ラウカ国立公園から太平洋岸の都市アリカへと戻る国際道路11号線の、プトレとの分岐を過ぎて以降の沿道風景です。
国際道路11号線は、プトレの手前でラウカ国立公園のエリアから外れ、標高を下げながらプトレの集落へと続く道の分岐を過ぎると、その沿道からは水気を感じさせる眺めが急速に失われていき、乾燥した風景へと変化していきました。
目に入る山肌や尾根等も頂上まで乾いた岩や砂が剥き出しの風景の中を、一路アリカへ向けてアンデスを駆け下ります!
なお、給油関係の記述のボリュームが無駄に大きいですが;、管理人の印象がそれ程強かったということで、ご了承願いますm(_ _)m
<ラウカ国立公園~アリカ>
(リンク先画面左の3Dボタンをクリックするとルートが3Dで進みます←Google Earth)
(ルートの表示位置や縮尺等はディスプレイの解像度やお好みに合わせて適宜調節してください)
A:ラウカ国立公園 国境検問所附近
B:国際道路11号線とパナメリカーナとの分岐点
(Bからアリカ市街へのルートがどうしても設定できないのでここまでのルートとさせていただきます)
______________________________________________
いきなりですが、国際道路11号線(以下「11号線」といいます)の傍らの荒野で、相棒(スズキ "GRAND VITARA")にガソリン補給です(^^;
アリカまで保ちそうもなかったので…;
もちろん、ガソリンスタンド以外の場所での給油は初めてで、セルフスタンドでの給油よりも先の経験となりましたw
今日では状況が変わっているかもしれませんが、私が訪れたプトレ、スリレ塩湖、ラウカ国立公園を含むアリカの周辺一帯のチリ最北部は2003年当時(因みにアリカを含むこの地域は行政的には2006年から第15州(アリカ及びパリナコタ州 "XV Región de Arica y Parinacota")となっていますが2003年当時は第1州(タラパカ州 "I Región de Tarapacá")でした)では、アリカの市街地を離れるとガソリンスタンドがありませんでした(レンタカー会社の方が仰っていました)。
そこで、万一の場合を考えて、レンタカー会社で予備のタンクを所望したところ、貸していただいたのがこのポリ容器とゴムホース;
レンタカー会社の方と一緒にガソリンスタンドまで案内してもらい、灯油を入れるものよりは厚手そうなこの容器にガソリンを入れた訳ですが、相棒にはこの容器を車外に据え付ける仕様にはなっていません…;
当然の成り行きで、小さいとはいえガソリン満タンの容器を車内に持ち込んでのアルチプラーノ周遊ドライブとなりました(||-_-;)
しっかりと口は締めてあったのですが元々緩かったのか;どことなく揮発したガソリンのような臭いが時折漂うので窓は終始開けて走行し(駐車中も上部は開けておく)、世界で最も乾燥した気候の地域での静電気の防止に気を配り、カーブの多い山道走行時の容器転倒防止の為に容器を助手席と後席との間に挟み込んで安全運転…等々、今でもこの時のことを思うと、大惨事と紙一重のデンジャラス極まりない状況であったと、胆が凍結する思いであります(爆)
で、いざ給油の段になって困ったことが。
「容器とホース…どうやって繋ごう…;;」
結局、穴をあけたレジ袋を介して径の違う容器とホースを繋いで、何とか漏れずに給油できる体裁を繕いました(`・ω・´)
ホースと容器のレジ袋との接合部は紐で結わえ付けるという荒業で、ドキドキしながら容器を持ち上げると、ガソリンが問題なく相棒のタンクに流れ込んでいく様子でしたので、胸をなでおろしました(^^;
ガソリンは明るい緑色をしているのですね~…この時初めて知りました。。。
「取扱厳重注意のガソリンを素人がこんないい加減に扱って良いのか;」という思いが頭の中にありましたが、事故もなく無事に給油完了したことだし、結果オーライ!不問に付すこととしました(爆)
タンクが空になったことで危険かつ有毒な臭気を放つ揮発ガソリンからも解放され、すっかり熱風となった外気をようやく遮断してエアコンをかけることができました♪
まぁ、これまでは高地のおかげで外気だけで十分快適だったのですけれどね…(^^;
何はともあれ、これでとりあえずアリカまではガソリンの心配もなくなり、安心して走ることができるようになりました!
1枚でもいいから、このような写真を撮影したかったのですよ~♪
実際は、見えている地平線のところまで11号線が真っ直ぐに伸びているわけではなく、少し手前で右にカーブしているのですが、まだ山下りの最中というのにこのような開けた地形を懐中に抱えるスケールの大きなアンデスを実感することができました。
11号線は港町のアリカから隣国ボリビアの議会及び政府所在都市ラパス(憲法上の首都はスクレ)への幹線道路とはいえ、かなりの時間車の通行が途絶えることもしばしばでした。
通過する車が途絶えると、荒野にポツンと1人取り残されたような錯覚を覚えました。
孤独を愛する性癖があるせいかもしれませんが、不思議と心地よい感覚でした^^
高度が下がるに従って、乾燥の度合いも進んでいきます。
行く手の空には、雲1つ浮かんでいません。
駆け下りてきた背後の山々を望んでいます。
山肌をジグザグに走る白い筋は地図で調べたところ、前日スリレ塩湖との往復時に走った、11号線から分岐したダートな道であったA-23号線のようです。
スリレ塩湖へは、A-23号線から分岐するA-235号線に入るので、A-23号線とは途中でお別れでしたが、A-23号線をそのまま進めば、この見えている白い筋を下って再び11号線に合流します。
11号線は、この画像を外れた更に左方にある山塊を、幾つかの谷筋を回り込みながらプトレから下ってきています。
山側の空には、うっすらとした雲が辛うじてかかっていました。
この雲も、この山のあたりまでが存在する限界なのでしょう…。
給油がてらに、疎らに草が生えている砂礫の荒れ地の眺めをひとしきり楽しんでから、アリカまでの快適なドライブを再開しました!
当初はもう少し先の道程までをこの記事に収めようと考えていましたが、給油についての記述のボリュームが予想以上に膨れ上がってしまいましたので、この記事は一旦ここまでとさせていただきますm(_ _;)m
国際道路11号線は、プトレの手前でラウカ国立公園のエリアから外れ、標高を下げながらプトレの集落へと続く道の分岐を過ぎると、その沿道からは水気を感じさせる眺めが急速に失われていき、乾燥した風景へと変化していきました。
目に入る山肌や尾根等も頂上まで乾いた岩や砂が剥き出しの風景の中を、一路アリカへ向けてアンデスを駆け下ります!
なお、給油関係の記述のボリュームが無駄に大きいですが;、管理人の印象がそれ程強かったということで、ご了承願いますm(_ _)m
<ラウカ国立公園~アリカ>
(リンク先画面左の3Dボタンをクリックするとルートが3Dで進みます←Google Earth)
(ルートの表示位置や縮尺等はディスプレイの解像度やお好みに合わせて適宜調節してください)
A:ラウカ国立公園 国境検問所附近
B:国際道路11号線とパナメリカーナとの分岐点
(Bからアリカ市街へのルートがどうしても設定できないのでここまでのルートとさせていただきます)
______________________________________________
いきなりですが、国際道路11号線(以下「11号線」といいます)の傍らの荒野で、相棒(スズキ "GRAND VITARA")にガソリン補給です(^^;
アリカまで保ちそうもなかったので…;
もちろん、ガソリンスタンド以外の場所での給油は初めてで、セルフスタンドでの給油よりも先の経験となりましたw
今日では状況が変わっているかもしれませんが、私が訪れたプトレ、スリレ塩湖、ラウカ国立公園を含むアリカの周辺一帯のチリ最北部は2003年当時(因みにアリカを含むこの地域は行政的には2006年から第15州(アリカ及びパリナコタ州 "XV Región de Arica y Parinacota")となっていますが2003年当時は第1州(タラパカ州 "I Región de Tarapacá")でした)では、アリカの市街地を離れるとガソリンスタンドがありませんでした(レンタカー会社の方が仰っていました)。
そこで、万一の場合を考えて、レンタカー会社で予備のタンクを所望したところ、貸していただいたのがこのポリ容器とゴムホース;
レンタカー会社の方と一緒にガソリンスタンドまで案内してもらい、灯油を入れるものよりは厚手そうなこの容器にガソリンを入れた訳ですが、相棒にはこの容器を車外に据え付ける仕様にはなっていません…;
当然の成り行きで、小さいとはいえガソリン満タンの容器を車内に持ち込んでのアルチプラーノ周遊ドライブとなりました(||-_-;)
しっかりと口は締めてあったのですが元々緩かったのか;どことなく揮発したガソリンのような臭いが時折漂うので窓は終始開けて走行し(駐車中も上部は開けておく)、世界で最も乾燥した気候の地域での静電気の防止に気を配り、カーブの多い山道走行時の容器転倒防止の為に容器を助手席と後席との間に挟み込んで安全運転…等々、今でもこの時のことを思うと、大惨事と紙一重のデンジャラス極まりない状況であったと、胆が凍結する思いであります(爆)
で、いざ給油の段になって困ったことが。
「容器とホース…どうやって繋ごう…;;」
結局、穴をあけたレジ袋を介して径の違う容器とホースを繋いで、何とか漏れずに給油できる体裁を繕いました(`・ω・´)
ホースと容器のレジ袋との接合部は紐で結わえ付けるという荒業で、ドキドキしながら容器を持ち上げると、ガソリンが問題なく相棒のタンクに流れ込んでいく様子でしたので、胸をなでおろしました(^^;
ガソリンは明るい緑色をしているのですね~…この時初めて知りました。。。
「取扱厳重注意のガソリンを素人がこんないい加減に扱って良いのか;」という思いが頭の中にありましたが、事故もなく無事に給油完了したことだし、結果オーライ!不問に付すこととしました(爆)
タンクが空になったことで危険かつ有毒な臭気を放つ揮発ガソリンからも解放され、すっかり熱風となった外気をようやく遮断してエアコンをかけることができました♪
まぁ、これまでは高地のおかげで外気だけで十分快適だったのですけれどね…(^^;
何はともあれ、これでとりあえずアリカまではガソリンの心配もなくなり、安心して走ることができるようになりました!
1枚でもいいから、このような写真を撮影したかったのですよ~♪
実際は、見えている地平線のところまで11号線が真っ直ぐに伸びているわけではなく、少し手前で右にカーブしているのですが、まだ山下りの最中というのにこのような開けた地形を懐中に抱えるスケールの大きなアンデスを実感することができました。
11号線は港町のアリカから隣国ボリビアの議会及び政府所在都市ラパス(憲法上の首都はスクレ)への幹線道路とはいえ、かなりの時間車の通行が途絶えることもしばしばでした。
通過する車が途絶えると、荒野にポツンと1人取り残されたような錯覚を覚えました。
孤独を愛する性癖があるせいかもしれませんが、不思議と心地よい感覚でした^^
高度が下がるに従って、乾燥の度合いも進んでいきます。
行く手の空には、雲1つ浮かんでいません。
駆け下りてきた背後の山々を望んでいます。
山肌をジグザグに走る白い筋は地図で調べたところ、前日スリレ塩湖との往復時に走った、11号線から分岐したダートな道であったA-23号線のようです。
スリレ塩湖へは、A-23号線から分岐するA-235号線に入るので、A-23号線とは途中でお別れでしたが、A-23号線をそのまま進めば、この見えている白い筋を下って再び11号線に合流します。
11号線は、この画像を外れた更に左方にある山塊を、幾つかの谷筋を回り込みながらプトレから下ってきています。
山側の空には、うっすらとした雲が辛うじてかかっていました。
この雲も、この山のあたりまでが存在する限界なのでしょう…。
給油がてらに、疎らに草が生えている砂礫の荒れ地の眺めをひとしきり楽しんでから、アリカまでの快適なドライブを再開しました!
当初はもう少し先の道程までをこの記事に収めようと考えていましたが、給油についての記述のボリュームが予想以上に膨れ上がってしまいましたので、この記事は一旦ここまでとさせていただきますm(_ _;)m
揮発油の香りはきっと容器の外についていた微量のガソリンから漂ってきたのではないかと思ったけれど、給油後は臭わなくなったということは、やはり蓋がゆるかったのかしら?
それにしても揺れる山道でガソリンを積んで走るのは勇気が必要ですよね。
フランス映画、『恐怖の報酬』を思い出しました(笑)
対向車が怖くてなかなか運転できない私でも、この道だったら快適なドライブが楽しめそうです!
一応漏れ防止にビニルの切れ端をキャップに噛ませてくれて、気休めにはなりました(^^;
まぁ、おかげで「超」安全運転ができた一面もあるのかもしれませんw
確かに「恐怖の報酬」に通じるものがありますね。
ニトロはたらしてドカン!ガソリンは静電気パチリでドカン!ですからね…><
アリカの周囲はアタカマ砂漠かアンデス山脈なので、町を出れば道路はほぼ一本道、気持ち良くドライブできそうです!
次の機会があれば、砂漠の中をドライブしてみたいですね^^