時には、旅の日常

管理人:taろう/旅先で撮ったスナップにコメントを添えて、他にも気の向いた事を綴っていきます。

平成26年春 京都・東山の桜-1~疎水べり

2014-04-03 18:54:04 | 京都
 4月に入り、気温も一気に上昇して春も本番となり、桜も瞬く間に満開となった京都です。

 この週末位を満開と個人的には予想していたのですが、週の前半で早くも見頃を迎えた感があり、別の理由でたまたま休暇を取っていた日の空いた時間を利用して、手近な京都の桜を見て回ることにしました♪

 手始めに、疎水べりの桜を見に向かいました。

 <熊野橋→神宮道>

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 琵琶湖疎水の終端部近く、熊野橋という小さな橋の上から、疎水の流れてきた東の方向を眺めています。

 既に桜は満開の様相を呈していました!



 この疎水べりには、延々と桜の木が植わっていて、桜の花が見頃を迎えるこの時期は、道路側もこのように、ちょっとした桜のトンネル状態となります。

 疎水べりにお住まいの方々は、家に居ながらにしてこの疎水の桜を観賞できる訳で、羨ましい限りです。



 今度は、バスも通る広い通りである、東大路が疎水を跨ぐ橋から、疎水終端部の西の方向の眺めを。
 満開の桜の花に半ば埋もれるように、先程撮影した場所である熊野橋の錆びた欄干が見えています。

 更にその奥の方向には、夷川発電所があり、そこを過ぎると疎水は鴨川の左岸へと至ります。
 正面に見えている山の麓は、この場所からはちょうど京都市街の反対側(西側)にあたる、嵐山の辺りのようです。



 桜が見頃を迎えるこの時期には、十石船も疎水を行き交います^^
 絶好のお花見日和となったこの日は、十石船もお客さんで一杯でした。

 船から眺める両岸の桜もまた、風情のある眺めであることでしょう。

 背後の山は、大文字山です。



 東大路から、疎水に沿って東へ歩いていきます。
 冷泉通(れいせんどおり)というこの通りの歩道もまた、桜のトンネルですね♪



 大きな木一本を丸々桜色に染め上げてしまう桜の花の一つ一つは、こんなにも可憐なのですね^^
 満開の桜の木は毎年目にしますが、個々の桜の花を注視することは今までほとんどなかった気がします。。。

 それにしても、これらの無数の花を一斉に咲かせるのですから、桜の木のパワーは相当なモノですね!



 桜のトンネルは、疎水に沿ってまだまだ先へと続いています。

 手前に袂が見えている橋を渡って東へ行くと、平安神宮へ至ります。



 見事な枝垂れ桜があったので、思わず撮影(電線が邪魔でした;)。
 実際、咲いた花の重みで枝が枝垂れているのではないかと思う位に、鈴なりの花は満開を迎えていました!

 この枝垂れ桜が生えている敷地は更地となっていて、この木だけ取り残されている状態でした。
 以前は大きな邸宅でも建っていたのでしょうか…?



 この日は正に、春爛漫といったポカポカ陽気。

 ノンビリと散策するのに丁度良い温かさで、歩いていても汗ばむことのない快適な気温でした。



 目一杯という感じに咲き誇る桜の花を、今一度アップで撮影しました。
 白い花びらと、おしべに付いている花粉の黄色との、鮮やかなコントラストが素敵ですね。

 間もなく開花するであろう、膨らんで重そうに垂れる蕾にも、風情を感じます^^



 数日前に同じ場所を通っているのですが、この時はようやく咲き始めたなぁ…といった感じで、まさかこんなにあっという間に満開となるとは、夢にも思いませんでした。

 開花のスピードは、それ位の猛烈な勢いでした!
 この勢いですと、週末には早くも散り始めてしまいそうな予感がします;



 朱の欄干が印象的な、三条通から平安神宮までの参道でもある神宮道の橋は、疎水べりから眺めると、満開の桜の中へ突っ込んでいるようにも見えます。

 神宮道の街路樹の濃い緑、少々向こう側に生えている柳の淡い緑、東山の山並みの山肌のバラエティに富む緑…それぞれが桜との対比において、個性的なコントラストを映し出して、とてもカラフルな眺めが印象的でした。

 疎水の水面近くに無数のライト…夜は夜で、幻想的なライトアップがまた、多くの人を魅了するのでしょう。



 疎水から分流して祇園へ至り、鴨川へ注ぐ白川べりもまた遊歩道が整備された散策路となっています。

 澄んだ白川の流れに降りかかる満開の桜、流れに架かる小さな橋…風情あるものが揃い過ぎですねw

 このまま白川沿いを進んでも良かったのですが、進行方向が少し西へ行ってしまい、私の今回企図する方向とは少々ずれてしまうので、引き返して疎水べりに戻ることにしました。



 疎水べりに戻ると、すぐに神宮道との交差点に行き当たります。
 神宮道を跨ぐ大鳥居が、とてつもない存在感を披露していました!

 大鳥居の東側に見えている建物は、京都市美術館です。



 大鳥居の奥に、平安神宮が見えています。
 この界隈は、京都でも珍しく空間の広さを実感できる、貴重なエリアです。

 大鳥居に見送られて、ここから神宮道を南へ下がり、知恩院から円山公園・八坂神社の方面へと進みます。



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2 コメント

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Unknown (kiki)
2014-04-03 23:09:13
taろうさんの仰る通り今週初めはまだ蕾が多く見られ、ここ1、2日で一気に満開になりましたね!
今日が一番の見ごろだった気がします。週末にお花見に行こうと思っていたのですが、明日の雨でどれほど持ちこたえてくれるかです。
皆さん夜桜を見に行かれているのか、夜の烏丸界隈の飲食店はガラガラでいつも混雑のお寿司屋さんもお客は私達のみでした^^ 
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kikiさん。 (taろう)
2014-04-03 23:34:14
私も今度の週末位から見頃を迎えるかなぁ、なんて思ってのんびり構えていましたが、この記事にあるとおりの開花ぶりを目の当たりにし、慌てて方針変更。
桜巡りに出発したのでした(^^;)
もう降り出しているようです、春雨…この雨を何とかやり過ごせば、週末は素敵なお花見となりそうですね!
私としては、ヒノキの花粉を綺麗サッパリ洗い流して欲しいです、桜を散らさずにw
烏丸のお寿司屋さん貸切状態とは!夜桜人気恐るべし!!
そうか、レストランへはこの時期に行けばいいのか。。。重要な情報をありがとうございます♪
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