
京都・東山の桜見物、疎水に別れを告げて神宮道を南下、知恩院の前を通り、円山公園や八坂神社へと歩を進めます。
和らげな春の日射しを浴びながら、ノンビリと、ゆっくりと、沿道の桜等を愛でつつ巡った、心地良い散策が続きます。
<疎水→円山公園・八坂神社>

平安神宮の大鳥居前から疎水と別れて、神宮道を南へ下がります。
三条通を横断した後は、知恩院の前までは上り坂が続きます。
その通り道にある、青蓮院門跡(しょうれんいんもんぜき)の四脚門。
斜めになっていて目を引く石段の両側にも桜が植えられていて、「春の古寺」を素敵に演出していました。
青蓮院は、「門跡」と名乗っていることからもお分かりのとおり、皇室との関わりも深く、「粟田御所(あわたごしょ)」の別名も持っています。

染井吉野はほぼ満開でしたが、枝垂れ桜は少しだけ時期が遅いようでした。
…と、この木を見た時にはそう思ったのですが、この後の光景を見て、この考えは取り下げることに。。。
要は、枝垂れ桜でも木ごとに開花時期にズレがある、ということです(^^;)

知恩院の前まで進んできました。
こうしたアングルで眺めてみると、櫓のような門、石段に石垣…と、「寺」というより「城」といった雰囲気ですね。
門のすぐ脇に、当然、といった風に、桜がありました。
実に風情があります。

先程の門から少しだけ南へ行くと、知恩院の表玄関たる三門が、聳えるように堂々とした姿を披露しています。
こちらも、桜の白い色調とのコントラストの妙を見せてくれます^^
平成14年(2002年)に国宝に指定された知恩院の三門は、江戸幕府の第二代将軍である徳川秀忠の命により元和7年(1621年)建立されました。
威厳漂う立派な門ですが、威圧感よりも、参拝者を優雅に迎え入れている風に感じられるのが、不思議です。

知恩院の三門前を過ぎるとすぐに円山公園の敷地へ進入、更に、西に隣接している八坂神社の境内へ。
一旦、境内を突き抜けて、四条通の東の突き当たりとなっている、西楼門の石段下へとやって来ました。
明るい朱の柱がとても印象的であった、西楼門です。
この西楼門は楼門とも呼ばれ、明応6年(1497年)の建立、国指定の重要文化財です。

西楼門から、南楼門へと移動。
こちらには、石鳥居があります。
この石鳥居は、正保3年(1646年)に建立され、寛文2年(1662年)に地震で倒壊、寛文6年(1666年)に再建されました。
西楼門と共に、国指定の重要文化財です。

石鳥居をくぐると、南楼門があります。
こちらでも、門前の桜が花をつけ始めていました。
南楼門から、再び八坂神社の境内へ入ります。

南楼門をくぐると、正面には舞殿が見えています。
舞殿には、提灯が鈴なりに吊されていました^^

舞殿の背後に、本殿が控えていました。
「祇園さん」らしい、優雅な雰囲気を纏う本殿です。
一般的には別棟となる本殿と拝殿とを一つの入母屋屋根を載せて同一の建物とした、「祇園造」と呼ばれる独特の建築手法を用いて建てられました。
この本殿も、国指定の重要文化財です。

左が舞殿、右が本殿。
本殿の張り出した入母屋屋根が、横から見ると、殊に印象的に見えます。
平日にもかかわらず、この日も大勢の方々がお参りになっていました。

再び円山公園へと移動してきました。
神域を抜けると、それまでの賑やかながらピンと張り詰めた厳粛な空気がやわらぐ感じがするのも、不思議に思えます。

お花見のためのエリアのようです^^
夜桜を愛でる宴のためなのでしょうか…早くも場所取りとみられる人々がチラホラ。
日向ぼっこや昼寝等々、思い思いに過ごしているようでした。

この日は、本当に「春うらら」なポカポカ陽気♪
私も、お弁当持参で来るべきだった?!

さて、円山公園のシンボルといえば、この枝垂れ桜でしょう!
この枝垂れ桜も満開で、必ずしも見頃が染井吉野に比べて遅いということもなさそうに思えました;
咲き乱れる無数の花もたわわな枝垂れる枝の風情が、いかにも京都のイメージにもピッタリですね。

この枝垂れ桜の前で、訪れた大勢の人々が取っかえ引っかえ記念撮影に興じるのも、毎年この時期の風物詩^^
枝垂れ桜は優雅な風で、人々をただ見守り続けます。
日射しを浴びて、花びらが輝いているようですね♪

淡い桜色は、見る角度や方向によっても、微妙に色合いに変化を見せてくれます。
その美しさには、ただため息をつくばかり…な心境でした(^^;)

枝垂れる枝同士、ということでw、左にある新緑の柳との饗宴…といきたかったのですが、柳が遠過ぎました(爆)
色合いだけでなく、姿格好も角度によって、まるで別の木にも見える程の変幻自在ぶりですね!
ヒノキ花粉症(ヒノキ花粉飛散のピーク時と桜の見頃の時期とが重なる)の身にもかかわらず;;、大体毎年この枝垂れ桜には会いに来ていますが、何度見ても飽きることがありません。
ひとしきりこの枝垂れ桜を愛でてから、更に南へ向かって歩を進めます。
和らげな春の日射しを浴びながら、ノンビリと、ゆっくりと、沿道の桜等を愛でつつ巡った、心地良い散策が続きます。
<疎水→円山公園・八坂神社>
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平安神宮の大鳥居前から疎水と別れて、神宮道を南へ下がります。
三条通を横断した後は、知恩院の前までは上り坂が続きます。
その通り道にある、青蓮院門跡(しょうれんいんもんぜき)の四脚門。
斜めになっていて目を引く石段の両側にも桜が植えられていて、「春の古寺」を素敵に演出していました。
青蓮院は、「門跡」と名乗っていることからもお分かりのとおり、皇室との関わりも深く、「粟田御所(あわたごしょ)」の別名も持っています。

染井吉野はほぼ満開でしたが、枝垂れ桜は少しだけ時期が遅いようでした。
…と、この木を見た時にはそう思ったのですが、この後の光景を見て、この考えは取り下げることに。。。
要は、枝垂れ桜でも木ごとに開花時期にズレがある、ということです(^^;)

知恩院の前まで進んできました。
こうしたアングルで眺めてみると、櫓のような門、石段に石垣…と、「寺」というより「城」といった雰囲気ですね。
門のすぐ脇に、当然、といった風に、桜がありました。
実に風情があります。

先程の門から少しだけ南へ行くと、知恩院の表玄関たる三門が、聳えるように堂々とした姿を披露しています。
こちらも、桜の白い色調とのコントラストの妙を見せてくれます^^
平成14年(2002年)に国宝に指定された知恩院の三門は、江戸幕府の第二代将軍である徳川秀忠の命により元和7年(1621年)建立されました。
威厳漂う立派な門ですが、威圧感よりも、参拝者を優雅に迎え入れている風に感じられるのが、不思議です。

知恩院の三門前を過ぎるとすぐに円山公園の敷地へ進入、更に、西に隣接している八坂神社の境内へ。
一旦、境内を突き抜けて、四条通の東の突き当たりとなっている、西楼門の石段下へとやって来ました。
明るい朱の柱がとても印象的であった、西楼門です。
この西楼門は楼門とも呼ばれ、明応6年(1497年)の建立、国指定の重要文化財です。

西楼門から、南楼門へと移動。
こちらには、石鳥居があります。
この石鳥居は、正保3年(1646年)に建立され、寛文2年(1662年)に地震で倒壊、寛文6年(1666年)に再建されました。
西楼門と共に、国指定の重要文化財です。

石鳥居をくぐると、南楼門があります。
こちらでも、門前の桜が花をつけ始めていました。
南楼門から、再び八坂神社の境内へ入ります。

南楼門をくぐると、正面には舞殿が見えています。
舞殿には、提灯が鈴なりに吊されていました^^

舞殿の背後に、本殿が控えていました。
「祇園さん」らしい、優雅な雰囲気を纏う本殿です。
一般的には別棟となる本殿と拝殿とを一つの入母屋屋根を載せて同一の建物とした、「祇園造」と呼ばれる独特の建築手法を用いて建てられました。
この本殿も、国指定の重要文化財です。

左が舞殿、右が本殿。
本殿の張り出した入母屋屋根が、横から見ると、殊に印象的に見えます。
平日にもかかわらず、この日も大勢の方々がお参りになっていました。

再び円山公園へと移動してきました。
神域を抜けると、それまでの賑やかながらピンと張り詰めた厳粛な空気がやわらぐ感じがするのも、不思議に思えます。

お花見のためのエリアのようです^^
夜桜を愛でる宴のためなのでしょうか…早くも場所取りとみられる人々がチラホラ。
日向ぼっこや昼寝等々、思い思いに過ごしているようでした。

この日は、本当に「春うらら」なポカポカ陽気♪
私も、お弁当持参で来るべきだった?!

さて、円山公園のシンボルといえば、この枝垂れ桜でしょう!
この枝垂れ桜も満開で、必ずしも見頃が染井吉野に比べて遅いということもなさそうに思えました;
咲き乱れる無数の花もたわわな枝垂れる枝の風情が、いかにも京都のイメージにもピッタリですね。

この枝垂れ桜の前で、訪れた大勢の人々が取っかえ引っかえ記念撮影に興じるのも、毎年この時期の風物詩^^
枝垂れ桜は優雅な風で、人々をただ見守り続けます。
日射しを浴びて、花びらが輝いているようですね♪

淡い桜色は、見る角度や方向によっても、微妙に色合いに変化を見せてくれます。
その美しさには、ただため息をつくばかり…な心境でした(^^;)

枝垂れる枝同士、ということでw、左にある新緑の柳との饗宴…といきたかったのですが、柳が遠過ぎました(爆)
色合いだけでなく、姿格好も角度によって、まるで別の木にも見える程の変幻自在ぶりですね!
ヒノキ花粉症(ヒノキ花粉飛散のピーク時と桜の見頃の時期とが重なる)の身にもかかわらず;;、大体毎年この枝垂れ桜には会いに来ていますが、何度見ても飽きることがありません。
ひとしきりこの枝垂れ桜を愛でてから、更に南へ向かって歩を進めます。
美しい京都の春の画像の数々、ありがとうございます!
前回訪れることができなかった地区、そして昨年紅葉が若干色づき始めた頃に訪れた東山区の懐かしい景色に再会できてうれしかったです。
でも京都の春の美しさは格別ですね。
枝垂れ桜は通常他の桜よりも若干満開時期が遅く、枝垂れ桜のお蔭で桜が長く楽しめると思っていたのですが、木の状態と日当たりによって、こんなに開花状況が違うものなんですね。
今はどんな大スターもかなわないぐらい、日本人から熱い視線を浴びている桜も、あと1週間ぐらいすると、見向きもされなくなってしまうんでしょうね。
ヒノキの花粉症とはこの時期ツラいですね・・・・。
円山公園のお花見、夜にはすごい事になっていそう。
私はやはり有名所の桜の名所には行かずに穴場の四条下ル天神川沿いに昨日行ってきました。満開の桜が強風に煽られ桜吹雪き状態でした^^
食べる楽しみもあるサクランボ、花を愛でる楽しみも一つ増えそうですw
今年は、東山界隈の、比較的狭いエリアをコンパクトに巡ってみました。
桜も一気に開花して満開になるので、油断がなりません;
週末位を満開と考えてゆっくり構えていたら、週前半でこの見頃っぷりですからね。。。
桜の名所にも事欠かない京都ですが、有名処以外でも、いい桜をそこここで目にすることもよくあります。
枝垂れ桜の見頃には、私も危うくだまされるところでした(^^;)
一気に花開き、あっという間にひらひらと散りゆく様が日本人の心の琴線に触れることが多かったのでしょうね…葉桜になると虫もいっぱい付いてしまい、近寄りたくても近寄れなくなってしまいますw
桜巡りの行程は、タヌ子さんの昨秋の京都ご滞在の記事がデジャヴュになっていたかもしれません。。。お楽しみに!
kikiさんの仰るように、ここは夜桜スポット、昼間は木の前の人だかりも、それ程ではありませんでしたよ。
きっと夜になったら、お花見も本番で、物凄い賑わいとなるのでしょうね。。。
ヒノキ花粉症は、ここ何年か医者にもかからずにこの時期を無難に乗り越えてきたので油断していました…今まで経験した中で、今年が最も重症です(爆)
天神川、穴場ですか…とにかくどの桜スポットも凄い人出で疲れるので、来年体調が許せば;、見に行こうと思います^^
桜吹雪を見られなかったことが、今年の唯一の心残りでした(^^;)