硝子のスプーン

そこにありました。

オスカーちゃんは…? 【~峰不二子という女~ 最終回 感想】

2012-06-28 04:12:20 | ルパン三世関連(感想等)
『LUPIN the Third ~峰不二子という女~』 13話(最終回) 「峰不二子という女」。

よよよよ、よかったぁ……。

<あらすじ>
峰不二子という女の過去を知るため、また、その過去に決着をつけるため、ルイス・ユー・アルメイダ伯爵の城(?)に集ったルパンファミリー(ルパン・次元・五ェ門・不二子・銭形)。ついに姿を現す真の黒幕とは!? 不二子の過去に隠された秘密とは!? 
不二子は過去に決着をつけることが出来るのか。
ルパン・次元・五ェ門は、不二子を見極めることが出来るのか。
そして、銭形はオスカーを救えるのか―――…。
物語の終わりが、今、始まる。


ちょっとかっこつけて、あらすじ書いてみたww
いやあ、よかったぁ、あれが不二子ちゃんの過去じゃなくて! ←最低。
アイーシャちゃんは、可哀相過ぎるけど、ごめん。不二子ちゃんじゃなくて、本当に良かった。超安心した。 ←最低。

いや、私もなかなか最低だけど、一番最低最悪なのは、やっぱり梟伯爵。そして、アイーシャちゃんの両親。お父さんもお母さんも、最低。
なんなの、あの変態伯爵。地獄の最下層に落ちろ。未来永劫、永遠に地獄の底で苦しみ続けろ。
ていうか、お母さん。自分の娘がそんな目に遭ってるって分かってるのに、どうして助けないの。何がどうしようもないの、何が怖いの。自分の命より大切なのが子供でしょうが。あんた、母親でしょうが。母親っていうのはね、娘のためなら何だって出来るのよ。みてごらん、私の母を。少しは見習え、バカたれが。不二子ちゃんも言ってたけど、あの人は、お母さんなんかじゃない。お母さんっていうのは、偉大なものです。あんなんじゃない。
お父さんはね、学者バカだったんでしょうよ。家族より娘より実験成果が大事なら、最初から家族なんか持つんじゃねぇよクソが。ああいう人、大嫌い。まあ一番嫌いなのは、梟変態伯爵だけどね。

アイーシャちゃん、最後に、少しだけでも世界を感じられたかしら。自由を理解できたかしら。どうぞ安らかに眠ってね。あなたを脅かすものはもう、あなた自身を含めて、あの残忍な変態も、身勝手な両親も、誰も何もないからね。安らかに眠って、次こそ誰のものでもない、自分自身の自由で幸福な人生を生きるために、いつかまた生まれて来るんだよ。

不二子ちゃんは、「不二子ちゃん」で、本当に良かったっす。自由でタフで可愛くて綺麗で頭が良くて優しくて我が侭で傲慢で素直で忠実で。それが、不二子ちゃんだよねぇ。やっぱり、とびきりいい女。不二子ちゃん、大好き。

次元と五ェ門も、いい味出してた。てか、二人の撃ちあい斬りあい見てて思ったんだけどさ。五ェ門、距離さえつめれば、次元やっちゃえるんじゃね? 距離つめたら、銃弾を避けれない(斬れない)のかな? まあ、次元もそう簡単に距離つめさせたりしないだろうけど。
どうでもいいけど、最後までゴエゴエがあの格好だったことに、愛を感じたww さすがスタッフさん、分かってるぅww

とっつあん改め、ハードボイルド銭形は、できることなら、オスカーちゃんにケリをつけてあげてほしかった。でも、無理だよね。とっつあんだもんね。いくら頭の切れる敏腕刑事で、渋過ぎるくらい渋くても、根本的にとっつあんは、情に厚く優しい、熱い男ですもん。そういうとっつあん、大好きだよ、私は。オスカーちゃんとは、好きの意味合いが全く違うけども(笑)。

で。そのオスカーちゃんなんだけど、最後どうなったのさ?? 火事で一緒に死んだの??? さっぱり分からなかったんだけど、あの描写じゃ。実は生きてて、いつかきちんと立ち直って、とっつあんと再会できたら素敵なのになぁ…。無理だよな…。オスカーちゃん、好きだったよ。今度から、とっつあんとコンビを組ませるなら誰って質問には、メロン刑事じゃなくて、オスカーちゃんって書くからね。アニメオリキャラでも、君の事は忘れない。

そしてそしてそーして。
ルパン。愛しの旦那様。マイダーリン。マイラブ。マイライフ。
ちょっとところどころで、作画崩壊してたり、声が「おおーい、もうちょっとがんばってくれよう…」だったりしたけれど、総合してかっこいいから、もう何でも許しちゃうわvv 
ルパンはいつから、あのからくり(黒幕の正体とか、その全貌)に気づいてたのかしら。「死んだ街」の段階からかしら。だとしたら、不二子ちゃんの本当を、ルパンはあの段階から知ってたんだよね。その上で、世界一のお宝って、不二子ちゃんのこと言ってたんだよね。やっぱり、かっこいいわ。さすが私の魂を奪った人vvv
正直言って、今回の不二子ちゃんとの絡み(モニター見ながらマイクで話しかけるところとか)は少しだけ、無理やりヒーローっぽく仕立てあげた感が否めないけど、もういい。全部いい。だってルパンだもの。←? 
ああん、もう。ルパンが好きすぎて辛い、色々と。


4月からずっと私の生きる糧だった「峰不二子という女」=「週一で劇画風若いルパンと会える機会」が、とうとう終わっちゃったよー。来週から、どうやって生きていったらいいのですか。ルパン、ねぇルパン。いっそのこと次は、「次元大介という男」やりませんか? そして次元が終わったら、「石川五ェ門という男」。ゴエゴエが終わったら、「銭形幸一という男」。とっつあんも終わったら、「ルパン三世パート4」。それが終わったらまたはじめに戻って、「峰不二子という女」を作り直してはいかがかな。
ああああああああ、来週からルパンに会えないと思ったら、すべてのやる気が消えうせる……。二次元への扉が早く見つからないかなぁ。

何はともあれ、これで『LUPIN the Third ~峰不二子という女~』の感想も、終わりでございます。製作&制作スタッフの皆さん、キャストの皆さん、お疲れ様でした。楽しかったです。生きる喜びをありがとうございました。モンキー・パンチ大天帝サマも、ありがとうございまする。生まれてきた喜びを与えてくださって。感謝してもしきれません。検索という名の罠にかかって、このグダグダな感想を読んでくださった皆様方も、本当にありがとうございました。機会があったら、いずれ是非またvvv
では、いつものごとく、最後の一言。

ルパンファミリーは永遠に不滅です。


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10 Comments

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不二子ちゃん (りんご)
2012-06-28 21:57:56
お邪魔しますー☆

不二子ちゃん、愛知では放送してなくて、ちぇっ…て思ってたのですが、今月末(30日)からやることに!
遅ればせながらルパン一味を見ることが出来ます♪
のんさんのブログで何話か読んじゃいましたけど(笑)

不二子ちゃんがセクシー過ぎて変態伯爵とかいるみたいですねww
キャストがリニューアルしてからのルパン一味を初めてみるので、それも楽しみw

でわでわ、失礼しました~。
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ネタバレしすぎました(汗) (のん)
2012-06-29 00:50:08
あらまあ、そうなんですか! 30日から放送されるんですね~、しまった、ネタバレしすぎました~~( ̄□ ̄;)アセアセ…
一応、肝心なところは、ぼやかして書いたつもり(あくまでつもり)なんですけど、読み返してみたら結構ネタバレしまくってて、申し訳なさに、あちゃ~やっちまったよ~です…(←オイ)。

それはともかく、新生ルパンファミリーの演技を、どうか思う存分楽しんでくださいませvv 私のお気に入りは浪川五ェ門ですが、沢城不二子ちゃんも、かーなーりイイですよ~vv
後、EDのロリータ不二子ちゃんが、とにかく可愛いので、そちらも良ければみてくださいましましvvv

それにしても、いいですなぁ、羨ましいです~。30日から愛知に移住しようかなぁ~…。(←あながち冗談でもないww)
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ふ、不二子ちゃん!? (りんご)
2012-07-01 23:13:52
最終回の記事に初回のことで恐縮ですが…

劇画調もびっくりですが、初っぱなから最後まで、不二子ちゃんの大胆さにガン見してしまいました(笑)性少年法、どこいった(笑)
ありゃ、変態だらけになりますよ(笑)

その中、オスカー君だけは最後まで純真でいてほしいもんです。

沢城不二子ちゃんは良いっすね~vv
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いやいやまだまだww (のん)
2012-07-02 19:03:13
このシリーズにおける不二子ちゃんの大胆さは、底なしですよww とりあえずシリーズ前半は毎回のごとく、全裸が拝めます。前半の彼女に躊躇や恥じらいなんて思想・言葉は、微塵もありません(笑)。
とにかくルパンを拝みたい私としては、途中何度も、とある団体からクレームが来て、放送中止になるんじゃなかろうかと、ヒヤヒヤもんでしたよ、ほんと(笑)。

オスカーちゃんは、使いきりにするには勿体無いくらい、いいんですよ、色々と。私は彼の姉になりたいです。←?

沢城不二子ちゃん、いかにも小悪魔って感じで、たまらないですよね~~vvv 彼女(沢城さん)は凄いです。
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Unknown ()
2012-09-28 19:14:28
過去記事に失礼しますですぅ。←ナゼ妖精さん?w

この「物語」はたぶん…フランス革命以降の時代(仏では革命以降が「contemporaine=現代」の区分だと思う)の戦争や核の恐怖、薬(麻薬)の恐怖、男性の暴力による女性の恐怖など、そういった「恐怖」によって支配されている時代からの完全な脱却を描いているように思う。。

つまり、フクロウ伯爵(男性=たぶんナポレオンのメタファー)の「恐怖」によって支配されていた「アイシャ(女性)」の時代から、新たに自立した真に自由な「不二子」の時代へ。監督も脚本も女性だし、不二子のような「女性が自由に生きられる世界」のうまれる瞬間を描きたかったのではと。第10話にヒントがたくさん散りばめられている気がします。

ルパンはその「平和で自由な世界」を生み出す手助けをしたポジションってことで。要するに新たな男性像でもあるのだと思います。
やっぱりルパンは素敵よね~!!(笑)
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Unknown (のん)
2012-09-29 04:44:25
雪さん、私は悟りました。
私に足りないもののひとつが、「思想」だということを。

しかし、どうやったら、ここまで深い読み解きが出来るんですか~~。すごい羨ましい。私なんぞただただ、「ふむ、やはり不二子ちゃんはいつの時代でも、自由でかっこよくて優しくて可愛い最高にイイ女ってことね! そんでルパンは最高の男ってことね!」と、ルパンに涎垂らしながら、にやけて観るしか能がないというのに…(涙)。ください、その脳。←コラ。

不二子ちゃんは確かに、「自由の中で強くかっこよく自分を生きている女性」の代表者みたいな人ですもんね~。
んで、ルパンは、自分がそうであるように、相手にも自立(精神的な)や縛るもののない自由や、己だけの生き方を求めるタイプだから、まさに「新たな時代の男性像」。
ふふっ、ルパン超かっこいい…。←脳みそがにやけ中www

ああああ、もう一回、「峰不二子という女」観たくなっちゃったじゃないですか~~(笑)。
んもう、観ますよ、観ちゃいますよ、朝の四時だけど観ちゃいます! 
ルパン最高! 我が人生に悔いなし!←??
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Unknown ()
2012-09-29 08:30:21
のんさんと私の違いは「脳力(?)の差」ではなく「能力の種類の違い」です。のんさんは人物に感情移入する力が強いけれど、私は全体を少し引いて見る力が強いだけです。私からすると、ここまで作品に没入できる のんさんの力は羨ましいです。のんさんの「移入」する場所や方向性から、私自身の「解釈」の方向が間違っていないかどうかが確かめられたりします^^このルパンはそのケースです。

この作品は第10話の執事の台詞「ミネルバの梟は黄昏と共にようやく羽ばたく」がヘーゲル著『法の精神』の文章であることに気づけば、その意味するところから全体が読み解けるようになっていると思います。

のんさんの小説は一通り拝見しましたが、もう一度読んでから感想を送りますので、ちょっと待ってくださいね。
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Unknown (のん)
2012-09-30 02:07:04
10話、あの難解な10話。やはりあそこに鍵があったのか。ていうか、やっぱり凄いです、雪さん。純粋に心からそう思います。(゜д゜)

私は確かに感情移入が激しいですね…。感情移入しすぎて、物語の大事なところが見えなくなってる傾向が強い。木を見て森を見ずの典型ですな(*^_^*;)。
秋アニメから少しずつ、森を見る目を養おうと、心ひそかに決意しました。

感想ありがとうございます!!!
ちょっと今さっき帰ってきて、まだしっかり読めてないんですが、的確なアドバイス、本当に痛み入ります!
物凄く嬉しいし、物凄く助かります!
かじりついて読んで、勉強させていただきます!!
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Unknown (じん)
2012-10-14 13:15:29
こんにちは♪
遅レス失礼します。

いつもチラ見させてもらってます(^^;;

峰不二子はこちらでは放送されなかったので
未見なのですが、のんさんのレビューを読んでいたら無性に見たくなってきました(^^)

来月のテレスペも楽しみですね(^-^)/
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Unknown (のん)
2012-10-14 22:37:22
いらっしゃーい、じんさん♪

11月2日ですよね♪♪ 
その日の飲み会は、「ごめん、夫がTVで動く日だから、夜は家にいないと…」と言って断りました。(゜д゜)アポーンって顔されました。気にしてません。←気にしろ(笑)。
久しぶりの浪川五ェ門、沢城不二子が楽しみですv

正直、もうあんまりテレスペに期待はないのですが(←コラ)、ルパンが動くならば、妻として、その一挙一動を見届けないと(笑)。あー、早く会いたいvvv

『峰不二子という女』、ファンの間ではかなり賛否が分かれたみたいですけど、ルパンファミリーのおかげで私は楽しめましたw いまだに謎も矛盾も解決できずに残ってますけど(笑)。オススメでっせ~。(*^∀^*)。
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