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は・な・う・た・ま・じ・り

啓蟄

地中で冬ごもりをしていた虫が 春の到来を感じて地上に這い出してくる頃・・・
お雛様を仕舞うのに良い日とされている。
 草木が芽吹き始め、自然の息吹を感じるころ・・

昔は雛祭というのは、日頃の不摂生を人形に託して川や海に流したりして、
水祓いをすること。
流し雛の風習が残る地域があるのはその名残。

雨水に雛人形を飾り付けると良いとされているのは、
雪が解け川に流れる季節に関係があるように考えられていた。

雨水に我が身の埃を水に流しながらひな人形を飾り付け、
新たな運命を感じつつ雛人形を仕舞う・・・

親が子の、そして祖父母が孫の幸せを祈るという、
日本の心と、風習を大切に、次世代に引き継いでいきたいと思う。

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