スリレ塩湖へ続くダートな一本道は、ボリビアのある東へ向かう幹線道路から分岐すると南東方向に進路をとり、「アルティプラーノ "altiplano"」と呼ばれるアンデス山中は海抜4,000m前後の高原地帯へと分け入っていきます。
一面の荒涼とした草原が広がる彼方にある、グアジャティリ "Guallatiri" という小さな集落をまずは目指します。
<プトレ~グアジャティリ>
(リンク先画面左の3Dボタンをクリックするとルートが3Dで進みます←Google Earth)
(ルートの表示位置や縮尺等はディスプレイの解像度やお好みに合わせて適宜調節してください)
A:プトレ
B:プトレを望む展望スポット
C:グアジャティリ
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【謹告】
この記事で紹介したプトレからスリレ塩湖自然遺跡にかけての地域は、標高が3,600m~4,000mを超える高地で非常に厳しい自然条件下にあり、特に高山病を発症する危険の高い地域です。
この地域(当然ながら他の高地でも同様です)に関心をお持ちになってご旅行を決断された場合は、渡航前に高山病に対する理解を深めておかれますよう、強く警告します。
高山病は最悪の場合死に至ることもあり、対応を誤ると危険な疾患です。
せっかくのご旅行を台無しにしないためにも、くれぐれも軽くお考えにならずに高山病についての理解を得た上で、この地域の素晴らしさを存分に実際の肌でお感じになり、お楽しみになれますことを心から願っています。
下記のリンクは、私が旅行前に参考にした日本旅行医学会のコラムです。
読み易い文章で良く纏められていて、高山病の予防薬についての言及もあります。
高山病で死なないために (日本旅行医学会)
なお、この記事やこの謹告をお読みになって為された行為により生じたいかなる事象や結果について、弊ブログと管理人は一切の責を負いません。
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これから進んでいく道が、なだらかな起伏のある草原にその軌跡を刻み込み、草原と共に波打ちながら先へと進路を誘います。
遙か彼方まで、この道以外の人工物は一切視界に入りません。
基本的に、これからこのような景色の中を100km以上の距離をドライブしていきます。
高原を埋め尽くすかのように生え渡る草は丈が低く、その葉は固く針のように先が尖っていて、ハリネズミのようにも見えますw
丈を低くして強風から身を守り、葉を細くすることで水分の蒸発を抑えているのでしょうか?
アルティプラーノの大地を穿つラウカ川 "Rio Lauca"。
あるがままの自然の中、無粋な堤防に妨げられることもなく、自然の摂理に従った奔放な流れが大地を刻んでいました。
雲間から差し込む光のカーテンも、雄大な眺望の美しいアクセントの1つとなっていました。
場所によっては、見事な浸食による造形美を現出させています!
土壌そのものもまた、巧みな濃淡のコントラストでバラエティ豊かに高原の大地を彩っているかのようです。
リャマの一群が草を喰んでいました。
放牧されているようです。
大自然の中で、ノビノビと育っているようですね~^^
プトレから80kmと少しの距離を、2時間程かけてグアジャティリに到着しました!
ボリビアへと向かう国際道路11号線から分岐してからだと、60km弱位の距離になります。
住民は多くても恐らく200人足らずと思われる小さな集落ですが、中心にはこのような素朴ながらも立派な鐘楼のある教会がありました。
素朴な教会を囲むように、簡素な造りの民家が建ち並んでいます。
住民は先住民族のインディヘナと思われます。
元日の朝方ということもあるのでしょうか、外に人影はなく静まりかえっていました。
この集落も海抜4,000mを超えた高地に位置していて、普段の低地にいる時と同様な感じで10歩程歩くだけでも「はぁはぁ…;」と息をついてしまいます。
観光的には見るべきスポットは皆無なこのグアジャティリに立ち寄った理由は、ここにある警察(カラビネーロス "Carabineros")に氏名や車の登録情報を申告する必要があったためです。
ガイドさんによると、スリレ塩湖方面への観光時には申告する決まりになっているということで(Lonely Planet のチリのガイドブックにも同様の記述がありました)、万一の事態に備えた入山届のようなものなのでしょう。
スリレ塩湖は車で訪れることができる場所ですが、やはり厳しい環境にある場所へ赴こうとしているのだな、と浮つき勝ちになる気持ちを今一度引き締めました;
また、地図を改めて見てみると、グアジャティリは東へ10kmと少し行けばもうボリビア領となる、れっきとした国境地帯。
チリでは1警察署の署員は6名以上という規則があるらしく、小さな集落に不釣り合いな規模で警察の拠点がある理由も理解できました。
とはいえ、何事もなければのどかなアンデス山中、警官の方々も気さくに応対してくださり、小休止の後スリレ塩湖へ向けて再び出発しました。
一面の荒涼とした草原が広がる彼方にある、グアジャティリ "Guallatiri" という小さな集落をまずは目指します。
<プトレ~グアジャティリ>
(リンク先画面左の3Dボタンをクリックするとルートが3Dで進みます←Google Earth)
(ルートの表示位置や縮尺等はディスプレイの解像度やお好みに合わせて適宜調節してください)
A:プトレ
B:プトレを望む展望スポット
C:グアジャティリ
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【謹告】
この記事で紹介したプトレからスリレ塩湖自然遺跡にかけての地域は、標高が3,600m~4,000mを超える高地で非常に厳しい自然条件下にあり、特に高山病を発症する危険の高い地域です。
この地域(当然ながら他の高地でも同様です)に関心をお持ちになってご旅行を決断された場合は、渡航前に高山病に対する理解を深めておかれますよう、強く警告します。
高山病は最悪の場合死に至ることもあり、対応を誤ると危険な疾患です。
せっかくのご旅行を台無しにしないためにも、くれぐれも軽くお考えにならずに高山病についての理解を得た上で、この地域の素晴らしさを存分に実際の肌でお感じになり、お楽しみになれますことを心から願っています。
下記のリンクは、私が旅行前に参考にした日本旅行医学会のコラムです。
読み易い文章で良く纏められていて、高山病の予防薬についての言及もあります。
高山病で死なないために (日本旅行医学会)
なお、この記事やこの謹告をお読みになって為された行為により生じたいかなる事象や結果について、弊ブログと管理人は一切の責を負いません。
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これから進んでいく道が、なだらかな起伏のある草原にその軌跡を刻み込み、草原と共に波打ちながら先へと進路を誘います。
遙か彼方まで、この道以外の人工物は一切視界に入りません。
基本的に、これからこのような景色の中を100km以上の距離をドライブしていきます。
高原を埋め尽くすかのように生え渡る草は丈が低く、その葉は固く針のように先が尖っていて、ハリネズミのようにも見えますw
丈を低くして強風から身を守り、葉を細くすることで水分の蒸発を抑えているのでしょうか?
アルティプラーノの大地を穿つラウカ川 "Rio Lauca"。
あるがままの自然の中、無粋な堤防に妨げられることもなく、自然の摂理に従った奔放な流れが大地を刻んでいました。
雲間から差し込む光のカーテンも、雄大な眺望の美しいアクセントの1つとなっていました。
場所によっては、見事な浸食による造形美を現出させています!
土壌そのものもまた、巧みな濃淡のコントラストでバラエティ豊かに高原の大地を彩っているかのようです。
リャマの一群が草を喰んでいました。
放牧されているようです。
大自然の中で、ノビノビと育っているようですね~^^
プトレから80kmと少しの距離を、2時間程かけてグアジャティリに到着しました!
ボリビアへと向かう国際道路11号線から分岐してからだと、60km弱位の距離になります。
住民は多くても恐らく200人足らずと思われる小さな集落ですが、中心にはこのような素朴ながらも立派な鐘楼のある教会がありました。
素朴な教会を囲むように、簡素な造りの民家が建ち並んでいます。
住民は先住民族のインディヘナと思われます。
元日の朝方ということもあるのでしょうか、外に人影はなく静まりかえっていました。
この集落も海抜4,000mを超えた高地に位置していて、普段の低地にいる時と同様な感じで10歩程歩くだけでも「はぁはぁ…;」と息をついてしまいます。
観光的には見るべきスポットは皆無なこのグアジャティリに立ち寄った理由は、ここにある警察(カラビネーロス "Carabineros")に氏名や車の登録情報を申告する必要があったためです。
ガイドさんによると、スリレ塩湖方面への観光時には申告する決まりになっているということで(Lonely Planet のチリのガイドブックにも同様の記述がありました)、万一の事態に備えた入山届のようなものなのでしょう。
スリレ塩湖は車で訪れることができる場所ですが、やはり厳しい環境にある場所へ赴こうとしているのだな、と浮つき勝ちになる気持ちを今一度引き締めました;
また、地図を改めて見てみると、グアジャティリは東へ10kmと少し行けばもうボリビア領となる、れっきとした国境地帯。
チリでは1警察署の署員は6名以上という規則があるらしく、小さな集落に不釣り合いな規模で警察の拠点がある理由も理解できました。
とはいえ、何事もなければのどかなアンデス山中、警官の方々も気さくに応対してくださり、小休止の後スリレ塩湖へ向けて再び出発しました。
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