伊豆半島の西北端で、伊豆半島から更に駿河湾へと突き出ている小さな半島の先端、大瀬崎を散策します。
<<西伊豆~南伊豆 美景・美食と温泉の旅-03>
駿河湾の眺望を楽しんでから、岬の先端の灯台を目指して、ビャクシン樹林のトンネルを歩きます。
大木に成長したビャクシンの大きさや姿形に目を瞠りながら、小さな半島の先端へと、赴きました。
<大瀬崎>
<ビャクシン>
大瀬崎(おせざき)の小半島西岸、駿河湾を望む浜辺に1株だけ生えていた、ユリ?の花。
(画像クリックで、別ウィンドウが開きます)
浜辺の石のモノトーンと、草の緑のみの色彩の中で、鮮やかなオレンジの花が、美しいコントラストとなっていました♪
花の後ろに、結構な数の蕾があったので、これから更に、ここだけ華やかな彩りのスポットとなることでしょう。
駿河湾の、雄大な風景。
海上を貨物船が、悠々と行き交っています。
雲がかなり出てきていましたが、静岡辺りから御前崎にかけての対岸も、眺めることができました。
西側の海岸から、一旦小半島の東側へと戻って、先端にある棟台を目指します。
本当に小さな半島の大瀬崎ですが、見どころは数多くあるようですね^^
先端部の中央は、この看板や上の地図にあるように、「神池」という円形の池となっていて、海に囲まれている地形にあるにもかかわらず、淡水の池である、ということで、「伊豆七不思議」の1つとされています。
頭上を木々に覆われた海辺の小径を、歩いて進んでいきます。
画像右側が、海となります。
海辺であるということを一瞬忘れてしまいそうな位に、大木の多い、豊かな樹林の広がっている、大瀬崎です。
暫く進むと、浜辺に、枝を空中高く弾けたように広げている巨木に出くわしました。
ビャクシン(柏槇)の木です。
幹や枝が、複雑に絡み合うように捻じれた、個性的な姿。
何百年もの間、ここで生きてきたであろうことを察することのできる巨大な根元も、印象に残った巨木です。
大迫力!の、巨大な幹。
捻じれ具合に、荒々しい力強さを、ヒシヒシと感じます。
(画像クリックで、別ウィンドウが開きます)
幹だけでなく、空中に長く伸びている枝もまた、普通の木の幹位の太さがありました;
幹があまりにも太すぎて、枝の太さの実感が、あまり感じられませんw
近寄って見上げてみると、益々圧倒されるような迫力でした!
風が、強いのでしょうか…?
ビャクシンの大木は、東の浜辺から西の方向へ、捻じれながら傾くように、枝を広げています。
(画像クリックで、別ウィンドウが開きます)
それにしても、今にも動き出しそうな、躍動感を感じることのできる、枝振りです。
大木でありながら、その枝振りは緻密で繊細。
見とれずにはいられませんでした。
「樹林」ということで、ビャクシンの木は、もちろん一本だけではありません。
すぐ隣にも、最初の大木に引けを取らない幹の太さや高さの巨木が!
やはり、同じく西へ流されるような、傾いた姿で佇立していました。
小径を挟んだ反対側にも、巨人を思わせる、目を瞠るような高さの大きな木々が、正に林立。
1画像で、その根元から先端までの全容を納めきれない程の高さの巨木群は、見応えがあります。
レンタカーの相棒を駐めてきた、大瀬の海水浴場のある浜辺を、遠望。
画像中央、ちょうど正面に見えている、建物が沢山建っている辺りです。
大瀬崎の小半島によって、駿河湾から隔てられた入江はとても穏やかで、小さな飛沫も立ちません。
透き通った海水の美しさが、入江を取り囲む山肌の新緑と相俟って、心癒される風景です。
全体的に、海の近くまで山が迫る地形の伊豆半島は、海岸線も入り組んでいて、変化に富んでいます。
歩を進める度、目に入る海と山とが織り成す美しい景色に、ついつい見とれてしまいます。
この、島のように見えている眺めは、伊豆半島の最も根元の部分で、沼津の街から大瀬まで(大瀬も沼津市内です)、見えている正面の山並みの海岸沿いをずっと、ドライブしてきました。
大瀬崎の先端に近付くにつれ、ビャクシンの樹林はいよいよ、鬱蒼とした雰囲気を濃くしていきます。
(画像クリックで、別ウィンドウが開きます)
散策の小径のすぐ頭上に、梁のように巨大な枝を渡す、ビャクシンの大木。
これ程の太さの枝を何本も、幹だけで支えているのに、驚かされます!
ここまで巨大な姿になるには、樹齢も何百年どころではなく、千年を超えているような気もしますね。
このような大木が樹林を形成していることにより、昭和7年(1932年)に、「大瀬崎のビャクシン樹林」として、国の天然記念物に指定されています。
丸い石が沢山あると、人は積みたくなるのでしょうかw
大瀬崎の方が、遥かにささやかな規模でしたが、クロアチア・ドゥギ島のテラシュチツァの一風景を、思い出しました。
因みに、時間が押してきたこともあり(既に15時30分頃)、私はここでは石を積んでいません(^^;)
これまた凄まじい形相?の根元を持った、ビャクシンの木。
上部と下部と、2つの画像で撮影しましたが、それでも木の全容は、入りきりませんでした;
(画像クリックで、別ウィンドウが開きます)
お化けか怪物の顔のような、根元の洞(うろ)は、一体どのようにしたら、このような複雑な造形となるのか…。
不思議な自然の芸術に触れた思いです。
ビャクシンだけではなく、様々な草木が生い茂って、樹林を形成しているようです。
この場所が、海のすぐそばの浜辺ということを、すっかり忘れさせてしまう光景です。
午後の木漏れ日の射し込む、爽やかな散策…といきたいところでしたが、実際はかなり蒸し暑く、ジットリ汗をかきかきの樹林探訪となりました;;
梅雨の時候なので、蒸し暑いのは仕方がありませんが、車に戻った時に、冷房を効かせた車内で濡れた服が肌に触れる不快感を思うと、少々ウンザリしてしまいます。
大瀬崎にある、大瀨神社(おせじんじゃ)の御神木。
(画像クリックで、別ウィンドウが開きます)
御神木の傍らに立つ案内板によると、この御神木は、「一名夫婦(めおと)びゃくしん」と呼ばれ、推定樹齢は1,500年以上で、根元の幹の周囲は7m。
この樹林には、約130本のビャクシンの木があり、この御神木はそれらビャクシンの木々の中でも、随一の大木とのこと。
1,500年以上もの時を経て、今日なおエネルギッシュに緑萌やす巨木は、御神木に相応しい風格を漂わせていました。
御神木と小径を挟んだ浜辺側は、木々の間から海への視界が開けて、正面に富士の秀峰を望む絶景を楽しむことができます。
だいぶ雲が厚くなっていましたが、その雲を突き抜けた形で、山頂を拝むことができました^^
富士山の手前の低い山並みがまるで、雲の塊が駿河湾へと出てくるのを堰き止めている、ダムのようにも見えますね。
大瀬崎の先端に建つ灯台まで、あと一息です。
<西伊豆~南伊豆 美景・美食と温泉の旅-05>>
<<西伊豆~南伊豆 美景・美食と温泉の旅-03>
駿河湾の眺望を楽しんでから、岬の先端の灯台を目指して、ビャクシン樹林のトンネルを歩きます。
大木に成長したビャクシンの大きさや姿形に目を瞠りながら、小さな半島の先端へと、赴きました。
<大瀬崎>
<ビャクシン>
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大瀬崎(おせざき)の小半島西岸、駿河湾を望む浜辺に1株だけ生えていた、ユリ?の花。
(画像クリックで、別ウィンドウが開きます)
浜辺の石のモノトーンと、草の緑のみの色彩の中で、鮮やかなオレンジの花が、美しいコントラストとなっていました♪
花の後ろに、結構な数の蕾があったので、これから更に、ここだけ華やかな彩りのスポットとなることでしょう。
駿河湾の、雄大な風景。
海上を貨物船が、悠々と行き交っています。
雲がかなり出てきていましたが、静岡辺りから御前崎にかけての対岸も、眺めることができました。
西側の海岸から、一旦小半島の東側へと戻って、先端にある棟台を目指します。
本当に小さな半島の大瀬崎ですが、見どころは数多くあるようですね^^
先端部の中央は、この看板や上の地図にあるように、「神池」という円形の池となっていて、海に囲まれている地形にあるにもかかわらず、淡水の池である、ということで、「伊豆七不思議」の1つとされています。
頭上を木々に覆われた海辺の小径を、歩いて進んでいきます。
画像右側が、海となります。
海辺であるということを一瞬忘れてしまいそうな位に、大木の多い、豊かな樹林の広がっている、大瀬崎です。
暫く進むと、浜辺に、枝を空中高く弾けたように広げている巨木に出くわしました。
ビャクシン(柏槇)の木です。
幹や枝が、複雑に絡み合うように捻じれた、個性的な姿。
何百年もの間、ここで生きてきたであろうことを察することのできる巨大な根元も、印象に残った巨木です。
大迫力!の、巨大な幹。
捻じれ具合に、荒々しい力強さを、ヒシヒシと感じます。
(画像クリックで、別ウィンドウが開きます)
幹だけでなく、空中に長く伸びている枝もまた、普通の木の幹位の太さがありました;
幹があまりにも太すぎて、枝の太さの実感が、あまり感じられませんw
近寄って見上げてみると、益々圧倒されるような迫力でした!
風が、強いのでしょうか…?
ビャクシンの大木は、東の浜辺から西の方向へ、捻じれながら傾くように、枝を広げています。
(画像クリックで、別ウィンドウが開きます)
それにしても、今にも動き出しそうな、躍動感を感じることのできる、枝振りです。
大木でありながら、その枝振りは緻密で繊細。
見とれずにはいられませんでした。
「樹林」ということで、ビャクシンの木は、もちろん一本だけではありません。
すぐ隣にも、最初の大木に引けを取らない幹の太さや高さの巨木が!
やはり、同じく西へ流されるような、傾いた姿で佇立していました。
小径を挟んだ反対側にも、巨人を思わせる、目を瞠るような高さの大きな木々が、正に林立。
1画像で、その根元から先端までの全容を納めきれない程の高さの巨木群は、見応えがあります。
レンタカーの相棒を駐めてきた、大瀬の海水浴場のある浜辺を、遠望。
画像中央、ちょうど正面に見えている、建物が沢山建っている辺りです。
大瀬崎の小半島によって、駿河湾から隔てられた入江はとても穏やかで、小さな飛沫も立ちません。
透き通った海水の美しさが、入江を取り囲む山肌の新緑と相俟って、心癒される風景です。
全体的に、海の近くまで山が迫る地形の伊豆半島は、海岸線も入り組んでいて、変化に富んでいます。
歩を進める度、目に入る海と山とが織り成す美しい景色に、ついつい見とれてしまいます。
この、島のように見えている眺めは、伊豆半島の最も根元の部分で、沼津の街から大瀬まで(大瀬も沼津市内です)、見えている正面の山並みの海岸沿いをずっと、ドライブしてきました。
大瀬崎の先端に近付くにつれ、ビャクシンの樹林はいよいよ、鬱蒼とした雰囲気を濃くしていきます。
(画像クリックで、別ウィンドウが開きます)
散策の小径のすぐ頭上に、梁のように巨大な枝を渡す、ビャクシンの大木。
これ程の太さの枝を何本も、幹だけで支えているのに、驚かされます!
ここまで巨大な姿になるには、樹齢も何百年どころではなく、千年を超えているような気もしますね。
このような大木が樹林を形成していることにより、昭和7年(1932年)に、「大瀬崎のビャクシン樹林」として、国の天然記念物に指定されています。
丸い石が沢山あると、人は積みたくなるのでしょうかw
大瀬崎の方が、遥かにささやかな規模でしたが、クロアチア・ドゥギ島のテラシュチツァの一風景を、思い出しました。
因みに、時間が押してきたこともあり(既に15時30分頃)、私はここでは石を積んでいません(^^;)
これまた凄まじい形相?の根元を持った、ビャクシンの木。
上部と下部と、2つの画像で撮影しましたが、それでも木の全容は、入りきりませんでした;
(画像クリックで、別ウィンドウが開きます)
お化けか怪物の顔のような、根元の洞(うろ)は、一体どのようにしたら、このような複雑な造形となるのか…。
不思議な自然の芸術に触れた思いです。
ビャクシンだけではなく、様々な草木が生い茂って、樹林を形成しているようです。
この場所が、海のすぐそばの浜辺ということを、すっかり忘れさせてしまう光景です。
午後の木漏れ日の射し込む、爽やかな散策…といきたいところでしたが、実際はかなり蒸し暑く、ジットリ汗をかきかきの樹林探訪となりました;;
梅雨の時候なので、蒸し暑いのは仕方がありませんが、車に戻った時に、冷房を効かせた車内で濡れた服が肌に触れる不快感を思うと、少々ウンザリしてしまいます。
大瀬崎にある、大瀨神社(おせじんじゃ)の御神木。
(画像クリックで、別ウィンドウが開きます)
御神木の傍らに立つ案内板によると、この御神木は、「一名夫婦(めおと)びゃくしん」と呼ばれ、推定樹齢は1,500年以上で、根元の幹の周囲は7m。
この樹林には、約130本のビャクシンの木があり、この御神木はそれらビャクシンの木々の中でも、随一の大木とのこと。
1,500年以上もの時を経て、今日なおエネルギッシュに緑萌やす巨木は、御神木に相応しい風格を漂わせていました。
御神木と小径を挟んだ浜辺側は、木々の間から海への視界が開けて、正面に富士の秀峰を望む絶景を楽しむことができます。
だいぶ雲が厚くなっていましたが、その雲を突き抜けた形で、山頂を拝むことができました^^
富士山の手前の低い山並みがまるで、雲の塊が駿河湾へと出てくるのを堰き止めている、ダムのようにも見えますね。
大瀬崎の先端に建つ灯台まで、あと一息です。
<西伊豆~南伊豆 美景・美食と温泉の旅-05>>
1,500年以上も生き続けることができるなんて、人智も及ばぬ自然の圧倒的なパワーを感じ、その一欠片のお裾分けに与った気分になりました♪
本当に、木と語り合えたら、とても楽しく過ごすことができそうですよね!
海辺の咲く一輪のオレンジ色の花、スカシユリというのですね。
海岸を鮮やかに彩る、素敵なアクセント。
凛として気丈に佇んでいる姿が印象的で、目に留まりました。
凄い迫力ですね。
1500年、なんとも気の遠くなる年月。
仏教が伝来する前からずっと日本の変化を見続けているんですね。
木が話せたらどんな歴史を語ってくれるのか。
オレンジの花は海の近くに自生するスカシユリ(岩百合とも呼ばれる)ですね。
佐渡の海岸でも見かける花です。