ビルバオの夜歩きもいよいよ終盤、スビスリ橋からグッゲンハイム美術館へと向かいます。
<<2015 バスク・バルセロナ紀行-22>
ネルビオン川越しに、伝統的なヨーロッパの風情を纏う街並みを望みつつ、遊歩道を歩きます。
進む遊歩道の行く手には、現代的な前衛デザインの建築物がライトアップで彩られた、幻想的な光景が待っていました!
スビスリ橋(Zubizuri)からビルバオ(バスク語:Bilbo スペイン語(公式名称):Bilbao)の街中を西へ、ネルビオン川(バスク語:Nerbioi スペイン語:Río Nerbión)河畔の遊歩道を進みます。
やがて、遊歩道に並行していたトラムと車が走る通りが、遊歩道と別れていきます。
別の通りとの立体交差が、街灯に照らし出されて、美しい光の風景を現出していました。
この辺りは、川岸と市街地(画像左端)との高低差があり、その高低差の部分にも現代的なデザインが施されているのが、印象的でした。
今日のビルバオを象徴する、現代アートデザインが林立しているエリアへと、到達しました。
川面から高い所でネルビオン川を跨ぐ吊り橋である、サルベ橋(バスク語:Salbeko Zubia スペイン語:Puente de la Salve)の主塔が、純白の輝きを夜空に浮かび上がらせている姿に、目を奪われます!
頭上高く聳えている、サルベ橋主塔の直下まで、歩いてきました。
(画像クリックで、別ウィンドウが開きます)
白く光っていたのは、主塔の側面であったことが分かりますね。
主塔の路面に面している部分は、真紅に染められて、色彩のコントラストが、これまた鮮やか!
このサルベ橋、ビルバオ空港(バスク語:Bilboko aireportua スペイン語:Aeropuerto de Bilbao)とビルバオ市街とを結ぶ道路の一部を成している、重要な橋です。
サルベ橋の下をくぐって進むと、蜘蛛のオブジェと、個性的なデザインの巨大な建物が、視界へ飛び込んできます。
ビルバオのランドマークでもある、ご存じ「ビルバオ・グッゲンハイム美術館(バスク語:Guggenheim Bilbao Museoa スペイン語:Museo Guggenheim Bilbao)」です!
オブジェと美術館のどちらも、非常に前衛的なデザインなのですが、ヨーロッパの伝統的な雰囲気を醸し出すセピア調の光を受けても、不思議としっくりマッチして、夜の街に溶け込むように佇んでいました。
そうした巧みなアレンジのセンスに、ここでも唸らされました。
光を受けて、妖しげな黄金の輝きを放つ、蜘蛛のオブジェ。
(画像クリックで、別ウィンドウが開きます)
脚の一本一本のどれもが、皆異なる形をしていて、地面と接している先端へいく程細くなる…眺める程に、安定して立っていることが、不思議に思えてきました。
遊歩道と美術館の間には、池が配されています。
地上に存在するあらゆるものが、鏡のような水面に、逆さの像を忠実に映し出されていました。
池のほとりでは、道往く人々が、記念撮影などに興じていました。
美術館の建物の前から、もと来たサルベ橋の方向を、振り返って眺めます。
(画像クリックで、別ウィンドウが開きます)
現代アートの申し子ながら、均衡のとれた対称的デザインのサルベ橋と、全てが非対称的な蜘蛛のオブジェの二者が隣り合った、不思議な眺め。
夜空と街灯とを背景にして、意外にも調和のとれた落ち着きを感じさせる、印象的な光景でした。
ライトアップによってシックに彩られた美術館の建物も、一つの巨大なオブジェと化していますね。
(画像クリックで、別ウィンドウが開きます)
サルベ橋の鮮烈な紅白の輝き、遊歩道や大階段へと誘うように配置されている照明…このエリア全体が、何かの舞台装置であるかのようです。
私も、その照明に誘われて、遊歩道から市街地へと向かう、大階段を上っていきます。
未来的な大階段の先には、「いかにもヨーロッパ」な雰囲気を湛えたビルバオの街。
タイムスリップしているような気分で、この大階段を進んでいました♪
大階段を上がりきると、ここにも舞台のような広場となり、パピーも(後ろ向きでしたがw)出迎えてくれました。
敷石の継ぎ目までが、アートに見えてしまいますねw
広々とした、これまでの川岸散策ルートから、細い通り一本を隔てた先には、喧騒喧しい夜の街が広がっています。
美術館の建物のほぼ真正面の位置に建つ今宵の宿、「グランオテル・ドミネ・ビルバオ(GRAN HOTEL DOMINE BILBAO)」。
グッゲンハイムと相対するだけあって、モダンなデザインかつ落ち着きのある風格を兼ね備え、ライトアップでもシックな雰囲気を醸し出していました。
建物上層部のガラス面には、サルベ橋の主塔の真紅が映り、艶やかな光の饗宴も巧みに演出…ビルバオのセンスの良さが、ここでも光ります!
隣を並行している、車の走る通りよりも幅があるのではないかと感じた、グッゲンハイムからサルベ橋へと至る歩道。
坂となってネルビオン川を跨いでいるサルベ橋へ向けて、緩やかなスロープ状の傾斜が既に始まっています。
この歩道の下にも、ネルビオン川沿いに東西方向へ抜けるトラムや通りがあり、この一角では、かなり大掛かりな立体交差を形成しています。
標識を見ると、ここがバスク(Euskal Herria バスク地方)であることを実感。
それぞれ、上がスペイン語で、下がバスク語ですね。
「centro ciudad(スペイン語)=erdialdea(バスク語)=都心」
「estacion(estación スペイン語)=geltokia(バスク語)=駅」
ビルバオのターミナル駅は、アバンド駅(Abando)です。
「RENFE(レンフェ)」とは、スペイン国鉄(Red Nacional de los Ferrocarriles Españoles/直訳:スペイン鉄道全国ネットワーク)のことです。
橋上から眺めた、サルベ橋の主塔。
道路を跨いでいる主塔のアーチの内側も、純白の鮮やかな照明が照らしています。
この主塔以外の灯りは、オレンジ色。
路面も、セピア調に染められています。
路面と主塔とが交差する角度や、路面の傾き具合からしても、サルベ橋がかなりの傾斜で架けられていることが分かりますね。
サルベ橋から、ビルバオ市街中心部のモユア広場(バスク語:Moyua plaza スペイン語:Plaza Moyúa)へは、この道なりに一直線。
(画像クリックで、別ウィンドウが開きます)
空港と都心とを結ぶ幹線道路だけあり、夜間でも車の往来は、かなりのものでした。
空港から都心へと向かう車は、下り坂となっているサルベ橋で、かなりのスピードが出る模様です。
サルベ橋から望む、ネルビオン河畔に佇む、ビルバオ・グッゲンハイム美術館の夜景。
(画像クリックで、別ウィンドウが開きます)
影すらも取り込む、淡いライトアップの演出に、息を呑みます。
存在感をアピールしながら、周囲の落ち着いた夜の景観にも違和感なく溶け込む、ビルバオ現代アートの妙に酔いしれました。
ビルバオの夜景は、見事としか言いようのない巧みな光の芸術そのものでした!
この素敵な夜の景観の中を、安心して堪能することができた(もちろん油断は禁物ですが)ネルビオン川沿いの遊歩道。
ビルバオのランドマークの絶景を披露してくれた、散策の締めの演出にも感動しながら今一度、この素晴らしい夜景を記憶に焼き付けて、目と鼻の先にあるホテルへと、踵を返しました。
<2015 バスク・バルセロナ紀行-24>>
<<2015 バスク・バルセロナ紀行-22>
ネルビオン川越しに、伝統的なヨーロッパの風情を纏う街並みを望みつつ、遊歩道を歩きます。
進む遊歩道の行く手には、現代的な前衛デザインの建築物がライトアップで彩られた、幻想的な光景が待っていました!
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スビスリ橋(Zubizuri)からビルバオ(バスク語:Bilbo スペイン語(公式名称):Bilbao)の街中を西へ、ネルビオン川(バスク語:Nerbioi スペイン語:Río Nerbión)河畔の遊歩道を進みます。
やがて、遊歩道に並行していたトラムと車が走る通りが、遊歩道と別れていきます。
別の通りとの立体交差が、街灯に照らし出されて、美しい光の風景を現出していました。
この辺りは、川岸と市街地(画像左端)との高低差があり、その高低差の部分にも現代的なデザインが施されているのが、印象的でした。
今日のビルバオを象徴する、現代アートデザインが林立しているエリアへと、到達しました。
川面から高い所でネルビオン川を跨ぐ吊り橋である、サルベ橋(バスク語:Salbeko Zubia スペイン語:Puente de la Salve)の主塔が、純白の輝きを夜空に浮かび上がらせている姿に、目を奪われます!
頭上高く聳えている、サルベ橋主塔の直下まで、歩いてきました。
(画像クリックで、別ウィンドウが開きます)
白く光っていたのは、主塔の側面であったことが分かりますね。
主塔の路面に面している部分は、真紅に染められて、色彩のコントラストが、これまた鮮やか!
このサルベ橋、ビルバオ空港(バスク語:Bilboko aireportua スペイン語:Aeropuerto de Bilbao)とビルバオ市街とを結ぶ道路の一部を成している、重要な橋です。
サルベ橋の下をくぐって進むと、蜘蛛のオブジェと、個性的なデザインの巨大な建物が、視界へ飛び込んできます。
ビルバオのランドマークでもある、ご存じ「ビルバオ・グッゲンハイム美術館(バスク語:Guggenheim Bilbao Museoa スペイン語:Museo Guggenheim Bilbao)」です!
オブジェと美術館のどちらも、非常に前衛的なデザインなのですが、ヨーロッパの伝統的な雰囲気を醸し出すセピア調の光を受けても、不思議としっくりマッチして、夜の街に溶け込むように佇んでいました。
そうした巧みなアレンジのセンスに、ここでも唸らされました。
光を受けて、妖しげな黄金の輝きを放つ、蜘蛛のオブジェ。
(画像クリックで、別ウィンドウが開きます)
脚の一本一本のどれもが、皆異なる形をしていて、地面と接している先端へいく程細くなる…眺める程に、安定して立っていることが、不思議に思えてきました。
遊歩道と美術館の間には、池が配されています。
地上に存在するあらゆるものが、鏡のような水面に、逆さの像を忠実に映し出されていました。
池のほとりでは、道往く人々が、記念撮影などに興じていました。
美術館の建物の前から、もと来たサルベ橋の方向を、振り返って眺めます。
(画像クリックで、別ウィンドウが開きます)
現代アートの申し子ながら、均衡のとれた対称的デザインのサルベ橋と、全てが非対称的な蜘蛛のオブジェの二者が隣り合った、不思議な眺め。
夜空と街灯とを背景にして、意外にも調和のとれた落ち着きを感じさせる、印象的な光景でした。
ライトアップによってシックに彩られた美術館の建物も、一つの巨大なオブジェと化していますね。
(画像クリックで、別ウィンドウが開きます)
サルベ橋の鮮烈な紅白の輝き、遊歩道や大階段へと誘うように配置されている照明…このエリア全体が、何かの舞台装置であるかのようです。
私も、その照明に誘われて、遊歩道から市街地へと向かう、大階段を上っていきます。
未来的な大階段の先には、「いかにもヨーロッパ」な雰囲気を湛えたビルバオの街。
タイムスリップしているような気分で、この大階段を進んでいました♪
大階段を上がりきると、ここにも舞台のような広場となり、パピーも(後ろ向きでしたがw)出迎えてくれました。
敷石の継ぎ目までが、アートに見えてしまいますねw
広々とした、これまでの川岸散策ルートから、細い通り一本を隔てた先には、喧騒喧しい夜の街が広がっています。
美術館の建物のほぼ真正面の位置に建つ今宵の宿、「グランオテル・ドミネ・ビルバオ(GRAN HOTEL DOMINE BILBAO)」。
グッゲンハイムと相対するだけあって、モダンなデザインかつ落ち着きのある風格を兼ね備え、ライトアップでもシックな雰囲気を醸し出していました。
建物上層部のガラス面には、サルベ橋の主塔の真紅が映り、艶やかな光の饗宴も巧みに演出…ビルバオのセンスの良さが、ここでも光ります!
隣を並行している、車の走る通りよりも幅があるのではないかと感じた、グッゲンハイムからサルベ橋へと至る歩道。
坂となってネルビオン川を跨いでいるサルベ橋へ向けて、緩やかなスロープ状の傾斜が既に始まっています。
この歩道の下にも、ネルビオン川沿いに東西方向へ抜けるトラムや通りがあり、この一角では、かなり大掛かりな立体交差を形成しています。
標識を見ると、ここがバスク(Euskal Herria バスク地方)であることを実感。
それぞれ、上がスペイン語で、下がバスク語ですね。
「centro ciudad(スペイン語)=erdialdea(バスク語)=都心」
「estacion(estación スペイン語)=geltokia(バスク語)=駅」
ビルバオのターミナル駅は、アバンド駅(Abando)です。
「RENFE(レンフェ)」とは、スペイン国鉄(Red Nacional de los Ferrocarriles Españoles/直訳:スペイン鉄道全国ネットワーク)のことです。
橋上から眺めた、サルベ橋の主塔。
道路を跨いでいる主塔のアーチの内側も、純白の鮮やかな照明が照らしています。
この主塔以外の灯りは、オレンジ色。
路面も、セピア調に染められています。
路面と主塔とが交差する角度や、路面の傾き具合からしても、サルベ橋がかなりの傾斜で架けられていることが分かりますね。
サルベ橋から、ビルバオ市街中心部のモユア広場(バスク語:Moyua plaza スペイン語:Plaza Moyúa)へは、この道なりに一直線。
(画像クリックで、別ウィンドウが開きます)
空港と都心とを結ぶ幹線道路だけあり、夜間でも車の往来は、かなりのものでした。
空港から都心へと向かう車は、下り坂となっているサルベ橋で、かなりのスピードが出る模様です。
サルベ橋から望む、ネルビオン河畔に佇む、ビルバオ・グッゲンハイム美術館の夜景。
(画像クリックで、別ウィンドウが開きます)
影すらも取り込む、淡いライトアップの演出に、息を呑みます。
存在感をアピールしながら、周囲の落ち着いた夜の景観にも違和感なく溶け込む、ビルバオ現代アートの妙に酔いしれました。
ビルバオの夜景は、見事としか言いようのない巧みな光の芸術そのものでした!
この素敵な夜の景観の中を、安心して堪能することができた(もちろん油断は禁物ですが)ネルビオン川沿いの遊歩道。
ビルバオのランドマークの絶景を披露してくれた、散策の締めの演出にも感動しながら今一度、この素晴らしい夜景を記憶に焼き付けて、目と鼻の先にあるホテルへと、踵を返しました。
<2015 バスク・バルセロナ紀行-24>>
翌日入館しましたが、ご存じ現代アートの展示ですので、現実離れした感覚を味わうことができました。
洗練されたアートであったビルバオの夜景をご覧になれないのは残念ですが、ビルバオのハイレベルなグルメを堪能なさって来てくださいね!
文字化け、14日のgooのメンテ後に続発したトラブルの1つのようで、申し訳ありません;
名前を入れ直して、改めて記憶させれば、解消するかと思います。
中に入ったら不思議な世界に連れて行ってもらえそう。
のパピーは昼間の方が良さそうですが、スビスリ橋も巨大蜘蛛も夜の方が似合いますね。
出来上がった旅行プログラムを見たら、ビルバオはやはりランチ休憩程度なので、スビスリ橋を渡れるかどうか…