リバーリバイバル研究所

川と生き物、そして人間生活との折り合いを研究しています。サツキマス研究会・リュウキュウアユ研究会

不妊線虫 

2007-04-08 01:11:22 | アユの流し目/雑記帳
新発見の線虫だという。
 線虫の仲間は未分類の領域も多いだろうから新発見そのものは不思議ではないが、女王バチの70%に見つかったということは、普通にいる線虫、ということだろうか。
 もしそうならば、女王バチを不妊にしてスズメバチの駆除に使えるかも、というのは早計なのではないだろうか。

 まず、普通にいる線虫が今頃見つかるくらいスズメバチ自体の研究が進んでいないのではという疑問。
 そして、線虫に限らず、生き物を完全にコントロール出来るかどうか、杞憂かもしれないが、不安を感じてしまう。
 
 まさかとは思うのだが、札幌で見つかったというのはどうだろう。北海道は日本でも外来のハチ セイヨウマルハナバチが多く使用され、逃げ出したハチが野外で繁殖している。
札幌でのセイヨウマルハナバチ目撃情報

セイヨウマルハナバチを介して「線虫」が入ってきて、それを食べたキイロスズメバチに感染したということは、無いよなあ。


女王バチ不妊化の「線虫」発見、スズメバチ駆除策にも(読売新聞) - goo ニュース
☆テキスト版
女王バチ不妊化の「線虫」発見、スズメバチ駆除策にも
2007年4月5日(木)19:44

* 読売新聞

 スズメバチの女王に寄生して不妊にしてしまう新種の線虫を、独立行政法人・森林総合研究所の研究チームが発見した。

 女王を不妊にする線虫の発見は世界初で、新たなスズメバチ駆除策の開発に貢献できそうだという。

 線虫は細長い小動物で、多くは水や土の中で生きるが、一部は他の動物に寄生する。研究チームは、2005年5~8月に札幌市内で77匹のキイロスズメバチの女王を捕獲し体内を調べたところ、約7割で線虫の寄生が確認できた。

 この線虫が寄生すると卵巣が発達せずに不妊になることもわかった。体長約1ミリの線虫は越冬中の女王バチの体内に入り込んで繁殖し、夏ごろには大量の幼虫が孵化(ふか)する。
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