしいですね。
それでは、さよなら、さよなら、さよなら。
個性×個性の調和が何より大事な人間関係。
そんなアレコレに、少し心がくたびれて、『人は何故働くのか』なんて、一介のサラリーマンごときが考えてはいけない禁断の哲学の扉を開いちゃいそうな夜。
こんな夜には。
そうだ。漫画を読もう。
(↑そうだ。京都に行こう。のノリでお願いします)
というわけで、昨日届いたお宝と、その前の古本屋巡りで手に入れたお宝のお話をば。
まず、この前ネットで注文した『けものとチャット』(著者:みずしな孝之)。

昨日ようやく我が家に届きました。ウエルカム。
大人の事情で1巻と2巻しかGETできなかったけど、とある親切な方の情報によると、私の好きなにゃつをの詩は1巻にしか載ってないらしいので、問題なしお君。
みずしな先生の描くにゃんこの柔らかいフォルムは、もはや奇跡に近いものがある。一愛猫家として、何か名誉ある賞をみずしな先生に贈りたい気持ちで一杯だけど、無論私にそんな権限あるわけないので、気持ちだけここから贈らせていただきます。←意味ねえ。
くーにゃんやべえよ、可愛すぎるよ。と、身悶えつつも、ううむ。と、思わず唸らされたのは、2巻の最後らへんの『猫爺の小言 by 長老』。寝て働いて寝ろ。虎には馬鹿にされていろ。毛づくろいには精を出せ。犬には貸してやれ。毛玉吐きは新聞でしろ。ねずみは早く獲れ。犬めしは喰うな。人には爪を立てるな。人の苦労は助けてやれ。家では寝て暮らせ。ひげは粗末にするな。などなど。
なんだか、読めば読むほど悟りが開けそうな深~い教えばかり。さすが長老。寝て働いて寝ろは名言だ。
そして今回『けもチャ』を読んで初めて、我が愛猫・黄色が度々、私の携帯の上に座る謎が解けたよ。あれは、ストラップのつもりだったのね。「ちがう。私はストラップです」ってやつだったのね。いやー、やっぱり猫は奥が深いわぁ。
お金に余裕があるときに(←あるのかそんな時が)、全巻揃えたい、是非。猫好きにはたまらないものがあると、私は思ふ。
お次は、『けもチャ』を探す旅(古本屋巡り)で、偶然手に入れた代物たち。我ながら、良い買い物をした。金ないのにね、ほんと。でも後悔はしないさ。だって、漫画のためだもん。←?
まずは、『金魚屋古書店出納帳/1』(著者:芳崎せいむ)。

絵に惹かれて買ったのだけど、内容も良かった。金魚屋という古書店に纏わる人達の、それぞれの人生の一場面(?)のお話で、本当に凄く良かったんだけど、それを上手く伝える言葉が見当たらない。どこか懐かしくて、不思議と切なくて、ほっこりとした温もりもあって、でもその芯には、真っ直ぐ強いものがあって……。やっぱり私の文才じゃ、とても説明できない。ごめんなさい。とにかく胸に染みた。詳しく知りたい人は、自分で読んで感じて。それが一番いいと思う。←丸投げ。
最後に、『スカイウォーカー』(著者:いくえみ綾×奥田民生)。

いくえみ先生の描くお話はどれもこれも、コクがあって物凄く深いのに、キレがあって分かりやすくて、読書後の後味に至っては何ともまろやかで、こういう人を天才というのだろうなと、毎回しみじみ感じ入ってしまいます。
この『スカイウォーカー』は、いくえみ先生の好きな奥田民生氏とのコラボ作品(民生氏の歌をテーマにしたいくえみ漫画。その他、民生氏の撮った写真・インタビュー記事等も掲載されてます)で、どれもこれも、さっすがいくえみ先生!って感じのお話ばかりなんだけど、中でも1番私の心の琴線に触れたのは、『無限の風』。
心臓に問題を抱えてしまって、夢を諦めなくてはいけなくなった野球少年と、同じ中学に通う、ちょっと不思議な女の子のお話なんですけども。
どうにもならない現実は、悔しいけれどやっぱりどうしようもなくて、受け入れるしかなくて、でも悲劇の主人公を気取るわけでもなく、自分なりに考えて、今までの自分と決別すべく、自ら山に野球道具一式を埋めに行く少年の潔さと少年らしさに、お姉さんは年甲斐もなく、軽く惚れそうになりました。
冗談抜きで、大丈夫だよ。あなたの人生はまだまだ始まったばっかり。新しい自分をどんどん見つけるが良い(←何様)。と、心の底から声援を贈らずにはいられなかった。いくえみ先生ってば、天才なんだからもう。←?
胸に響く言葉は沢山あったのだけど、あえてひとつ挙げるなら、「オレは、いかなる時でも大丈夫だ」。この一言に、少年のすべてが溢れ出している。
いくえみ先生のファンの方で、まだこの作品を読んだことがない方がいたら、是非とも読んでみてください。素敵な作品だから、本当に。ファンじゃない方も、機会があったら、是非読んでみてくださいまし。私のイチ押しは、『無限の風』だけども、本のタイトルにもなってる『スカイウォーカー』も、素敵な作品でした。
ああ、良い買い物をした。お金はなくなったけど、心の財産が増えたので、言うことなし。でもお願い出来るなら、サンタさん。クリスマスプレゼントは、お金がいいです。←おい。
いやあ、漫画って、本当に素晴らしいですね。
それでは、さよなら、さよなら、さよなら。