時には、旅の日常

管理人:taろう/旅先で撮ったスナップにコメントを添えて、他にも気の向いた事を綴っていきます。

北陸新幹線延伸直前 北陸行-02~粋で雅な金沢の寿司

2015-06-28 08:23:17 | 中部/日本
 京都から金沢へ到着したのはお昼時(もちろん狙っての到着です!)、早速、今回の旅の主目的である、冬の北陸の美食に舌鼓を打つことにしましょう♪

 目指すお寿司屋さんは、金沢駅前にあるホテル内に店を構えています。
 風格のある、木目調の落ち着いたカウンターで、加賀百万石の城下町の粋と、北陸の小京都の雅とを併せ持った、素敵な握りを堪能しました。

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 金沢駅前に建つ、ホテル日航金沢のロビー。
 天井の高い空間は、多くの人々の憩いの場となっていました。

 このホテル内にあるお店の、予約時間待ちも兼ねて、駅から移動してきて少しの間、休息をとります。



 ロビーの一角には、ホテル内にあるレストランのメニューやおすすめが、並べられていました。

 この「おすすめ」を見るだけで、喉が鳴りますw



 エレベーターで6階へと上がり、門構えからして立派なお店の雰囲気に少々気圧されながらw、入店します。

 店名は、「弁慶」。
 席へと案内されるまでの間待機する部屋があったり、ホテルの6階なのに中庭風の庭園を設えたり…等々、寛いだ気分でお寿司を楽しめそうな雰囲気に溢れたお店です^^



 カウンター席へと案内されて、席へ落着き、注文して待つことしばし…最初に運ばれてきたのは、能登の岩もずく。
 先付けですね。

 酢で和えてあるもずくの、とろみと歯応えのある美味しさで、間もなく握られてくるであろう、お寿司への期待もうなぎ登りです!



 握りの一番手は、アラでした。

 艶めかしいまでの、ネタの色艶…(^г^)
 シャリの上での佇まいには、雅な洗練すら感じさせられました。
 良く締まった身の風味、食感共に素晴らしかった逸品です!!



 ブリの中トロ。

 北陸の冬の味覚に欠かせない、寒ブリ。
 脂の乗った、ブリの中トロ…その濃厚なコクに、恍惚としてしまいますw



 地元産ズワイガニ。

 ハート形の小さな握りでしたが、ズワイガニの旨味が凝縮していました!
 トッピングのように載っていた、ミソの風味も加わって、ズワイガニの美味しさに酔うことができました。



 だし巻きも、出てきました。

 中々ボリューム感もある、しっかりとしただし巻きでした。



 イカです。

 細かい切れ込みは、見た目にも美しく、噛み切りやすさと、しっかりとした歯応えとを、同時に楽しむこともできました。
 さっぱりとした、塩レモンが、ネタと良くマッチしていました。



 先程はブリでしたが、今度はマグロの中トロ。

 コクのある赤身と、円やかな脂の細かなサシとのバランスが素晴らしい…中トロの魅力を再確認♪
 上品に握ってありますね^^



 熱々のお味噌汁も、良く出汁が利いていて、その風味が臓腑に染み渡っていくようでした。

 優しいお味の味噌汁に、ホッと一息つきます。

 具は、岩ノリ。
 磯の風味タップリで、美味しかったです^^



 サバ。

 シメサバをネタにした、鯖寿司のようでした。
 しっかりと固められたシャリとの相性も素晴らしく、久し振りに口にした、鯖寿司の美味しさを噛み締めていました。



 クルマダイです。

 透き通った、綺麗な身をしていますね!
 弾力のある歯応えで、旨味が絡み付いてくるような、ネタでした。



 シラウオ。

 蒸してあります。
 柔らかな食感の白い身をいただいてみると、軽いホロ苦感がクセになる美味しさです。

 梅肉にも良く合いますね。



 いただくのが勿体ないと思ってしまった、素晴らしい光沢を放つアジです♪

 すっきりとした旨味で、爽快な余韻を口の中に残してくれました。



 キュウリ巻き。

 あっさり、シャキシャキとした巻き寿司です。
 口直しには丁度良いですね。



 脂の乗りが素晴らしかった、ブリのハラミ。

 見るからに、脂の乗りが分かりますね。
 この、脂の円やかな旨味を、恍惚となって堪能しました♪
 脂のしつこさも感じさせない後口の良さも、特筆モノ!
 流石に、冬の北陸の味覚の王様クラス、トータルで図抜けた素晴らしさをアピールしています。



 〆のひと品の、アマエビです。

 アマエビも、輝く光沢で魅せる、その身の質感が最高に食欲をそそります。
 もちろん、実際のお味も、折り紙付きの美味!!
 甘さを帯びた、アマエビ独特の濃厚な旨味が、プリプリとした食感のネタを噛み締めるたびに、口の中へと放たれます^^

 この日も、我ながら初っ端から良く食べましたw



 果物のデザートで、昼食のラストを飾ります。

 「冬こそ北陸」とはよく言ったもので、ブリをはじめ旬を迎える魚の豊富さには、毎年訪れる度に思い知らされます。
 加賀百万石のお膝元として、洗練された文化も有する金沢らしく、素材の良さを生かした粋な上に、更に雅な風格を纏わせる技に魅了された、素敵なお昼時を過ごしました。



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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
金沢の寿司 (ゆうきと剣道)
2015-06-28 09:43:03
美味しいそうですね、私の若い頃は金沢の寿司屋と言えばどこで食べてもそんなに大差はなかったと思いますが中でも 蛇の目寿司 寿司捨 玉寿司 そんな所が一寸有名でした。今では千取寿司、太平寿司、弥助 等全国的にも有名な所が有ります。私もそれらの店に食べに行きましたが当時より最近は割高になっている様に思えます
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ゆうきと剣道さん。 (taろう)
2015-06-28 15:07:00
コメントありがとうございます。
何度かこれまで訪れた北陸では、富山でよくお寿司をいただいてきましたが、街同様に、金沢のお寿司には、華を感じます。
海の幸に恵まれている北陸だけに、金沢にも著名な寿司店がたくさんあるのですね。
値段も、富山に比べると、金沢の方が高めですね。
これから、関東方面からの訪問客が増えると思うので、どうしても、値段は更に上がってまうように思えます。
それでも、鮮度の良い、美味しい地魚をいただける北陸へは、これからも通ってしまいそうです^^
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Unknown (タヌ子)
2015-07-02 08:09:32
寒ブリはぎりぎりセーフだったんですね。
ハラミの脂が素晴らしい。
ずわい蟹が出てくるところが流石金沢!
フランスは日本よりも大分北に位置してますが、地中海は勿論、大西洋は海水温が日本海より高いので、お魚に締まりがないんです。
本当に一つ一つのお魚が宝石みたいにキラキラ輝いて、画像を見ているだけで口の中が大洪水状態です。
冬の北陸、食事のためだけでも行く価値はありますよね。
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タヌ子さん。 (taろう)
2015-07-02 20:31:33
滑り込みセーフ!といった感じで、正にギリギリのタイミング、危ない所でした…;
寒ブリのサシの入り方、食べるのが勿体ない程の美しさですよね。
口の中で、円やかな、蕩ける風味を転がすように味わう気分は、サイコーです^^
ズワイガニを、センス良く握りに仕立て上げる技が、金沢のプライド、といったところでしょうか^^
水温や海流等、自然環境で、魚の味も変わるのですねぇ。
日本の魚に舌が馴染んでしまっているタヌ子さんには、辛い環境ですね(^^;)
金沢のお寿司には、素材の良さを美しく彩る、垢抜けた華やぎに満ちています。
厳しい季節に、素材も鍛えられるのでしょうか…冬こそ、北陸の食を求めるの旅、イチ押しでしょう!
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